皆さんこんばんは 


稲◯淳二です


暑いですね


もう梅雨ですから


夏も近いですね


夏といえば


やっぱり怪談ですね


今日は世にも恐ろしい話をお聞かせしましょう


テーマは『怨念』ですね


ある男がいました


年の頃、そうですね30代半ばくらいでしょうか


子供も1人いまして


家族3人幸せに暮らしているように見えました


ある日男は同僚に言いました


昨日から息子と奥さんの調子が悪いんだよと


同僚はそれなら早く帰って見てあげないと


と、気を使い言いました


夕方になると男がまた同僚に言いました


今日飲みに行きませんか?


同僚は驚いた


朝に家族の調子が悪いことを聞かされていたから


駄目だ!帰ってあげて!とキツく言いました


男は全く言うことを聞こうとしません


結局男に押し切られるかたちでちょっと一杯引っ掛けに行くことになりました


同僚はそれでも心配でした


本当に大丈夫か?


家の事気になるだろ?


と同僚に聞かれた男は答え始めました


男『良いんですよ。僕は奥さんが調子悪いときに帰ってあげようとは全く思わないんです。むしろ子供も見て家のこともして苦しんだら良いのにって思ってるんです』


同僚『なんかあったのか?喧嘩してるとか』


男『そんなんじゃないんです。本当に別に外から見たら仲の良い家族だと思いますよ』


同僚『じゃなんで?』


すると男は話し始めた


男『僕ね、奥さんが初めての彼女で付き合い始めて本当に幸せだったんです。3年付き合ってプロポーズしてオッケーもらって、大好きだったんですよ奥さんのこと、本当に世界で1番大好きな人だった

そんな大好きな奥さんと婚約までして、式場も決めて着々と結婚に向けて進んでて、本当に幸せの絶頂でしたね。将来を色々と夢見てた時期でした。』


同僚『過去形みたいに話すのやめろよ!今も幸せなんじゃないの?子供もいるじゃん』


男『それがね・・・そんな結婚間近の時期に奥さんの浮気が発覚したんです。友達がね見たんですよ街中で年上のおじさんと歩いてるところ、手まで繋いで楽しそうだったって 僕は信じられなかった。お父さんじゃないのかな?なんてどうしても信じたくなかったからそういうふうに希望を持たせてました。でもね、そこから彼女の職場とか、自宅とか帰り道とか自分で探偵みたいに調査をしてしまって知ったんです。』


同僚『えっ?』


男『職場の妻子持ちの上司との不倫でした。しかもわかってから直接問いただしたらもう1年以上続いてるらしかった・・・そんな女を大切にして婚約で浮かれて幸せを感じてた自分がアホらしくてね』


同僚『まじかよ、すげえ話だな』


男『しかもね、妻子持ちの上司となんてどうすることもできないくせにそっちじゃなくて俺と別れるって言い出したんです。』


同僚『ええ!?ん〜まぁでもそんな女と結婚出来ないわな!別れて良かったんじゃない?でもなんで結局結婚したの?』


男『半年後に頭が冷えたのか、向こうに捨てられたのか知りませんが戻ってきたんです』


同僚『まじかよ根性ある女だなぁ』


男『でしょ?笑っちゃいますよマジで』


同僚『許してあげたの?それでもう一度付き合って結婚したの?』


男『許さないですよ。許すわけないじゃないですか、だから心に決めたんです。こいつと結婚して地獄に落としてやるって』


同僚『・・・』


男『やり直す時にちゃんと忠告はしましたよ。許したわけじゃないから、一生十字架背負って生きることになるよって』


同僚『そんな結婚とかあるか?』


男『だから苦しめば良いんですよ、僕はあのときに今のお前なんかより遥かに苦しい思いしたんですから』


同僚『いやいや、お前間違ってるよ・・・お前も奥さんもなんか間違ってる、怖いよ』


男『だからねアイツが苦しいときこそ俺は帰らないって決めてるんです』


ゾッとしますよね

色々とゾッとするね

怨念ですねある意味

みんな自分の幸せを

自分を

大切にして

本当に正しい選択をしたほうがいいですよ


って話です


幽霊の話かと思った人申し訳ないね

最後までご拝読賜りありがとうございます


テテン