戦略的日中友好 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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中国中央テレビのインタビューで、安倍総理は「日本国民みんなが習主席の訪日を心待ちにしている」と述べた。国民の一人としてはそんな気持ちはかけらもないが、外交上の社交辞令だと考えればなんということはない。

中国主席訪日に「期待」=中国中央テレビ、安倍首相のインタビュー放送
 【北京時事】中国中央テレビは3日、首相官邸で2日に行った安倍晋三首相の単独インタビューを放送した。首相は中国建国70周年に祝意を表し、来春の習近平国家主席の訪日に関して「日本国民みんなが習主席の訪日を心待ちにしている。令和時代の新たな日中関係のスタートを告げる国賓訪問となることを期待している」と述べた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019100301202&g=int

これに対し、毎日のように尖閣諸島を脅かし、香港では強権的なデモ鎮圧の乗り出している最中に習首席を歓迎するコメントをすることに違和感を感じる人もいる。まして、天皇陛下との晩餐会もある国賓待遇というのは中国に対し媚びているというのである。

レコードチャイナの記事によると、安倍総理の実際の発言は次のようなものだ。

(中国が建国70周年を迎えたことについて)
「まず、中国が建国70周年を迎えられましたこと、日本国民を代表してお祝い申し上げたいと思います。中曽根元総理と共に1980年に北京を訪問しましたが、その時は本当にたくさんの人たちに私たち一行を迎えていただきました。その時の景色と、その後、私が総理になって訪問した時の景色は一変しておりまして、まさに中国の国民の皆さんの努力で大変な成長を遂げられたなと改めてそう思っています」

(日中関係について)
両国の国民の理解が進み、それが国と国との関係を強靭(きょうじん)なものにしていると思います。そして、中国は日本にとって最大の貿易相手国でもありますし、日本企業の(中国の)拠点数は3万を超えています。経済の関係においてもお互いに今、両国経済は緊密なものになっていると同時に、お互いがお互いを必要としている関係になっているんだと思います。この1972年以来の日中関係の発展を、今申し上げた状況が示しているんだろうなと思います」

(習首席の国賓訪問について)
「日本国民みんなが習主席の訪日を心待ちにしています」
「ちょうど中国が建国70周年を迎えた今年、日本は平成から令和に時代が移りました。この令和時代の新たな日中関係のスタートを告げる国賓訪問となることを、期待をしています」


(さらに最後に)
来年は、東京オリンピック・パラリンピックがあります。まあ、ここでもおそらく中国は活躍されるんだろうと思いますが、2022年には中国で冬季オリンピックが開催をされるわけであります。このアジアでこうした大きなスポーツのイベントが連続して開催をされるわけでありますが、そうしたスポーツの分野においても日中で協力しながら、それぞれ成功させていきたいなと思います。政治、外交だけではなくて、人と人との交流、さまざまな分野で日中関係をより強固なものにしていきたいと思っています」
(「日本国民みんなが習主席の訪日を心待ちに」=安倍首相が中国メディアのインタビューに答える レコードチャイナ 2019年10月5日(土) )より
https://www.recordchina.co.jp/b749880-s0-c10-d0052.html

「日本国民みんなが習主席の訪日を心待ちにしています」はリップサービスだとして、他の話は事実を踏まえた妥当なものだ。裏での暗闘は激しいが、経済など様々な分野での交流が拡がり、お互いに韓国のように相手を無視すればいい存在ではなくなっているのも現実だ。

また、日本国民の中国に対する視線は相変わらず厳しいが、中国人の日本に対する見方はここのところ大きく改善している。




明らかに中国からの訪日客の増加と共に対日感情が改善している。
マナー面などで問題も多い中国人客だが、一方では生の日本を自分の目で見て認識を改めているのである。

安倍総理は先日も在日中国大使館が9月下旬に都内で開いた建国70年の祝賀行事にもビデオメッセージを寄せ、その内容は中国国内に報道されている。日本のメディアに比べてはるかに詳細な記事が多くの中国国民の目に触れたことだろう。

もちろん、これは日中友好という建前からの発信であり、中国が世界中でどんなふるまいをしているのかを安倍総理が知らないはずがない。とはいえ、隣国の政情が安定し、国民の対日感情が改善することはわが国の国益につながる

それに、中国を世界のルールを守る国に変えてゆくには、習首席と会談して直接話し合う必要がある。マスコミ向けにいくら厳しいことを言っても一部の自称保守派が喜ぶだけで、そんなことで中国政府が影響を受けるはずがないのである。

だからまずは、話し合いの場に引き出すことが重要なのだ。
そして、すでに中国側が受け入れた「競争から協調へ」「日中は脅威でなくパートナー」「自由で公正な貿易の推進」の3原則に沿った施策の転換を迫る必要がある。

日中貿易戦争、香港問題などで習近平政権が困り切っている時に、首席を国賓として招く。
タイミングは最高
ではないか。
今後もどんどんムードを盛り上げ、相手が戸惑うくらいの厚遇で迎えればいいのである。

(以上)
 

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