「悪夢のような民主党」発言は特定野党への宣戦布告!? | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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やっと明るい未来を語る政治家が総理大臣になりました。しかし、闘いはまだまだこれから。子や孫が希望を持てる国になることを願うおやじです。

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今年は12年ぶりに統一地方選と参院選が重なるが、今後の情勢次第では安倍総理が衆参同日選に持ち込む可能性もある。しかも、実質的に選挙は始まっているから、昨日の自民党大会は党の結束を固め、闘う意欲を高める重要なイベントとなった。

そういう意味で、野党時代の自民党をまとめ上げ、安倍総裁に引き継いだ後も幹事長として政権を支えた谷垣禎一前総裁が党員の前で力強いスピーチをしたことはよかったと思う。
谷垣自民党時代に練り上げた政策が安倍政権の原点になっているからだ。

野党に転落した後、暇になった議員たちは地方を回って党への批判や要望を聞き、党内で議論を重ね政策を磨いてきた。民主党政権の迷走を反面教師にして政権のあるべき姿を探ってもきた。そうして磨き上げた政策は安倍政権に引き継がれ、成果を挙げてきたのである。

谷垣氏のスピーチではスタンディングオベーションオベーションが起きるなど、会場はものすごい熱気に包まれたという。氏がきびしいリハビリを経て事故後はじめて党の行事に登場したこともあるが、上記のようないきさつを知っている党員・党友が多かったからだろう。

氏は最後に「今年は統一地方選・参院選の年だ。それぞれの地域で先頭に立って選挙に勝利し、安倍総裁、二階幹事長のもとで結集して安定した政治を作ってほしい」と述べた。そして、それに刺激されたのか、安倍総理は演説で会場をどよめかせる発言をしている。

朝日新聞よりよほど信用できそうな日刊スポーツの記事から。


安倍首相「悪夢のような民主党」発言に場内どよめく
2/10(日) 20:36配信

安倍晋三首相は10日、都内で行われた自民党大会で演説した際、春の統一地方選と夏の参院選が重なる「亥(い)年」選挙に絡み、前回の亥年選挙で参院選に敗れた経緯に触れ、「(その後)悪夢のような民主党政権が誕生した。あの時代に戻すわけにはいかない」と発言。旧民主党政権を「悪夢」呼ばわりした。

場内はどよめいたが、首相は「皆さん、しみじみ思い出してもらったと思う」と意に介さなかった。「(12年前の)参院選惨敗は総裁だった私の責任で、片時も忘れたことはない。わが党の敗北で政治は安定を失った」とした上で、「今回も厳しい戦いになるが、まなじりを決して戦い抜く。その先頭に立つ決意だ」と述べ、勝利を呼びかけた

(以下略)
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201902100000395.html


公明党の山口代表が2017年総選挙時に「立憲民主党は、あの悪夢の菅政権そのもの」極めて的確な指摘をしたことはあるが、安倍総理はそこまで直接的な表現はしてこなかった。
つまり、安倍総理は、すでに選挙モード、戦闘モードになっているのだ。

場内はどよめいたというから、思いのほか激しい安倍総理の闘志は参加者に伝わったのではないか。
また、「皆さん、しみじみ思い出してもらったと思う」の言葉では、野党時代の苦しさと共に谷垣総裁の元で政策を磨きつつ捲土重来を期したことを思い出す人も多かったはずだ。

選挙前に同志が一堂に会して意思統一を図ることは非常に大切なことだ。
あの合理的なリアリストの織田信長が合戦の前に熱田神宮などで戦勝祈願をしているのも、全軍の気持ちを一つにすることの重要性がよく分かっていたからだろう。

だから、大会に参加した党員や党友に選挙モードの熱気を地元に持ち帰ってもらい、選挙活動に拍車をかけてもらわねばならない。甘利選対委員長が党大会後の熱気が漂う会場で同日選に言及して見せたのも同じ意図だろう。

ところが、せっかく盛り上がった熱気に冷水を浴びせようとするバカがいる。


昨年の総裁選を首相と戦った石破茂元幹事長は、党大会後の取材に、「選挙は始まってから風が変わることもある。過去に終わった政権を引き合いに、自分たちが正しいというやり方は危ない」と懸念を示した。
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201902100000395.html


党大会は同じ政党に集まった同志が間近に迫った選挙戦での勝利を誓いあうイベントだ。
だから安倍総理は「力を合わせて勝ち抜こう」「まなじりを決して戦い抜く。その先頭に立つ決意」と述べて結束を呼びかけた

その熱意が伝わって大盛況のうちに大会が終わった直後にこの発言である。
言っている内容、タイミング、場所とも、いかにもこの男らしいずれ方だ。
それとも、これが相手かまわず後ろから撃つ男のスタイルなのだろうか。

戦勝祈願して皆の気分が高揚している時に大将のやり方に異を唱えるのなら、さっさと敵軍に寝返ればいいのだ。志が違うのに同じ党にいる理由がないではないか。
もし彼が立憲民主党に入っても細野氏の自民党入りよりはるかにピッタリくる。

さて、安倍総理がこれまで思っていても口に出さなかった「悪夢の民主党政権」の封印を解いたのは総裁として最後になる一連の選挙に対する強い気持ちの表れだ。自分が政権を離れた後も安定した政権運営が続かなければわが国は危うい。

そのためにも統一選、参院選、衆院選に負けるわけにはいかない。そんな気持ちの表れが総理総裁としてはかなり過激な発言につながったのではないか。
これに対し、旧民主党の連中がどんな反応を見せるのか実に興味深い

ここまで言われて黙っていては支持者ががっかりするし、逆に騒ぎ立てれば国民が少し忘れかけていた「悪夢の民主党政権」をまた思い起こすことになる。民主党政権時代の悪夢の証拠なら山ほどあるから、話題にすればするほどそれをほじくり返すことになるのだ。

安倍総理はそれを見越した上であえて口にしたのではないか。
宣戦布告を受けた特定野党の連休明けの反応が楽しみである。

(以上)
 

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