「言うだけ番長」はレンホウの「言いがかり路線」から抜け出せるか? | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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民進党の応援団の一つの毎日新聞は蓮舫、前原、タマキンが出馬した昨年の代表選の直前に次のような記事を掲載した。

問われる針路
民進代表選/上 「脱民主」道みえず 人材不足、同じ顔ぶれ
毎日新聞2016年8月30日

 蓮舫代表代行(48)「民進党のイメージを思いっきり変えたい」

 前原誠司元外相(54)「次の選挙は新しい顔が良いということではない」

 今回の代表選の隠れた争点は民進にまとわりつく民主の影をいかに拭い去るかだ。蓮舫氏は清新さをアピールし、前原氏は出馬記者会見で真っ先に民主政権の総括に言及した。

 現執行部の陣容は民主政権時代そのままだ。岡田克也代表(63)は外相、幹事長、副総理を歴任。枝野幸男幹事長(52)は幹事長、官房長官、経済産業相、安住淳国対委員長(54)は国対委員長、財務相といずれも政権中枢を担った。民主政権の主要メンバーが繰り返し要職に就く人事は党内で「メリーゴーラウンド」とやゆされている。

 蓮舫氏が「新顔」を強調するのは、民主の影をひきずる岡田執行部からの刷新を印象付けるためだ。実際は岡田後継。党幹部は「岡田氏は一人一人に電話して『蓮舫をよろしく』と言っている」と明かす。しかも、後見人は野田佳彦前首相(59)だ。党内には「野田氏の息がかかり過ぎだ」(中堅)との批判もある。

 旧維新の党グループの松野頼久元官房副長官(55)は今月上旬、蓮舫氏と東京都内で会談し、次期執行部について「枝野・安住体制では駄目だ」と伝えた。両氏を執行部から外せば支援できるとの含みだったが、蓮舫氏は明確な回答を避けた。前原氏も国土交通相、外相などを歴任し、自ら認める民主政権の「戦犯の一人」だ。

 新党結成後初の代表選にもかかわらず、民主時代の構図が継続するのは、政権の要職経験者に代わる人材が不足しているためだ。衆参2回ずつの国政選挙で敗北し、副大臣、政務官経験者が大量落選したことが影を落とす。政権時代に一時約420人いた国会議員は約3分の1の146人に激減した。玉木雄一郎国対副委員長(47)ら若手が出馬を目指しても、「推薦人20人」のハードルが高くなる悪循環に陥っている。

 中堅議員は「若い人を幹部に登用し、閣僚経験者が支えれば、国民のイメージは変わる」と指摘する。だが、当選2回で抜てきされた山尾志桜里政調会長(42)も埋没気味だ。

(以下略)

全文はこちら→https://mainichi.jp/articles/20160830/ddm/005/010/077000c


民進党の前回の代表選は9月2日告示、同15日投票だった。「民主党のイメージを思いっきり変えたい」と主張して当選した蓮舫は1年持たなかったのである。しかもその間に党の支持率を9.0から5.7%(NHK8月調査)に大きく下げた。

蓮舫は1年前の代表選で『「新世代」の民進党。』と題する「政見」を発表している。


「新世代」の民進党。
file:///C:/Users/%E5%BD%B0/Desktop/renho_seiken.pdf


タイトルに『』を付けているだけでも内容は推して知るべしだが、その冒頭部分は次のようなものだ。




国民の信を失ったとの認識は正しいが、なぜそうなったかの反省がないだから、さらに信を失う結果になったのだ。「私たち民進党には政策があり、それを立案・実現できる人財がいる」などと勘違いしているから「批判から提案・創造に転換」できるはずもなかったのである。

「政権を批判するだけではなく、実現不可能な政策を訴えるのではなく、既得権や癒着と闘う改革政党としてリアリティのある政策を提案し、実現能力があることを示していく」と書いたが、実際にはそれとは逆の方向に進んだ。

蓮舫民進党は提案・創造路線に逆行し、批判(というより言いがかり)や政権の妨害路線を突っ走ってきた。文科省の天下り問題にメスを入れ、国家戦略特区などで既得権や癒着と闘う改革を実行し、実現能力があることを示したのは安倍政権のほうだったのである。

さて、新代表になる前原氏も大臣経験が豊富なわりに政策は漠然としていて、何がやりたいのか、何を目指しているのかよくわからない。ただ「民進党には人財がいる」と勘違いしていた蓮舫と違い、党を変えるためにどうするべきかを今回の「政見」には書いている。


代表選における推薦人制度の見直し、マニフェスト策定プロセスの改革(公開と地
方議員、党員・サポーター、市民の参加)、公認候補者の「党設秘書」の新設など
支援拡充、ブロック会議など地方議員と執行部の意見交換の活性化、地方組織の運
営の自主性尊重、党営シンクタンク創設活力ある人材育成・登用、野党時代にお
ける代表任期のあり方等、躍動感のある党運営に向けて、さらなる党改革を進める。


(All for All みんながみんなのために)より
file:///C:/Users/%E5%BD%B0/Desktop/%E5%89%8D%E5%8E%9F%E6%94%BF%E8%A6%8B.pdf


「私たち民進党には政策があり、それを立案・実現できる人財がいる」との間違った認識がスタートだった蓮舫よりはマシだが、「口だけ番長」が本当にこれを実現できるかどうかが一番の問題だろう。ただ、口だけとはいえ、ほとんど政策を語れなかった蓮舫とはだいぶ違うともいえる。

蓮舫民主党は成果を挙げ続けている安倍政権との政策論争が全くできなかった。そのため反安倍勢力のマスコミに批判ネタを提供する「言いがかり路線」に走るしかなくなり、結果的にさらに支持を落とした。だから、それを横で見てきた前原氏なら多少マシになるかもしれないとの淡い期待を持ってしまう。

もっとも、8月18日にBSフジ「プライムニュース」に出演した時には「蓮舫さんは対案路線を立派にやられてた」と言ったそうだ。
そして、その対案とやらを全く受け入れない与党側に責任を転嫁したという。

このあたりがいかにも民進党らしいともいえるが、これは新代表として前代表の蓮舫を敵に回さないための配慮かもしれない。さらに、「対案路線で行くので提案を受け入れてほしい」との政府・与党に対するメッセージと受け取れないこともない。

安倍政権として理不尽な要求や無茶な提案にはきちんと反論するべきだが、受け入れられそうな提案なら配慮も必要だろう。グーの根も出ないほど論破してしまえばどうなるかは蓮舫民進党でいやというほど知らされたはずだ。

いずれにしても、そのあたりは新執行部がどんな体制になるかにかかっている。デマノ井とかタマキンといった「言いがかり路線」の主役連中が表に出てくるような体制なら、国会の学級崩壊状態はまだまだ続くことになるだろう。

民進党がどうなろうと知ったことではないが、せめて空襲警報が出ている時だけでも、モリだカケだと騒いで政府の邪魔だけはしないでもらいたいものだ。

(以上)
 

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