玉木代表の剛速球?? | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

人気ブログランキングに参加しています
応援をよろしくお願いします。

 
人気ブログランキングへ

 

 

11日の国会で国民民主党の玉木雄一郎代表がいい質疑をしている。
たとえば、先日成立した緊急経済対策のための補正予算に続く第2次補正予算について安倍総理の前向きな回答を引き出したのだ。

(NHKニュースより抜粋)
第2次補正予算について
国民民主党の玉木代表さらなる経済対策について「第2次補正予算はどのぐらいの規模、どのような内容で、いつ編成するのか。少なくとも、今の国会の会期中には行わなければいけないし、今月中に編成し、第2弾の支給を来月から始めるというぐらいにしないと、収まるものも収まってこない」と指摘しました。

これに対し、安倍総理大臣は「今月14日に、各地方自治体の状況を見て、緊急事態宣言を解除できるところがあるかどうかという判断を行うが、そうした中で、さらなる対策が必要だという判断をすれば、果断にタイムリーに対応していきたい。スピード感が大切なので、対策が必要であれば、この国会の中で対応していきたい」と述べました。

(安倍首相”収束へ着実に進むことができている” 衆院予算委 2020年5月11日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200511/k10012424821000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_009

先日成立した予算にはコロナ終息後のV字回復のためのメニューも含まれているが、主体は自粛の影響を受ける企業や個人向けの緊急支援策だ。緊急事態の出口が見えてきたこのタイミングで追加対策について安倍総理の前向きな答弁を引き出したのである。

さらに、特定野党とは思えない中国や韓国に関する次のような問題提起を行い、これまた安倍総理に「大変重要な指摘だ」と言わせている。

「経済回復した国から買収攻勢」 玉木氏指摘に首相同調
朝日新聞 2020年5月11日 

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、海外の国々が先行して経済回復した場合、日本の土地や企業は「買収攻勢」にさらされるのではないか――。11日の衆院予算委員会で、国民民主党の玉木雄一郎代表がこのような課題を提起し、安倍晋三首相は「大変重要な指摘だ」と応じた
 玉木氏は「日本の経済が悪くなってくると、企業も土地も割安感が出てくる。先行して経済回復した、あえて言えば中国や韓国といったところが買収する可能性がある。経済安全保障の観点から防御策をとるべきだ」と訴えた。

 首相はこれに対し、「我が国の経済構造を安全保障の観点から俯瞰(ふかん)し、脆弱(ぜいじゃく)性に対処するとともに、強靱(きょうじん)化に戦略的に取り組んでいかなければならない」と強調。外国資本による土地取得をめぐる各省庁の調査など、これまでの対応を説明するにとどめ、今後の具体策への言及はなかったが、「投資に対してしっかり目を光らせていきたい」と述べた

https://www.asahi.com/articles/ASN5C44JLN5CUTFK00P.html

思わず「おい!一体どうしたんだ?」と言いたくなる発言だが、彼がたまにびっくりするほどまともなことをいうことは今に始まったことではない。例えば、1月の国会では習近平首席の国賓来日を「世界に誤ったメッセージを送ることになりかねない」と批判している。

しかし、これまでもいいことを言っていると評価すると、次には特定野党に戻ってしまうことが多かった。国会を批判ばかりでなく提言や議論の場にしようとする意欲は見えるのだが、党内を掌握できていないからその姿勢を続けられないのだろう。

これをツイッター仲間の葛西晃さんは「20球に1球は剛速球」と表現したが、私は彼が時々投げるいい球は”剛速球”というよりも”打ちごろの玉”だと思う。
上記の質問などは安倍総理にとってはむしろ「渡りに船」だった。

追加経済対策も経済構造の安全保障の件も、すでに自民党内やネットからも出ている話だ。
官邸もとっくに検討していることだから、玉木代表の質問は相手の狙っているボールを狙っているコースに投げたも同然と言っていい。

一方の玉木氏も安倍総理が上記のような答弁をすることを予測して、他の野党との違いを出そうとしたのではないか。狙い通りネットの保守層からも評価されたから、低迷している政党支持率も多少上がるかもしれない。
 

維新も含めた野党は実際に政権を握ることはない立場だ。
安倍総理がやりたくても党内外の抵抗でなかなか打ちだせない政策を先回りして提案すればいい返事が返ってくる可能性は高いのである。

さて、気になるのが14日の緊急事態宣言見直しがどうなるかだ。
先日のエントリでご紹介した「感染者数と退院者数」が重要な判断基準になりそうだが、そのグラフの最新版を作った。



出口はさらに近づいてきている。

(以上)

 

人気ブログランキングに参加しています
応援をよろしくお願いします。

 
人気ブログランキングへ