岩手県大船渡市に東海新報社という地域新聞社があります。9月3日に新聞社にお邪魔してきましたがお話を伺っていると地域に根を張ったメディアの高い志とひたむきな地域貢献の姿勢を感じること強しでした。

 15日の「東日本の今」全国30元中継には先日訪問した時にはご不在だった編集局長の佐々木さんに出ていただきますが被災当日から最近までの地域密着のメディア活動はぶれることなく一貫していると感じます。被災直後の動き、しばらく続いた大変な状況での手配り、部数の激減、そして復活等新聞社の動きがまさに情報支援のモデルと感じました。郷土を愛する気持ちが発する大切な言葉がいっぱいになるとおもいます。

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 宮中の収穫祭である新嘗祭に献上する米と粟を育てている竹地区で抜穂祭が行われました。今年は梶原國広さんが担当して春から大切に育ててきました。入念にリハーサルがあって早乙女5人がお手伝いしながら米と粟の穂を抜く?作業をしました、儀式ですので本格的にはあらためて刈り取るそうですが米と粟の出来は良いそうでまずは皆さん安心されていました。

 昨日全く時間がないのにNHKの清盛を見てしまいました。福原遷都の発想がよくわかりました。尋常の発想や生き方の人間では到底考えつきません。あの時代は一人の天才が大きくものをいったんでしょう。今はあのような発想を「文殊の知恵」ならぬ「八百万(やおよろず)の知恵」で少しずつ出し合って全体で統合される中で素晴らしい天才的発想が生まれていくと感じています。

 「八百万人で天才」状態です。

 これは今朝(社)八百万人のお仲間に当てて書いたコメントですが実際に今回の「東日本の今」30元中継につながる話しですので書いてみました。

@30元中継の詳しくはとうほうTVイベントガイド


 「東日本の今」全国30元中継は今回のテーマを後方支援のモデル提案としました。後方支援とは?現地では震災後に山間部だからこそ遠野市が後方支援拠点として活躍してきましたし、今も継続されています。後方支援とは一般的に遠野市のこのような働きをイメージしますが、我が身に照らして考えると自分は何ができるのか?「何ができる」の前にどう考えているのか?どうするのか?に行き着きます。

 わたしは震災後すぐにできることを考え構想し、これまでの1年半余りで準備してきたのがまさに今回の30元中継です。30元中継番組をつくるということが目的ではなく、この30元中継の仕組みを日常的に活用することで東日本の皆さんが「自分自身で」「伝えたいことを必要な時に伝えられる」メディアをもつこと、「自前メディアの創造」が新しいまちづくりを推進するひとつの力になると確信しているからです。その仕組みを創るための実践は福岡県東峰村で日常生活に密着したケーブルテレビ放送で毎日行ってきました。放送、発信がコミュニティ再生に寄与し地域の活性化に大きな効果を上げています。

 今月の1日から5日までやっと二ヶ月ぶりに主に岩手県が主でしたが東日本を訪問し、自分としてはある程度想定していた現状を確かに感じてきました。それは3年前、兵庫県佐用町で起こった台風による集中豪雨で20名の死者・不明者を出す水害の復旧、復興の中で現地の方々と長期的に取り組んで来た経験があったからです。今回は軽々しく言えませんが「東日本の今」の一端でもわたしたちのネットワークでお伝えし、共に考え、共に行動するお仲間づくりをしていこうと考えています。参加することが支援になるボランティア事業です。10年20年にもなるであろう長期交流支援は9月15日からやっとスタート地点に立ちます。


 昨夜夜行バスで岩手県盛岡市から今朝東京に到着、そのまま羽田から久しぶりにきょう熊本に降り立ち、あちこち回って東日本長期交流支援30元中継の打ち合わせをしました。

 午後3時にはNPOくまもと未来の拠点、合志市のすみっこの台所でNPOくまもと未来のメンバーと会いました。くまもと未来はこの13年余りで実に様々な活動をしてきましたがあまりこれまでは発信をしてません。元々地域の自治体やNPO、任意団体の情報発信をサポートする目的で創ったNPOですがそういう活動をしているところこそ情報発信が苦手なことが多いものです。

