再び盛り上がる憲法改正の機運 | 猫の遠ぼえ『次の世代に残したい日本』

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最近の世論調査で軒並みに内閣支持率が回復している。直近の産経・FNN合同世論調査でも60.7%と実に3年4カ月ぶりに60%台となった。安保法制が成立したころに40%を切っていたことを思えば、よくここまで戻してきたものである。

そして、この調査で特に注目したいのが、「いまの憲法は時代に合っていない」と考える人が6割を超えたことだ。


「憲法は時代にあっていない」6割超 FNN世論調査
01/30 15:27

憲法は、時代にあっていないとの声が多数を占めた。
FNNが、29日までの2日間実施した世論調査で、現在の憲法が今の時代にあっていると思うかを尋ねたところ、あっていると「思う」は3割(30.9%)で、あっていると「思わない」は、6割を超えた(61.9%)。
 
国会で、憲法改正の議論を加速させるべきだと「思う」人は、半数(56.8%)を超え、「思わない(37.7%)」を大きく上回った。
 
一方、「幼児教育から、大学などの高等教育まで無償化すること」について賛否を尋ねたところ、「賛成」は6割を超え(64.7%)、「反対」は3割(30.4%)だった。
ただ、義務教育と同様に無償とすることを憲法で保障することについては、賛否が逆転し、憲法で保障した方がいいと「思う」は4割未満(39.5%)で、「思わない」が半数を超えた(55.3%)。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00348414.html

尚、質問項目別の詳細は下記から確認できる。


政治に関するFNN世論調査 2017/1/28~1/29
https://www.fnn-news.com/yoron/inquiry170130.html


この調査では「あなたは、憲法改正に賛成ですか、反対ですか」と質問をしている。それに対し2015年(平成27年)7月の調査では「賛成」はわずか37.6%しかなく、反対の54.1%を大きく下回っていた。そして、この時は内閣支持率も39.3%まで落ちていたのである。



憲法改正「賛成」と内閣支持率の推移はかなり連動していることが分かる。最も影響があるのは景気の実感だと思うが、安保法制や特定秘密保護法などでマスコミが騒ぐたびに支持率が下がったことも事実である。

尚、この質問は毎回しているわけではなく、特に集団的自衛権に関してメディアが不安を煽った時期は「憲法改正」か「憲法解釈の変更か」といった質問内容に変わっている。そういう時期がかなり続いた結果、安保法制が成立したころには憲法改正「賛成」はぐんと減ってしまった。

その後、内閣支持率の回復と共に「賛成」が回復傾向にあるが、何といっても昨年11月に「賛成」が一気に回復(55.7%)していることが目立つ。それが、今回の調査で「憲法は時代にあっていない」が6割を超えたことにつながっているのである。

その大きな理由は間違いなく「トランプ大統領の誕生」だろう。11月の調査では「トランプ氏が次期大統領になることは、日米関係に良い影響をもたらすと思いますか、思いませんか。」との質問に67.1%の人が「思わない」と答えているのである。

彼の「日本の核保有は悪いことだとは思わない」「米国は世界の警察官ではいられない」などの発言で、日米同盟のこれからに不安を感じた人は多いだろう。そんな時こそ政権が安定している必要があるわけで、そんな気持ちがこれらの数字に表れているのではないか。

これも「トランプ効果」というべきか。
一時は憲法改正を急がないそぶりを見せていた安倍総理が、仕事始めのあいさつで「改憲議論を深める年に」と激を飛ばした背景には、このような世論の変化があったのである。

つまり、改憲テーマの選定次第では、国民投票で過半数が取れる可能性が高まってきたということだ。そうなると、具体的な改憲内容の議論をしたうえで解散し、発議に必要な三分の二以上の議席を確保することが次の目標になる。

そして、そのカギを握るのが自民党の若手議員たちと、野党の再編のゆくえである。
安倍総理は当面は解散を急がず、追い風の選挙しか経験していない若手議員を鍛えると共に、民進党の改憲に賛成の議員たちの動向を見極めるつもりではないか。


「政変」の酉年 安倍晋三首相が檄 執行部は恫喝 自民若手はどう応えるのか
産経 2017.1.27 01:00

http://www.sankei.com/premium/news/170126/prm1701260011-n1.html


民進党は共産党との共闘で意見が分かれるなど蓮舫代表ではまとめきれないだろう。すでに旧維新グループの分裂など、野党再編の芽が見える。すでに水中に没している泥船は、いずれ溶けてバラバラになる可能性が高いのだ。

また、民進党には改憲に賛成の議員は結構多く、意外に思える名前もある。
参考までにご紹介する下記サイトは2014年衆院選の候補者に朝日新聞が実施したアンケート調査の結果を元にしている。


民進党にも憲法改正に賛成、あるいはどちらかといえば賛成の議員はかなりいる。
http://politics.wealthyblogs.com/archives/5244


改憲に賛成でも「安倍の改憲には反対」と言いそうなのが多いが、野党再編が進めば変わる可能性はあるだろう。そういう意味でも解散を急ぐ理由はないのだ。蓮舫氏が代表のうちに解散したほうが良いとの考えもあるが、蓮舫代表だからよけいに野党再編が進みそうな気がする。

トランプ旋風はいまのところ改憲には追い風になっている。

(以上)
 
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