安倍総理は保守かリベラルか | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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安倍晋三応援ブログです。
やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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朝日新聞がハンセン病訴訟で大誤報をやらかしたのは、政治部が情報を読み間違ったからだ。

社会部が控訴しないとの情報を掴んでいたのに、安倍憎しのあまりそれらを排除してしまったのである。

地裁の判決が出たとき、私は安倍総理なら控訴しないのではないかと思った。
行政として言い分を通すことも大切だが、元患者や家族の長年の苦しみを思えば、これ以上裁判を長引かせることは忍びない。安倍総理ならそう考えると。

長年、安倍晋三という人物をウォッチしていると、保守として一本筋が通っている一方で、実際の言動や政策はリベラル色が強い印象がある。
安倍総理は著書『美しい国へ』の中で、リベラルという言葉について次のように述べている。


 もともと「リベラル」という言葉はヨーロッパとアメリカでは受け取り方が大きく違う。
 ヨーロッパでは、王権に対して、市民が血を流しながら自由の権利を獲得し、民主主義の制度を作り上げてきた歴史を持つことから、同じ「リベラル」でも、他者の介入を許さないという「個人主義」に近い意味合いで使われる。これに対して、アメリカにおける「リベラル」は、社会的平等や公正の実現には政府が積極的に介入するべきであると考える、いわゆる「大きな政府」を支持する立場だ。
(P16)


そして、自身のポジションについては次のように書いている。


 では、お前はどういう考えの持ち主なのか、と問われれば、私はこうしたアメリカで言われる「リベラル」ではない。「保守主義」、さらにいえば「開かれた保守主義」が私の立場である。(P18)

 だからといってわたしは、ことさら大声で「保守主義」を叫ぶつもりはない。わたしにとって保守というのは、イデオロギーではなく、日本および日本人について考える姿勢のことだと思うからだ。(P26)


そして、皇室のあり方や国家観ではあきらかに保守といえる安倍総理が、実際にはリベラルな政策を進めている背景には次のような考え方がある。


 わたしは、小さな政府と自立した国民という考えには賛成だが、やみくもに小さな政府を求めるのは、結果的に国を危うくすると思っている。国民一人ひとりに対して温かいまなざしを失った国には、人は国民としての責任を感じようとしないからだ。そういう国民が増えれば、確実に国の基盤はゆらぐ。(P170)


「開かれた保守主義」のスタンスをとりながら、「国民一人ひとりに対して温かいまなざしを向ける」のが安倍政治なのである。
その考えがはっきり表れているのが、「一億総活躍社会の実現」という政策だ。

これを「頑張りたくない人に頑張りを強要している」などと曲解する人がいるが、安倍総理は次のように説明している。


『一億総活躍社会』とは何だという声がありますが、先ほど菊池さんから既 
に、分かりやすく説明をいただいたところですが、私の地元、山口県の長門市 
に、歌人金子みすずさんがいますが、彼女の有名な歌に『鈴と、小鳥と、それ 
から私、みんなちがって、みんないい』
という歌があるわけですが、正に十人 
十色
でありまして、それぞれの特色があって、それぞれの希望が叶い、それぞ 
れが生きがいを持てる社会を私は創りたい
。そう思っています。若者も年寄り 
も、女性も男性も、障害のある方も、また難病を持っている方
も、あらゆる方々、 
例えば一度大きな失敗をした人もそうですが、みんなが活躍できる社会を創る 
ために、それを阻むあらゆる制約を取り除いていきたい。こう考えています。 
そうした思いから、『一億総活躍社会』の実現という目標を掲げさせていただ 
きました。 

(第1回 一億総活躍国民会議 議事要旨)よりhttp://www.kantei.go.jp/jp/singi/ichiokusoukatsuyaku/dai1/gijiyousi.pdf


「みんなちがって、みんないい」は多様性を認めあうことの大切さを謳っている
13年前の官房長官時代の著書に書いた『国民一人ひとりに対して温かいまなざしを向ける』という考え方がここにもちゃんと入っているのである。

それが言葉だけではないことは、今回の控訴断念と患者家族への謝罪にも表れている
また、今回の参院選でれいわ新撰組から当選した舩後靖彦さんと17年も前から交流を続けていたという事実もいかにも安倍総理らしい。

それが分かったのは下記ツイートを目にしたからだが、ネットの威力はやはりすごい。

見つけた人のツイート↓

/シタサン\ with spread voter🍎@sitasannblacks
ALSで議事ってたらとんでもないものを見つけた

今回当選したふなごさんと安倍総理、どうも結構親交があるらしい。しかも幹事長時代から
まじか、それなら官邸も相当協力的にやるんじゃないのかな

https://twitter.com/sitasannblacks/status/1153654801814577152


シタサンさんは安倍総理が平成28年の国会で舩後さんとの交流に言及した議事録を見つけたのである。
この時、安倍総理は次のように述べている。


(平成28年5月23日 参議院決算委員会 民進党 足立信也議員との質疑から)

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私は、幹事長時代でありますからもう十五年ぐらい前だと思いますが、千葉県の千葉市の駅前で街頭演説をしていたときに、聴衆の中に車椅子で来ておられたALSの患者さんがおられまして、聴衆の中に入っていって握手をした際に、私のメールアドレスを入れた名刺をお渡しをしましたが、その後、舩後さんという方でございますが、メールが私のPCに参りまして、それ以来ずっとメールでやり取りもさせていただいておりますし、その方の施設にもお伺いをしたことがございます。

 また、この方は詩作をしておられまして、作詞をしておられまして、彼がロックバンドをつくっておられまして、そのバンドの公演、演奏会にも一緒に伺ったこともございます。最近もメールのやり取りをしているわけでございますし、お伺いをした際には、眉毛の神経を少し使ってサインを送りつつ、それを文字に変換をするという形で対話をさせていただいているところでございます。そういう経験は何回もございますし、官邸にもお越しをいただいたことがございます。

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/190/0015/19005230015011a.html


メールのやり取りだけではなく、施設訪問、官邸での面談と何度も会って交流していたというのだ。

誰かのように選挙の時だけ、利用したいときだけ近づくのではなく、17年も前からずっと続いていたのである。こういうところがいかにも安倍総理らしいし、リベラルな一面だと思う。

朝日の政治部記者たちがこの件を知らなかったとしても、安倍総理の日ごろの言動を知っていれば、患者家族のことを思って控訴しないことは予想できたはずだ。
しかし、彼らは実像を見ようとしなかった

自分たちの頭の中で作りだした『弱者に厳しい差別主義者』の虚像しか見ていなかったのである。

そして、社会部などの情報を無視して大誤報に突っ走った。


安倍総理は「リベラル」について、次のようにも述べている。


 日本では、思想的立場をあらわすとき、よく「リベラル」(自由主義的)という言葉が使われる。ちょっと聞くと、なんとなく軽やかで、進歩的なイメージを持つが、考えてみると、これほど意味が理解されずに使われている言葉もない。
 たとえば、かつて自民党に対抗しようとする人たちが、よく口にした「民主リベラル」だが、英語に直訳すれば、Democratic Liberalである。自由民主党の「自由民主」も訳せば、Liberal Democraticである。語順が変わっただけで、いったい、どこが、どう違うのだろうか。
(P16)


自由民主は「Liberal Democratic」つまり「リベラル民主」だという。
そうであるなら、第25代総裁の安倍晋三氏はこの党名にピッタリの総裁だと思う。

(以上)

 

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