反中安倍批判はブルーオーシャン? | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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2003年に中国広東省から拡がった SARS(サーズ)は香港を中心に拡大し、37ヶ国で774人が死亡した。死亡率が高く世界中で患者が出てたこともあり、テレビは連日香港市民がマスクをつけて街をゆく姿を流し事態の深刻さを伝えていた。

ところが、香港事務所の駐在員に会って聞くと、日本のニュースは大げさだと言って笑っていた。テレビではマスクをつけた人ばかり映っているが、あれはそういうところを選んでいるからで、市民は普段とほとんど変わりなく生活しているというのである。

実際、彼らは心配した会社が一時帰国を勧めても断り、通常通り業務を続けていた。
この時もし、今回の武漢のように街全体が封鎖になっていたらそうはいかなかったのだろうが、報道というものがインパクトのある映像や情報を好むことは間違いない。

SARSの時は中国政府がWHOに報告したのが最初の患者が発生してから何ヶ月も経ってからだったことから対応が遅れ、流行の拡大や終息までの時間が長引く要因となった。
だから、今回も中国政府の発表は鵜呑みにできない。

ただ、上記で述べたように、報道もまた実態を正しく伝えているとは言いがたい。
新型ウイルスの正体がまだよく分かっていないうえに、インパクトのある映像や情報ばかり見せられると必要以上に私たちの不安は高くなる。

では、ネットはどうかと言えば、これまたデマや不正確な情報が乱れ飛んでいる。
そしてネットで有名なジャーナリストの中にも、マスコミ以上に不安を煽る人も多い。
そのごく一部をご紹介。


https://twitter.com/KadotaRyusho/status/1220867659572506624

https://twitter.com/KadotaRyusho/status/1220569977519923200

https://twitter.com/SamejimaH/status/1220513231300464641

どこにもも私たちが感染拡大を防ぐために、どう行動すればいいかを考える材料は見当たらない。不正確な情報を元にひたすら政府の対応を批判し不安を煽ると、右も左も同じような感じになるらしい。

門田氏やその仲間たちは、政府が中国当局の発表を鵜呑みにしていると決めつけている。
そして、日本政府はなぜ武漢からの入国をいち早く禁止しない、フィリピン政府のように中国人観光客464人を送還するなど強硬な措置をとらないかと激しく非難する。

しかし、政治体制も法律も防疫体制も違う国と同じ措置を政府の一存で取れるはずがない。
言うのは簡単だが、独裁者とは程遠い安倍総理には習首席やドゥテルテ大統領ような強い権限はないのである。

また、わが政府が感染の拡大状況などについて、独自の調査もせずに中国の言いなりになっていると決めつけるのも間違っている。
例えば、武漢在住の日本人の一人が次のようにツイートしている。


https://twitter.com/JunyaBigdeer/status/1220334969270095872

河野防衛相のツイートによると、武漢に在留する日本人は710名だという。
それらの人たちの状況を電話やネットを通じて確認すれば他のルートから入ってくる情報とも突き合わせてかなりのことが分かるはずだ。

そのような様々なルートや情報源から得た情報を総合的に判断して、政府は国民に対し次のようなメッセージを出している。
私たち国民がいまできることに絞った内容だ。


http://www.cas.go.jp/jp/influenza/novel_coronavirus.html

いま断片的な情報を得ても私たち国民は不安になるだけで何かができるわけではない。
水際作戦は政府に任せ『過剰に心配することなく、マスクの着用や手洗いの徹底などの通常の感染症対策に努め』ることしか出来ないのである。

デマや不確かな情報を拡散したり不安を煽る連中はその妨げになるだけなのだ。

また、水際で止めることばかりが強調される傾向があるが、すでに世界中で患者が発生しており、現実的にウィルスを完璧に止めることは難しい。
だから、政府も次のような考え方で総合的な対策を実施しているはずだ。


https://twitter.com/isashinichi/status/1220899165686784001

伊佐議員は他にも「自国民のことを考えれば、国際協調でしか防ぎえないのが感染症対策の基本」「(中国を排除して)そもそも中国にいる邦人の安全はどうするのかとも述べている。
まったく同感だ。

門田氏やその仲間が習近平主席の国賓来日に強く反対するのは
、それで中国側に圧力をかけて政府の交渉を後押しすることが狙いだと思ってきた。
しかし、それは買い被りだったようだ。

特定野党はネタ不足で困っているが、ここのところずいぶん増えた保守系言論人も目新しい材料は多くない。

そんな中、中国と共にそれとの友好関係を進める安倍政権を叩くのはブルーオーシャンなのだろう。

私たちはこのような扇動に惑わされることなく、まずは「マスクの着用や手洗いの徹底などの通常の感染症対策に努め」ることだ。

(以上)
 

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