イチロー選手と安倍総理 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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安倍批判のためならジュゴンに空を飛ばす連中ならイチロー選手の引退を安倍批判に結び付けないはずがない。それに、彼は「安倍晋三首相のこと、めちゃくちゃ応援しています。ぜひ頑張ってほしいです」などと発言したことがあるからなおさらだ。


https://twitter.com/RibbonChieko/status/1108759262816198662

ここでは「FBの書き込みがソース」となっているが、元ソースは日経新聞に掲載されたビジネスマン向けのインタビュー記事のようだ。


安倍晋三首相のこと、めちゃくちゃ応援しています。ぜひ頑張ってほしいです。政権交代してからわずかな時間でこの流れや結果ってすごいことなんじゃないですか?自分ができることはすべてやる、という覚悟があるように僕には見えます。円が高くなれば『大変だ』と言われ、安くなっても『大変だ』と言われる。批評家の言うことなど気にしないで、ご自分の信じていることを貫いていただきたい。メディアも含めてみんなで盛り上げていきましょうよ」
(「耐える力、負けない」イチローが語る競争世代 40歳 団塊Jrの時代 2013/2/14 )より
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDD0404H_U3A200C1X11000/?df=4

「メディアも含めて・・」の部分が既存マスコミへの皮肉に思えるのは私の思い過ごしかもしれないが、短い言葉の中で、総理としての実績、政策、覚悟に言及している。経済政策にまで触れているが、このインタビュー記事では株と為替に興味があるとも述べ、株式投資の魅力まで語っている。

彼のことだから、下手な評論家などよりよほど確かな目で政治、経済の世界を見ているのだろう。

それを知ったうえでイチロー選手の発言をじっくり味わってみると、安倍総理と考え方や手法に共通する点が多々あることに気付く。

例えば、引退会見で「決断に後悔は?」と聞かれた時は、「今日のあの、球場での出来事、あんなもの見せられたら後悔などあろうはずがありません」と答えたうえで、さらに次のように述べている。


「もちろんもっとできたことはあると思いますけど、結果を残すために自分なりに重ねてきたこと、人より頑張ったとはとってもいえないですけど、自分なりに頑張ってきたとははっきり言えるこれを重ねてきて、重ねることでしか後悔を生まないことはできないんじゃないかと思います」
(引退会見で)


「重ねる」という言葉が何度でも出てくるように、彼は努力を積重ねることでここまで来たとの自覚、自負があるのだろう。

そして、「イチロー選手の生き様でファンに伝えられたことは?」との質問には次のように答えている。


 「生き様というのは僕にはよく分からないけど、生き方という風に考えれば、先ほども話したように、人より頑張ることはとてもできない。あくまでも量りは自分の中にある。自分なりに量りを使いながらちょっと限界を超えるということを続けていく少しずつの積み重ねでしか超えていけないと思う。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて続けられない

 「地道に進むしかない。後退もしながら、あるときは後退しかしないときもあると思う。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく遠回りすることでしか、本当の自分に出会えない自分なりに重ねてきたことを、今日の試合後のファンの方の気持ちですよね。それを見たときに、ひょっとしたらそんなところを見てくれていたのかなと思う」

(引退会見で)

なんと味わい深い言葉だろう。


少しづつの積み重ねでしか超えていけない‥」「地道に進むしかない‥」が、安倍総理の『匍匐前進』の政治手法を思わせる。試合が終わってもイチロー選手の再登場を待ち続けたファンに対する誠実な対応ぶりも、いまも被災地に通い続ける安倍総理に重なるのである。

また、冒頭ご紹介したインタビューの中にも安倍総理の考え方に似ていると感じる部分がある。
例えば、こんなやり取りだ。


(問) 課長クラスなど企業の重要なポストを任されるようになる40歳世代。これまで以上にグローバルな視点が求められ、もっと世界に出るべきだとの声は多い。


「自国の文化になじめず、『逃げ』の手段として外に出ることに意義があるとは思わないが、純粋な思いから世界に出てみることからは学ぶことがたくさんあるように思う。そして自分は完璧じゃないことを知り、でも自分が考える完璧に向かって進んでいく。そうあることができれば、世界のすごいヤツらとも戦えるのではないだろうか」

