11月23日(金)愛知県鈴鹿市 第四回宮紋音楽祭 一日目
100年の歴史をもつ宮原家で「第四回宮紋音楽祭」を主宰するのは、オレの愛弟子アパッチひろぴーだ。
昨年オレとひろぴーは20年ぶりの再会をはたし、その後開催された第三回宮紋音楽祭にオレを呼んでくれた。
世界の楽器を輸入する貿易商をしていたお父さん、美味しい自然食をつくってくれるやさしいお母さん、パートナーのこなみといっしょに幸せな時間をすごさせてもらった。
今年はお父さんが入院しているので、お母さんとこなみが音楽祭を支える縁の下の力持ちをしてくれる。
近所のおばさん軍団をはじめ、子ども連れの家族、三重県各地や岐阜、大阪や関西方面など、60人もの人々がつめかけてくれる。築100年の床がマジできしんでいる。
オープニングは主催ひろぴーの弾き語りだ。
「僕は父親、母親からあふれるほどの愛情をそそいでもらいました。僕のわがままで南米に行ったきり9年も帰らず、世界を旅させてくれました。世界中のご飯を食べたけれど、僕はお母さんがつくるご飯が世界で一番美味しいと断言できます。お母さん、普段は言えないので、ここで伝えさせてください。僕を生んでくれてありがとう!」
60人のジャンケンを「負け」抜いて日本ハイボク大賞を受賞したのは名古屋のゆみちゃんだ。ゆみちゃんは大喜びだ。
「負けつづけてきたかいがあったわ!」
ぎゅうぎゅう詰めの観客がむきあって「ホメサピエンス」のワークをする。ホモサピエンス(人間)がホメることによって進化すると「ホメサピエンス」になるのだ。
子供たちから「アキラさん、ヒーロー歌って!」とリクエストがはいる。
ウルトラマンから仮面ライダーまで、「ヒーロー」は子供たちにウケルなあ。
IWAさんは昨日突然ふらっとひろぴーの家をたずねてきた。
「近くまできたから今から遊びにいくよ」
シャーマンのたたずまいで独特のカリンバを奏でるIWAさんは北欧民族の言葉、サーミ語を話すすばらしいアーティストだ。
トリタニタツシさんはスウェーデンの伝統楽器「ニッケルアルパ」を演奏してくれた。北欧の言葉で、ニッケル=鍵盤、アルパ=バイオリンという意味で、まさしく鍵盤のあるバイオリンなのだ。深みのある音色は北欧の雪景色を思い起こさせる。
ひろぴーは世界中の楽器を演奏し、びっくりするようなオリジナル楽器を自分で作ってしまう。
子供たちはひろぴーのへんてこ楽器に興味津々だ。ライブ中はひろぴーといっしょに太鼓をたたきだすので、ドキドキだ。
1、 雲のうえはいつも晴れだから
2、 Traveringman
3、 輝け日本ハイボク大賞(ワーク)
4、 ハイボクノウタ
5、 ホメサピエンス(ワーク)
6、 だいじょうぶマイフレンド
7、 ウニヒピリ(インナーチャイルドのイメージング)
8、 あなたは大切な人です
9、 HERO
10、 佐藤さんのミニオペラ
11、 くしゃみをした朝
12、 佐藤さんの話
13、 パズル
14、 The profession
15、 Hello my mam! (生まれる前のイメージング)
16、 家族
17、 MOVE! MOVE! MOVE! (アンコール)
18、 なんくるないさ(アンコール)
19、 そらのやくそく(アンコール)
20、 えん(アンコール)
21、 ありがとう(アンコール)
ワークショップもふんだんに取り入れたのでまたもや4時間近いライブになってしまった。
もう盛り上がりすぎてしょうがない。
これは誰にも止められないから、いくとこまでいくっきゃないっしょ。
もう新しいAKIRAライブは楽しくってたまらんぜ。
観客はまるで臨死体験で生き返った人のように新しい自分に出会えた喜びをかみしめる。
心から微笑めるのは、本来の自分にもどれたからだろうね。
きみもぜひ新生AKIRAライブを体験しにおいで!