わたしの自己卑下は
という題名で記事をつづってきました。
自分の人生をまとめると
「宗教二世」の「毒親」育ち
になると思います。
どちらも昔はなかった新しい言葉なので
多少違和感がありますけど
的確に自分のことを表せる言葉です。
どちらもわたしのアイデンティティなのに
どちらからもわたしの存在を認められていない
だけど
わたしには唯一無二の親だし
わたしの指針になっているのも
宗教での教えなんだよね。
「女性は愛と許しを与える存在」
とかね。
１世の人って、
ある程度 自己を確立してから
宗教という価値観を
自分の中に入れるんだけど
２世は生まれる前から
その価値観の中にいるので
それが染みついてるんです。
なのでその価値観が絶対で
何が自分を苦しめているのかに
気付くのにすごく時間がかかるし
違和感があっても
そこから外れることは
恐怖を伴うので
なかなかできることじゃないし
すごく時間がかかります。
親のことも宗教のことも
まだ自分の中で整理しきれていません。
ただ
信仰はわたしを縛るモノ
と思ってきたけど
神道や日本の歴史を知ったことで
信仰はわたしを自由にするもの
だと思い始めています。
わたしがこんな不幸なのは
親と教会のせいなんだから
どうにかしろよ!!!!
と被害者ヅラしてましたし
今でもその想いが
完全になくなったわけではありません。
だけど
わたしがいくら吠えたところで
親も教会も変わらないので
自分が変わっていこうと決めて
向き合ってきました。
安部さんの事件で大激震が走りました。
統一教会だけでなく宗教二世全体にです。
わたしの世代がこうなのは
もうしょうがないけど
わたしより20も幼い人が
同じことで苦しんでいるのは
見るに忍びないです。
わたしがしてきたことが少しでも
今、苦しみの中にいる人の助けになればと
思っています。
2023.05