 今回は東日本の役に立つ事例を3つ程提案、中継しますが、本当はもっともっと日頃からやっていることを随時お伝えするべき時期に来ていると感じます。出し惜しみをするわけではなく態勢が整わないのが理由ですが、きちんと発信しないと勿体ないですね。今日はあらためてそう感じました。


  東北に入って5日目。今回は岩手県住田町を中心に動いていますが会う人会う人に頭が下がります。

 特に今回は後方支援をテーマに30元中継の準備をするために来ました。東日本を応援しょうとする全国のお仲間がまだまだいっぱいいることを被災地の皆さんには知ってもらい、そのお仲間で今だからこそできること、ひとつでもあれば確実に実行すること、ゆっくりゆっくり時間をかけて継続して行くことを一緒に考える場づくりが目的です。

 まだまだ役場の方も民間の方、ボランティアの方も終わることのない(と思われる)作業が日々続いてますので精神的な負担は積み重なるばかりかとおもいます。だからこそ我々が得意なコミュニケーション、情報発信の面で何かひとつでもできることがあればとひたすら現場の方々とお会いする日々です。

@住田町でお世話になった宿のご主人。毎日よく話しを聞かせていただきました。住田川の鮎が美味いので釣り客がわんさか来ているそうです。


昨日やっと東日本の拠点が決まりました。岩手県住田町の役場内にあるトレーラーハウスです。NPO愛知ネットさんが昨年からずっと後方支援をされている拠点ですが場所も人もご協力いただけることになりました。さあ、本格スタートです。まだ12日ありますね。

 

とうほうTV元気興しメディア合宿第3部 

「東日本の今」30元5時間中継実戦編

 テーマは「後方支援モデルの提案」

東峰テレビ局は(社)八百万人と恊働で多様なメディアと手軽なアプリを組み合わせた簡易中継システムを開発しました。マスコミが遠のき、復興の現状が伝わらなくなりつつある東日本全体の情報発信に寄与すべく長期交流支援のモデル化に取り組みます。低コストで自前の情報受発信システムを創り、住民自身が発信するモデルです。
キックオフとも言うべき今回9/15は総合プロデューサーの岸本が震災直後から総務大臣懇談会で提案し、東峰テレビ局、(社)八百万人で実践してきたICT利活用のノウハウを東日本に生かしていただくための「後方支援モデル」を全国の知恵を結集して考えます。

 ■30元中継は9/15(日)正午~午後5時

・番組視聴は八百万人TV  http://www.ustream.tv/channel/yaoyorozutv にて

・主催 東峰テレビ局(社)八百万人

・協力 岩手県住田町、NPO愛知ネット、杉並TV、NPOくまもと未来

・合宿場所○福岡県東峰村○岩手県住田町

*今回は総合プロデューサーの岸本が東日本に入りますので合宿は両会場共に「見学コースのみ」とさせていただきます。

*見学をご希望の方は東峰テレビ局へ事前にお申し込みください。参加費無料(実費のみ)。ただし定員は7人。

 *お問い合わせ、お申し込みは

・電話/0946-23-9107(東峰テレビ局)

・メール/kishimoto@vill.toho.fukuoka.jp

 


 とうほうTV元気興しメディア合宿の第3部は「東日本の今」をテーマに今月13日から16日まで開催します。が、総合プロデューサーの岸本はこの期間中は東日本へ向かうことになりましたので東峰村での合宿は少し内容を変更させていただきます。本日2日に東日本の拠点となる岩手県住田町にて打ち合わせ行脚しますので3日には概要をお伝えします。すでにお申し込みいただいています皆さんには追って修正日程でのご案内をさせていただきます。何卒よろしくお願いします。