6月13日(土)札幌「ポレポレ」にてライブ
会場のポレポレはスープカレーの元祖である。
1970年代、若き日のマスターは世界放浪の旅に出る。
インドでカレーを学び、アフリカで貧しいながらも生き生きと暮らす人々に感銘を受ける。
札幌市内に2~3件しかスープカレー屋さんがない1978年(昭和53年)に創業。
店名の「ポレポレ」は、東アフリカのスワヒリ語で「ゆっくり」とか「のんびり」という意味だ。
やさしい和風だしに複雑なスパイスを調和させ、こだわりの卵、厳選野菜を使い、人気のスリランカカレーを完成させる。
奥さんのちかちゃんは沖縄に住んでいたこともあり、みんながくつろげる空間をつくる笑顔の素敵なおかみである。
草木染め布ナプキン「uka・uka」や母乳パッドなどを店内であつかっている。
ここに20年近く通う常連のルゥやバイトくんがポレポレをサポートする。
イテルギター教室の先生古川イテルが、毎週オープンマイクのイベントをしていて、今日のライブを主催することになった。
またもや紋別からよっきー(食養の先生)がやってくるし、
お店の常連さん、ともえ幼稚園の子供たちや家族連れ、50名近い老若男女がカレーをほうばりながらライブがはじまる。
いきなりおもしろいやつが現れたのでオープニングアクトに連れ出す。
23歳の望月翔太(もっちー)は壮絶ないじめられた過去をもつ。
Canonという女性バンドをプロデュースしていたが、10000いいねがフェイスブックでつかなかったときの公約で現在、車ホームレス状態で日本全国を回っている。
最近もっちーは路上ライブをはじめたというので、1曲歌ってもらう。
「まさか人生初のライブデビューがAKIRAライブなんて!」
もっちーが作詞作曲した「プライド」は名曲だった。
主催のイテルがオリジナル曲「お絵かき」と「走れ黄色いバス」を歌う。
イテルの声は少年のように伸びやかでいいねえ。
さあ、お待ちかねのAKIRAライブいくぞー!
1.光の子供たち
2.Hello my mom!(ヤスヨ&ヨシヤ母子に捧ぐ)
3.敗北じゃんけん
4.ハイボクノウタ(優敗者スミヨシに捧ぐ)
5.勇者の石
6.In the name of love
7.Sunday
8.ミタクオヤシン(ギター:イテル)
9.ウレシパモシリ(ギター:イテル)
10.PUZZLE
後半イテルが「ありがとう ごめんね 」を歌うとき、ジャンベの小森さんが参加する。
小森さんは世界的なスノーボーダーで、ロシアでは軍のヘリコプターで山頂に上がり滑降するなど命知らずの男である。
11.Traveling man(ジャンベ:小森さん)
12.idiot(ジャンベ:小森さん)
13.これがわたしの家族です(ジャンベ:小森さん。ギター:イテル)
14.ママのスケッチブック(ジャンベ:小森さん。ギター:イテル)
15.千年桜(ジャンベ:小森さん。ギター:イテル)
16.家族(ジャンベ:小森さん。ギター:イテル)
17.Happy birthday(イテルの母ユキエさんに捧ぐ。ジャンベ:小森さん。ギター:イテル)
18.えん(ジャンベ:小森さん。ギター:イテル)
19.ありがとう(ジャンベ:小森さん。ギター:イテル)
20.MOVE!(ジャンベ:小森さん。ギター:イテル)
21.なんくるないさ(ジャンベ:小森さん。ギター:イテル)
イテルの母ユキエさんは7月1日に誕生日をむかえる。
英語がネイティブのようにうまくて、おしゃべりで、むっちゃかわいいお母さんである。
アスペルガーだったイテルは、こんなお母さんに育てられたから明るく自分の道を進んでいけたんだなぁ。
ともえ幼稚園のママたちによる「昭和ダンザーズ」が登場し、沖縄できたえたちかちゃんのカチャーシーが炸裂し、アンコールにつぐアンコールで終わらないじゃん。
ともえ幼稚園ママだったMも子供の不登校や夫のDVによる離婚などさまざまな試練をくぐっている。
悲しみの扉をくぐったものだけが真の喜びに到達できる。だからこそMの笑顔は人を幸せにできるんだ。
世界中の神話を研究したジョセフ・キャンベルが言っていた。
「英雄とは死の恐怖をくぐり人々に命を与えるものである。ならば出産という試練を乗り越えた母たちこそが本物の英雄ではないのか」
左がなおちゃん
なお(奈穂)ちゃんが病院を抜け出して(許可はもらってる)またライブに来てくれた。
なおちゃんは高校でバンドもやり、スノーボードでバリバリ滑っていたが、2012年に大腸癌が発見され摘出手術を受けた。
オレもいろいろアドバイスし、ニンジンジュースで酵素をとったり、横浜のイーハトーボクリニックへいったり、治療にはげんだが、2013年にガンが肝臓に転移し、3月ぐらいから腹水が溜まるようになった。
11歳、9歳の双子、2歳の4人の子供を育てるママである。
旦那の森ちゃんも妻の介護、子育て、仕事と大活躍だ。
オレは電話による出前ライブをおこなうが、よかったらみんなも祈りプロジェクトに参加してほしい。
祈りは祈られる側だけでなく、祈った側も健康になる。
祈り方はなおちゃんの写真を見て、想うだけでいい。
「ガンよ治れ」という指示的な祈りより、
「なおちゃんにベストのことが起こりますように」と、
神聖な気持ちで祈るのが効果的だ。
※奈穂子ちゃんへの励ましメール
naokosunrise7@gmail.com