自分をザックリ説明するならそんな感じ


俺は何でもソツなく平均点を取りに行ける


勉強しなくても赤点はほぼ無い


走っても早いそこそこ(50m 6.6だったかな)


中学、高校の部活はレギュラー


背も高く(180オーバー)、


顔も悪くない(誰も言ってくれないから言うよ)


バレンタインのチョコは3〜6個(親族以外で)


仕事も出世街道に乗って


ノルマは与えられた時から一生ギリギリクリア


そこそこ喋れる(結婚式2次会くらいなら司会出来る)


先輩やお客さんにも可愛がられ


同僚の仲間も多く


友達も多い


年収も平均以上で


30代で結婚をし子供にも恵まれる


歌も上手い(ボーカルやってたよ)、

ギターもピアノも少々


ウノやトランプ、将棋やオセロ類は唯一ちょっと弱いかな


但し、俺は基本的に人を信用しない


親でも血を分けた兄弟でさえも


こう言えばそのレベルがわかってもらえると思う


他人などなかなか信用しない


ある意味親の教えでもある


子供の時から

友達が言ってるんだと親に言うと


お前にそう言ってるだけかもしれないだろ

他では別のことを言ってるかもしれない

そう教えられて育ってきた


物事には必ず裏があると


お前に近づいてくる人間は何かしらお前を利用しようとしてるんだと


だからかすごく広く浅い人付き合いが上手になった


これはビジネスを行う上ではこの上ない武器となる


ビジネスライクと言ってしまえば今の時代は理解もされやすいのかもしれない

かと言って付き合いが悪いわけではない


恐らく並の人間より遥かに人脈は広いと自負出来る

飲みに行くコミュニティの数も両手の指では数え切れないし誘われてまず断ることがない


でも基本的に本当の自分を話せる友人はほとんどいない


皆本当のことを言うと嫉妬や妬みが生まれどっかで揚げ足を取ろうとしてくるかもしれない


たま〜に


ほんとたま〜に


40年の人生で3人だけ


同じ匂いのする人間に出逢った


こいつらとはお互いすぐに惹かれ合い


なんでも話せる仲になれた


とても幸せなことである


誰も信用しない者同士が心底信用する仲


俺たちは自分たちの事を何でも平均点男と呼ぶ


誰からも当たり障りのないトゲもないなにもない丸いやつら


どこに出してもだれといてもソツなく場の空気に馴染んで今日もそれなりの結果を残す


こういう人間は大成しないんだって誰かが言ってた


見とけよ


人を信用出来ない臆病で用心深いやつらは


必ず大器晩成なんだと


俺は信じてやまない


いつか、いつかと


この爪を研ぎ澄ませ


全ての状況を確実に把握しながら


少しずつ、少しずつ


前に進む


目立たないけど


確実に前に


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