
30元中継にも全面的に協力いただいた大船渡市にある東海新報社の紙面に書いていただきました。住田町の横澤さんが送ってくれました。記事はネットでも掲載されていますのでこちらをご覧ください。左欄「各地のニュース」の住田町のところをクリックいただくと出てきます。

30元中継にも全面的に協力いただいた大船渡市にある東海新報社の紙面に書いていただきました。住田町の横澤さんが送ってくれました。記事はネットでも掲載されていますのでこちらをご覧ください。左欄「各地のニュース」の住田町のところをクリックいただくと出てきます。

予想はしていたもののなかなかの手応えがあった収録です。東峰テレビ局地元の中原(なかばる)地区のみなさんに今日は出演いただきました。15日の敬老会では、ばあちゃん陣がバイタリティー溢れていましたが、スタジオに集まられた今日はじいちゃんたちが俄然張り切りなはったとです。
そして15分以上の超過というほど熱い熱い語りが続きました。この熱さです、これからのとうほうTVの求める方向は。やはりテレビ局を出前して回らないと地区の本音や本当に伝えたいことは見えないということが今日の収録でよくわかりました。

今日は朝からコンバインの音がどこそこから聞こえます。東峰テレビ局のお隣の國男さんの田んぼでも長女の旦那さんも手伝って家族みんなでやっています。一緒に手伝いながら撮影もしたいのですが今日は手が離せません。午後から例の春歌ばあちゃん合唱団?!が収録に来るのです。昨日まで四国でしたから間に合うかどうか、大慌てで編集しています。お隣の稲刈りを撮影するチャンスなんですがこの調子では来年ですね。

愛媛県の南端で高知県との県境にある愛南町に来ています。ズバリ!住民ディレクター講座をしてほしいとの話でずっと前から頼まれていたところです。「まちづくりになる住民ディレクターの本質を住民の皆さんにお伝えして実践していきたい」との話なので断る理由は全くありません。喜んでお邪魔しました。
一時、講演をきっぱりとやめていた時期があることはよく書きますが、それは「いい話を聞かせてもらった」「面白かった」との反応はあっても全く実際にやらない地域や人が多かったのでやめたのです。講座となると必ずわたしが実践の場を創りますから本質が伝わります。
さてその住民ディレクター講座を依頼してくださったのは町役場の脇田さんですが今回は愛南リポーターズという任意団体の一人としての立場で呼んでくれました。そして聞いていると5年前に高知県の黒潮町でわたしがやった講座を見学に来られてその時に「これだ」と感じられ、その後ずっと機会をうかがっていたそうです。そしていろんな経緯があってやっと今回、自力で呼べるようになったということでした。
30名も集まると満員になるほどの事務所でしたが実際満員の状態でした。しかも打ち上げにほとんどの人が来られて飲んでからも質問が次々とあって、とうとうイタリア料理店で講座の続きのような飲み会でした。2次会も同じく、でした!声がでかいというのが役立った一日です。
で、少し飲み過ぎ四万十の水を買い込んで飲んでます。
@会場準備中の脇田さん

高取焼宗家にお邪魔していたらとても美味しそうな「なし」をいただいたのでさっそくその「なし」を盛る皿を品定めし、瞬間的に気に入った二つの皿を買わせていただきました。
東峰テレビ局に戻ってさっそく「なし」を盛ってみました。陶器の里にいるとこういうことが楽しみのひとつです。高取は本来は茶器が主流ですが生活雑器としての焼き物も置かれています。茅葺きの家屋、八幡様、陶土を搗く唐臼、登り窯、そして多くの陶器など、そこにいるだけですっかり身体が落ち着きます。さらに窯元の奥様のゆったりとした佇まいが心をも落ち着かせてくださいますので陶器というのはその全体を感じさせて妙です。
勿論、暮らしぶりはそれぞれの窯元によって全く違いますので落ち着くばかりではなく活発になったり、にこやかになったり、逞しくなったりと窯元によって多様性があるところが面白いのです。まもなく秋の民陶むら祭ですがこういう楽しみをお伝えしたいと考えています。

昨日春歌で賑わった東峰村中原地区のばあちゃんたちにとうほうTV「村民ひろば」への出演依頼をしてきました。一人一人のお宅にお邪魔すると一人暮らしの方、お孫さんが元気よく飛び出てくる方、すでに畑で黙々と作業している方などそれぞれの暮らしぶりがよくわかります。
夕方、最後にお邪魔したばあちゃんの家では「料理はさすっと(されるんですか)?」と聞かれ、「はあ、うちの若いもんが」と答えましたらさっそくきれいなにがうり(ゴーヤ)と柚子胡椒をいただきました。まだ晩ご飯には早いのですが今夜は今朝、久しぶりにわたしが作った味噌汁に柚子胡椒をいれて、にがうりは炒めます。
こうやって村を歩けば野菜などをいただくことが多いので東峰村ではばあちゃん経済に支えられているようなものです。東峰テレビ局には大きな厨房がある話をすると仲間のばあちゃんたちでチームを組み「交替で作りにいっちゃろう(行ってやろう)」と言ってくれます。結構本気で言ってくれていますのでそのうちにばあちゃんチームが東峰テレビ局の賄いをやってくれているかもしれません。

