本日ご紹介するのは、
2011年本屋大賞 」に選ばれた
東川篤哉くんの『謎解きはディナーのあとで』です。
 
謎解きはディナーのあとで/東川 篤哉
¥1,575
Amazon.co.jp
 
 
大金持ちのお嬢様が刑事になり、
その執事がお嬢様から事件の話を聞いただけで謎を解く、
という安楽椅子探偵物の連作短編集。
 
「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」
など、執事の毒舌が楽しい一冊です。
 
がっ! 

どうしてこれが大賞なの?
 
確かに読んで楽しいですし、
謎についての執事の気付きには
ハッとさせられるものがありますが、
大賞というのはちょっと納得がいきません。
 
去年の『天地明察 』やその前の『告白 』に比べると
軽すぎる気がするのです。
 
書店員の方が、本書
「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」
というのは、どんなものでしょうか。
 
 
評価 ☆☆☆
 
 
結果は出ちゃいましたが、
ノミネート作で読んだ作品を順位付けするとこんな感じ。
 
 ①キケン  有川浩 ☆☆☆☆
 ②悪の教典  貴志祐介 ☆☆☆

 ③ふがいない僕は空を見た  窪美澄 ☆☆☆

 ④謎解きはディナーのあとで 東川篤哉 ☆☆☆

 ⑤ストーリー・セラー  有川浩 ☆☆☆
 ⑥錨を上げよ  百田尚樹 ☆☆☆

 ⑦叫びと祈り  梓崎優 ☆☆☆ 

 ペンギン・ハイウェイ  森見登美彦 ☆☆☆

 シューマンの指  奥泉光 ☆☆

 

ん?

 

キケン 』て結構軽くなかったか?

 

 

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