安倍総理の考えるポスト安倍は? | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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月刊Aanada2月号の目玉は『習近平と文在寅には一歩も譲りません!』と題した安倍総理のインタビュー記事だ。それぞれ「首席」「大統領」の敬称がついているが、字がすごく小さいから上記のように読める(笑)

月刊Hanada2月号



中曽根総理との思い出から桜を見る会、日中、日韓関係、憲法改正などについて、インタビュアー(たぶん花田編集長)が保守派の読者に変わって突っ込んだ質問をしている。特に、習首席の「国賓」来日については、かなり食い下がって疑問点をぶつけている。

詳細は読んでいただくしかないが、安倍総理は習首席を国賓として招くことに様々な声や批判があることを十分に承知している。そのうえで、アジアと世界の反映のために日中両国が共に責任を果たせるよう働きかけようとしているのである。

インタビュアーは次々と保守派の疑問や意見をぶつけ、総理も丁寧に答えている。
ただ、中国に国際ルールを守らせるように働きかけている安倍総理の考え方を理解していない人は納得しないだろう。

さて、今日の本題。

インタビューの最後のテーマは私が一番気になっている『「四選」と「ポスト安倍」』だ。
四選についてはいつものように明確に否定した後、ポスト安倍に関してこれまでより踏み込んだ発言をしている。

もちろん具体的な名前こそ挙げていないが、誰かを思い浮かべているような話しぶりなのだ。

そこで、総理の発言をご紹介しつつ、いったい誰をイメージしているのか推理してみたい。

ポスト安倍について、安倍総理が自民党は人材の宝庫だと述べると、インタビュアーが「宝庫という割には少し頼りない」と返す場面がある。
それに対して安倍総理は次のように反論している。、

 決してそのようなことはありませんよ。この七年間、安倍政権も山あり谷ありでした。その厳しい時に、地味ながらも着実に汗を流してくれた人たちがいます。誠実さをもって政策を着実に実行し続けた人たちがいる。

これで真っ先に思い浮かんだのが加藤勝信厚労相の顔だ。
仕事ぶりや実績、それに風貌や持っている雰囲気もピッタリに思える。

氏は官房副長官から始まり、その後も、少子化対策、男女共同参画、一億総活躍、女性活躍、再チャレンジ、拉致問題、国土強靭化、働き方改革といった安倍政権の目玉政策を一手に担って来た。拉致問題と働き方改革は現在も兼任している。

汗を流し政策を着実に実行したといえば、河野太郎防衛相や岸田文雄政調会長などの名も挙げるべきだし、ネットで評判の悪い小泉進次郎環境相も農協改革では地味に汗を流して成果を挙げている。

ただ、安倍総理は次のように続けている。

 そういう方々にスポットライトが当たるかどうか。スポットライトを自ら持ってくることが苦手な人もいますが、光が当たれば必ず輝く人材は非常に多いそれが自民党の強みでもあります。

加藤氏はポスト安倍に関する世論調査でいつも最下位だ。
閣僚歴任の経歴などから選択肢の一人にはなっても、なんとなく地味だしスポットライトが当たるような出来事もなかったから知名度が低いのだ。

逆に進次郎氏はスポットライトが当たりまくっているから、実績や実力ではるかに上のはずの菅義偉、岸田文雄、河野太郎、茂木敏夫各氏を支持率で圧倒している。
安倍総理はスポットライトに関して次のように続ける。

 なかにはスポットライトを浴びることばかりにエネルギーを費やしている人もいるかもしれませんが、そんなところにエネルギーを費やすのではなく、国家国民のためいま何をなすべきか、自民党の一員として党をしっかりと支え行動する。あるいは、政府の一員として屋台骨を背負うという矜持をもって、懸命に汗を流している人たちにスポットライトが自ずと当たっていくというのが最も望ましいと考えています。

「スポットライトを浴びることにばかりエネルギーを費やしている人」とは誰のことか?(笑)
進次郎氏かもしれないが、「自民党の一員として」から思い浮かぶのは先日の世論調査で安倍総理と進次郎氏を抑えてトップになった石破茂氏だ。

上記の言葉から分かるのは安倍総理の頭に有るポスト安倍候補は、現在閣僚として活躍する人だけではなく、政府や党で汗を流している人たちもいるということだ。
甘利明税調会長なども含まれるということか。

 

そして、安倍総理はさらにこう続ける。

 場合によっては、私がそのスポットライトをグッと持っていき、光が当たるようにしなければならないとも思っていますが、その時期が来れば、皆さんも自ずと実力を発揮されると期待しています。

安倍総理がグッとスポットライトを当てたいと思う人物とはいったい誰なのだろう?
上記の加藤勝信氏がそうかもしれないし、ポスト安倍に名前が挙がることの少ない西村康利経済再生相、萩生田光一文科相あたりも頭にあるのだろうか。

とはいえ、安倍総理が最も重要視するのは、ライバルが大勢いる中で自らの力で勝ちあがる実力を示せるかどうかだ。
記事の最後は次の言葉で締めくくられている。

 よく「安倍さんは後継を育てていないのではないか」というご批判をいただくこともあるのですが、かつて派閥全盛の時代は、後継を育てるかどうかというよりもお互い叩き合いの、いわば戦国時代のようなもので、そのなかで勝ち上がっていく、それが自民党の基本的な姿とも言える面があります。そもそも私が「誰かを育てる」などおこがましい考えは一切なく、私は皆さんにチャンスがあるような状況をつくるべく努力をしていきたいと考えています。

ポスト安倍レースは混戦状態がしばらく続きそうである。

(以上)
 

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