第四回宮紋音楽祭2@愛知県鈴鹿市 | New 天の邪鬼日記

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11月24日(土)愛知県鈴鹿市 第四回宮紋音楽祭 二日目
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お母さんが言っていた。
「宮原家は代々人が集まる場所で、会合やお祭りを開いてはたくさんの人たちが賑やかに過ごしていたのよ」
家には先祖や訪れた人たちの魂がしみついている。宮原家のオープンであたたかな空気にひかれ、今日も50人もの観客が集まってくれた。
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子供たちは最前列に陣取り、「ウサギさん早く歌ってー!」とノリノリだ。
福島から移住してきた家族や近所のおばあちゃん、ミュージシャンやアーティストもたくさん聴きにきている。

さあ、宮紋音楽祭二日目のはじまりだ。
待ちかねていた子供たちのために、オレは「Hello my mam!」をオープニングに歌った。
一曲目から涙を流しているお母さんがいるねー。赤ちゃんも手をたたいて喜んでいる。
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あぱっちの歌は観客を南米に連れ去ってしまうような郷愁がある。彼自身がすばらしいシャーマンだからだ。
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ゲストのひとり目は宮古島のジーマだ。
ジーマは亡くなったおばあの祈りを思い出してつくった歌を歌った。
宮古島で祈りのことは「うーとぅとぅ」という。ジーマのおばあは「生きてるだけですばらしいんだよ。それを思うことが本当のうーとぅとぅだよ」と教えてくれた。
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ふた組目のゲストはスペインギターの丸山太郎さんとフラメンコダンサーの加藤おりはだ。哀愁漂うギター旋律におりはが美しく舞いあがる。
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「祈りの歌」で入院中のお父さんと海くんへ祈りをささげる。
海くんのお母さんの友人が観客できていたので、お母さんに電話をかけ携帯から歌を聴いてもらった。

「ヒーローインタビュー」というワークをやる。2人1組になり、相手がくぐってきた試練をインタビューし、インタビューアーがそれを発表するというものだ。
口がひとつ、耳が二つあるということは、話すことより聞くことが大切だということ。すべての人間がヒーローだということを知ってほしい。
高知県出身の女性Mさんは、妊娠中に両親を同時に亡くすという試練をくぐり、命の大切さを思い知ったという。

観客最年少のねん(然)がひろぴーの太鼓にひかれてにじり寄ってきた。
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ひろぴーが自作の楽器をえさにあやしてみる。ねんはお気に入りの太鼓のバチを手に、「家族」のバッキングを担当してくれた。
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1、 Hello my mam!
2、 ウレシパモシリ
3、 輝け日本ハイボク大賞(ワーク)
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4、 ハイボクノウタ
5、 祈りの歌
6、 ヒーローインタビュー(ワーク)
7、 祝福の歌
8、 ミタクオヤシン
9、 佐藤さんの話
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10、 パズル
11、 背中
12、 家族
13、 MOVE! MOVE! MOE!(アンコール)
14、 そらのやくそく(アンコール)
15、 ありがとう(アンコール)
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2階の床がぬけそうなのでアンコールは座って踊ってもらう。
まるで地球の縮図のように、赤ちゃんも若者も、お母さんもお年よりもいっしょになって音楽を楽しむ。
年代別に檻に閉じ込められてしまった現代では、こういうライブってなかなかないからね。だけど村祭りみたいなライブこそが本来ある姿だと思う。
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打ち上げはお母さんが体にやさしい夕食をつくってくれて、観客のトモとケイスケがマクロビ料理や鯛の刺身を持ちよってくれる。
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宮紋音楽祭は、盆や正月を家族といっしょにすごすようで、最高にパッピーな2日間だった。
すばらしい時間をつくってくれたあぱっち、こなみ、お母さん、心からありがとう。
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