「僕の場合は米国のごく一部分に触れているにすぎず、とても『世界』とはいえない。それでも野球を通して自国以外の文化や習慣に触れられたことは僕にとっては宝物だ。何より良かったと思うことは、『人の痛み』を察するようになったこと日本人の価値観では考えられないことが次から次へと起こり、心に傷を負ったこともあった。おそらくずっと日本にいては、味わえなかったことだろう。日本人としての矜持(きょうじ)という意味では、米国に行ってからの方がそれまでよりはるかに大きいものになっている」

「余談だが、先日、日本で飛行機に乗る機会があって、搭乗してから2時間待たされた。でも、乗客は誰一人として文句も言わずにじっとしていた。こんなことができるのは日本人だけなのではないか。米国でプレーするようになってから、こういうところで、日本人としての誇りを感じるようになった日本人はすごいんです

(「耐える力、負けない」イチローが語る競争世代 40歳 団塊Jrの時代 2013/2/14 )より
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDD0404H_U3A200C1X11000/?df=4


日本を愛し、文化や習慣、価値観も違う異国で長く活躍しつづけたイチロー選手ならではのコメントである。否応なくグローバル化が進む世界経済の波に飲み込まれないためにも、日本人自身がもっと海外を知る必要があるのだと思う。

それが、日本人としての誇りやアイデンティティをより強めることになるのである。

また、安倍総理の語録には「日本という国は、古来から朝早く皆で起きて、額に汗して働いて、そして、水を分かちあって、秋が迫れば天皇陛下を中心に五穀豊穣をみんなで祈ってきた国」というのがある。

総理の提唱する「瑞穂の国の資本主義」にも、グローバリズムの波に飲み込まれないために「日本らしさ」を発揮するとの考えがある。1月に開催されたダボス会議で「日本がグローバル化のリーダーになる」と宣言した安倍総理も、この考え方に賛同するのではないか。

インタビュー記事は「団塊ジュニア」「就職氷河期世代」と言われる同世代に向けたメッセージと言えるもので、次のようなやり取りもある。


(問) 同世代のサラリーマンは会社の中で重荷を背負う立場になっている。

「世の中にはやりたいことをやれている人などほとんどいない。上司の文句ばかり言っているサラリーマンも大勢いると思うが、本来、やりたくないことに本気で向き合い、好きになろうと努力し、最後は本当に好きになって、結果を出している人は偉いと思う。そんなサラリーマンを、僕は尊敬する」

(同上)

若くて元気なのに安倍政権が掲げる「頑張った人が報われる社会」に反発し、自分の思うようにいかないことを人のせいにしがちな人に聞かせたい言葉である。

東京ドームでは、試合が終わっても驚くほど多くのファンが彼が再びグランドに現れるのを待ちわびていた。記者会見後にすぐに帰国の途につくとの情報もあったから、待っても無駄かもしれないのに諦めずに待っていたのである。

待ちくたびれて寝てしまった私は、翌朝のニュースでその後に感動的な交流があったことを知った。これは想像だが、多くのファンが球場から立ち去らないことを知ったイチロー氏がその期待に応えようとしたのだと思う。

待ち続けたファンの気持ちと、それに感動したイチロー氏。
だから、会見で「決断に後悔は?」と聞かれた時に「今日のあの、球場での出来事、あんなもの見せられたら後悔などあろうはずがありません」と答えたのだ。

イチロー選手は国民栄誉賞授与の打診をこれまで二度も断っている。
現役選手であることがその理由だったから、今度は断る理由がない。
記録も記憶にも残る名選手だが、何より存在そのものが日本人の誇りだ。

是非今度は受賞していただきたいと思う。

(以上)
 

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