ひとつ前の記事を書いて、書きたくなったこと。


私がやっとる西洋の星占いで使う「ホロスコープ」。
あの、まるっこい図です。

(インドのでは四角かった!)


ホロスコープの描き方も
西洋の星占いの中でもいろいろあるようで
そのほんの一部しか 私は知らないのですが、

私が今日までよく使っているやり方のものを
イメージしながら書きます。




あり得ないホロスコープ。
…というか、ホロスコープ上で 起こり得ないこと。

(※ 今日までに私が知ったもので、思い出せるもの。)



※ 前半は、小難しいことを言います。
分からなくていいです(笑)

後半で、いいこと言います。←をいw




・太陽の逆行、月の逆行

逆行っていうのはですね。
星が、いつもと反対向きに進んでいるように見える
…という現象ですな。


太陽のまわりを地球がぐるぐる回っている
地球のまわりを月がぐるぐる回っている

太陽と月は そんな感じなので
地球から見ても反対向きに進んでいるようには見えません。


でも、
太陽のまわりをぐるぐる回っている地球から
太陽のまわりをぐるぐる回っている 水星や金星、
火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星 を見ますと
なんか複雑に動いてるように見えたりします。

止まって見えたり、ゆっくりに見えたり
反対向きに進んで見えたり、ですな。

その反対向きに進んでいるのを「逆行」、
止まって見えるのを「留」(りゅう) と呼んだりします。


太陽と月が逆行しないはなしは、前にも書きましたね。

これ → 「太陽と月は逆行しない。100%逆行の人はいない」



これは前に書いてたので、今日は 違う話をしようっと。




・水星と金星が、太陽からめっちゃ遠くにある

これが起こり得ない…ということは、
「魅力と言葉は、自分の近くにある」
なんてカッコつけたこと言っちゃっていいのかな?(笑)



太陽系の 星々の並び順、
「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」
を思い浮かべてくださいね。

(「…土・天・冥・海」で覚えた人もいると思います。)



水星と金星は、地球の軌道の内側…
地球より太陽の近くで
太陽の周りをぐるぐるしています。


…ということは、です。

ざざざっと書いた簡易ホロスコープにラクガキしますと、


image.jpeg


地球(図の真ん中)から見ると、
水星と金星は、割と太陽の近くに見えることになる訳です。


太陽が明るすぎて、日中は水星・金星は見えませんね(^_^;)

朝早い時間や 日が沈む頃に
地平線・水平線で輝く金星を
「明けの明星(みょうじょう)」「宵の明星」
と呼んだりしますが、

あれが朝早く東の地平線・水平線近くに見えるのも
日が沈む頃に 西の地平線・水平線近くに見えるのも

金星が太陽の近くにあるから、なのですな。


お!分かりやすいサイト発見!
「国立科学博物館-宇宙の質問箱」水星・金星 編


そんな訳で。

ホロスコープ上で、
「水星や金星が 太陽からめっちゃ離れてる!」
なんてことは、起こりません。


image.jpeg


太陽から めいっぱい離れて見えるところを角度でいうと

水星は 約28°
金星は 約47°

です。


星座で言いますと、
ひとつの星座が30°なので
(※ ホロスコープ1周360° ÷ 星座12個 = 星座1つは 30°)

たとえば水瓶座の方なら… (お誕生月 おめでとう!)

水星は 山羊座か 水瓶座か 魚座に、
金星は 射手座か 山羊座か 水瓶座か 魚座か 牡羊座に、
あることになります。



「どんな人生を歩むか」という太陽の星座が水瓶座なら、

その人は、
山羊座か 水瓶座か 魚座的な言葉で話す。

射手座か 山羊座か 水瓶座か 魚座か 牡羊座的な
チャームポイントや ワクワクや キラキラを持っている。


「魅力や言葉は、自分の近くにある」
というのは、とてもざっくりした言い方だけれど、

水星や金星は、太陽からは そんなに離れられないんだ。



~ ~ ~


水星や金星が 太陽からめっちゃ離れている配置を
世界は 我々には与えなかった。

他にも、起こり得ない配置ってあるんだけど

これは、どういうことなんだろうね。



少なくとも、私が見ることのできるこの世界では
そういうこと…そういう配置を持つ 人や動物や国…は
存在することを許されなかったんだ。

絶対に、存在し得ないもの。

少なくとも 私から見えるこの世界では、
存在することを許されなかったもの。


そして、そんなことを考えていると

私がこの世界に見ることのできるもの、
見ることができるホロスコープは
すべて、世界に存在することを許されている

そんな気分になるんだ。


「ホロスコープ」



【おまけ】

もし、
絶対に存在し得ないホロスコープを描いて
それを眺めていろんなことを考えたら

もしかしたら

数学の、虚数の存在を許した世界を眺めるように
ただ「見える」だけじゃない世界が
我々が生きているのとは違う世界が
…いや、
我々が生きる世界の 「大もと」となる世界が
ありありと見えてくるのかもしれないね。


要検証。