東日本から帰った翌日、さっそく、とうほうTVの取材がはじまりました。昨日は敬老会がありました。東峰テレビ局の地元、中原地区でもありましたのでお邪魔しました。最初から何だか賑やかな感じの集まりでした。特に祝ってもらう側の70歳以上の皆さんが元気一杯です。88歳のばあちゃんなんかいまだ4反の田んぼの現役でゲートボールは週2回欠かさなくて地区の選手、歌は歌うは踊りは踊るはでこれはもう凄いばあちゃんです。
聞いてみたら続くばあちゃんらもばりばりの現役ばかりです。元気の秘訣を全員に聞きましたがやはり農作業、草取りなどがベスト3に入ります。しかし宴たけなわになるにつれて本当の元気の秘訣がよくわかりました。何と!!?ばあちゃんたちがずらりと揃ってじいさんを放ったらかして春歌メドレーが始まったのです。
春はよ~いよ~い、ちょいと桜の下でえ~、と次々とはじまります。歌がHな佳境に入るとみんなでワーワー騒いで本当に楽しそうです。そう!昔は男も女も田植えや稲刈りの合間にH歌を歌ったり踊ったりして重労働をはねのけていたのです。黒澤明監督の映画にもよく描かれていますが「七人の侍」で百姓たちが歌ったり踊ったりして楽しんでいる姿やその時の独特の日本的リズムが印象的です。そう!昨日の中原のばあちゃんたちの春歌はまさにあの光景と音の風景を思い出す様な独特の空気感がありました。
男衆を放ったらかして春歌を楽しむバイタリティーにこそ元気の秘密がありました。

「東日本の今」30元中継は東峰テレビ局と(社)八百万人が共催で実施しましたが八百万人のSNSブログのほうではわたしの「声がでかい」ことが放送技術の問題としてクローズアップされています。今回の放送の現実をきちっと振り返り次回に活かそうととても真摯に担当のスタッフが書いてくれています。こういう一つ一つがまさに地域づくりにつながるので「番組はオマケ」の所以です。
そしてその解析ブログを読んでいると全体状況がよくわかります。そしてわたしの持論を書きました。誰一人をも生かす方向でつながっていかないとネットワーク、絆は生きない。それは総合プロデューサーであるわたしもその一人ということです。「プロデューサーだから我慢せえ」では結果的にわたしのプロデュースを殺してしまいます。自分が一番よくわかっています。
わたしがまず生き生きと生きる。いつもここからしかはじまりません。こういうことをすぐに話合える仲間が全国に集まっているのが八百万人です。

4年越しにやっと話したい人とゆっくりと話せました。大船渡漁協のひとつ綾里漁協の佐々木さんです。佐々木さんとは地震、津波の前からたまたま知り合っていました。2008年日経地域情報化大賞のMJ賞を受賞されたときに現地まで行きわたしが東京への中継をお手伝いしました。その時は事前に入り朝の漁にも同行して綾里漁協の皆さんのホタテ漁をされる姿を撮らせていただきました。この時も忙しい最中ではありましたが青年漁業者の熱意と、ずっと寄り添ってサポートされる佐々木さんの姿が印象に残っていました。
そして3・11でした。しばらく連絡がつきませんでしたので心配してましたがたまたま震災後にうかがった大船渡市役所でばったりと出会い、再びお付き合いがはじまりました。年末年始や前回の30元中継にも必ず出てもらっています。昨夜やっと初めてゆっくりと話せました。そして実に短い時間でしたが色々なことがわかりました。
綾里漁協は今復興に向けてとても元気です。その元気の源はやはり予想していた通り東峰村にある日常生活と共通することがいっぱいありました。明日も忙しい中ですが佐々木さんともう一人の漁師の佐々木さんにでていただくようにお願いしています。
明日正午から佐々木さんをはじめ東日本の皆さんにも多数ご出演いただいて30元5時間中継で「東日本の今」をお伝えします。情報はこちら。

朝7時に福岡県東峰村を出て午後3時5分前に大船渡市役所にギリギリセーフでした。見事に列島縦断で8時間です。明後日の中継の打ち合わせはやっと今からですが夕方までの打ち合わせでは大船渡の青年漁業者の力が大きな推進力となって復興に向かっていることがよくわかりました。今から仮設の食堂街にて打ち合わせます。先日3日の昼間に住田町の横澤さんとラーメンを食べた仮設だとおもいます。
@写真は大船渡市の沿岸