熱い想いですごく長すぎたり、
「まだ書いてないのー！」みたいなタイムラグがあったり、
ごめんねー。
グログ「燃え尽き症候群」でたくさんの人が消えていくなか、もう10年近くも毎日書きつづけている。
いやあ－この2日間は、ハードスケジュールである。
5月13日のライブ2本＋打ち上げミニミニライブが終わった夜中、ライブにきてくれたインド常連ライチとミユキの車で1時間、北へ走る。
今度チャリティーライブをやる知的障害者施設「かりいほ」へいき、泊めてもらった。
かりいほは那須の奥深い山の中にあり、昨日の夜はここまま埋められるんじゃないかと思ったが、朝起きてみると緑にかこまれたさわやかな風景である。
かりいほＨＰより仮の庵を意味する「かりいほ」は、社会で非行や窃盗や暴力などさまざまなトラブルを起こしたことによって地域で暮らしにくくなった中軽度の知的障害者を受け入れている。
かりいほは、３０年の歴史でのべ１８０人を受け入れてきたという。現在も30人が暮らし、安定すると東京などもとの地域へと帰っていく。ＮＨＫの「福祉ネットワーク」などさまざまなマスコミで取り上げられているように全国でもめずらしい独自な取り組みをしている。
職員のライチに連れられ、まずはみんなといっしょに朝食をとる。
photo by MIYUKIオレは重度の知的障害者施設で何度もライブをやっていたので、中軽度の人たちの礼儀正しさにびっくりしてしまう。
「おはようございます」
ドレッドにひげの珍獣にみんなが集まってくるが、ふつうに話しかけてくれる。
長靴をはいた施設庁、石川さんが自ら案内してくれる。白髪交じりのストレートヘアーに少年のような笑顔が印象的だ。（ちょっと森田健作似）
建物は建築デザインで賞をとったほどかっこよくて、生活する人のつかいやすさを優先している。
かりいほＨＰより野菜を自給自足する畑や貴重な収入源である茶畑、
左が施設長の石川さん。photo by MIYUKI炭焼きの窯やドライフラワーのフラワーデザイン工房、寮やふたり部屋、他人といっしょに暮らせない人のひとり部屋などを見せてくれる。
かりいほＨＰより中心にある庵で石川さんがみんなを集めてくれた。
photo by MIYUKI「ミュージシャンのアキラさんです。自己紹介してください」
いきなりなので、ちょっとあせる。
「はじめましてアキラです。歌を歌いながら全国をまわっています。いつかかりいほでライブをやりたくて昨日泊めてもらい、今日みんなと朝食を食べてからいろいろ見学をさせてもらいました」
石川さんが言う。
「なにか質問のある人は手をあげてください」
「どんな音楽をやるんですか？」
「自分で書いた歌をギターを弾いて歌います」
「一曲歌ってくれませんか？」
おおー、見学にきたのに、いきなり歌うのか。
しかしまっとうでストレートな質問である。こういう「壁の薄い」感覚が大好きだ。石川さんに聞くと、笑顔でうなずいた。
「歌いましょう」
photo by MIYUKIこんな場合、どの曲がいいのかな?
オレの脳は、つーか無意識は、1秒のあいだに数百曲の持ち歌を検索する。
「家族」、「パズル」、「だいじょうぶマイフレンド」、「Born to love」……
よし、これだ！
「ハローマイマム!」だ。
ここにいるみんなは今、お母さんからはなれて暮らしている。
愛情をそそがれた子もいるし、虐待を受けた子もいるし、お母さんを亡くした子もいる。感情表現がストレートなだけに、体を揺らし楽しそうにリズムをとる子もいるし、じっとうつむいたり泣き出す子もいる。
by TOSHI
大きな拍手が起こった。
ある意味でここはひとつの小宇宙であり、自給自足型のコミューンであり、未来の部族でもあると思った。
しかし石川さんはさらに大きなビジョンを描いている。
「ここにくる人たちはほとんどが東京の人で、仮の庵の名のとおりいつか帰っていくんです。そうするとこのまわりの人たちとコミュニケーションがとれない。だからアキラさんのライブもここの人たちだけでなく、地域の人たちといっしょにやりたいんです」
べてるの家が「社会復帰」をめざすんじゃなく、「社会を復帰させる」ことを目標としたように、かりいほも地域社会とつながろうとしている。
まだライブの日にちはわからないけど、ゆっくりとゆっくりとかりいほとつながっていこうと思う。
はじめに、この2日間がハードスケジュールとい言った意味は、2日で4回ライブというより、オレにとってあまりにも「大いなる学び」が連続したからだ。
不登校の子どもたち、
死を乗り越えていこうとする人たち、
知的障害をかかえる人たち、
オレは今まで、社会から排除された人たちによってたくさんのことを学んできた。
オレの直感が言う。
時代の大きな分岐点に立つオレたちに、
未来の生き方を、
本当に大切なものを、
教えてくれるのは、
はじき出された者、
さげすまれた者、
悩みをかかえる者、
生きづらい者、
弱き者、
かもしれない。
さあ、今日はいよいよ「だいじょうぶマイフレンド」をきみが作詞するワークショップ、
明日は広島で原爆を体験したおじいちゃんとのコラボライブだ。
主催者が心配するほど予約がきているらしいが、「いってみよう！」ときみの直感が言ったら動け!
満員になっても絶対入れるから、だいじょうぶマイフレンド！
※ライブスケジュール
５月１６日（土）東京北千住「コズミックソウル」にて「だいじょうぶマイフレンド・ワークショップ」＆ライブ
東京都足立区千住１丁目２２－９（北千住駅より徒歩１０分。地図） 電話03-3882-7050
世界で自分だけの「だいじょうぶマイフレンド」をAKIRAといっしょにつくろう！ コンビニバイトやキャバクラバイトや営業マンの本音を描いた名曲「だいじょうぶマイフレンド」の歌詞を参加者全員に自分の仕事や人生として書いてもらいます。ワークショップ形式で歌にはまるようAKIRAがマンツーマンで指導しますのでご心配なく。なにも用意はいりません。
開場19:00 だいじょうぶマイフレンド・ワークショップ19:30 ライブ20:30 交流会22:30
チケット2000円＋1ドリンクオーダー
５月１７日（日）東京向島「フルハウス」 《【いのちの奇跡】に気づく！！》被爆証言＆ミニライブ
東京都墨田区東向島3-4-2 （地図）TEL : 03-3610-1378
開場13:30 被爆証言14:00～ ライブ16:00～
チケット2000円（ライブのみも可 ただし料金は同じ） 完全予約制（限定２０名）
予約 cawasemail@yahoo.co.jp / ０５０－３３９９-８６２５ 名前と人数お知らせください
5月23日（土）静岡県伊豆「一枚の板 かりゆし工房」にてライブ。ゲスト：アシリ・レラ（アイヌ民族の語り部）。ピアニスト：nori
静岡県伊東市富戸1101-31（地図） TEL&FAX：0557-51-2002
開場 16：45 開演 17：15 交流食事会 20:30
チケット￥2000（1ドリンク付） 食事会費￥2000
レラさんのカムイユーカラ（神謡）、ウエペケレ（昔話）など、アイヌの知恵をお話してもらいます。レラさんのもとにかよい小説「風の子レラ」の作者でもあり、ミュージシャンのAKIRAが世界中の先住民から学んできた知恵を歌にしたライブとたっぷり楽しんでください。
5月24日（日）静岡県伊豆下田市「By The Sea」にてビーチライブ。
吉佐美大浜（下田駅から南へ車で１０分。バスもあります。地図）
静岡県下田市吉佐美2248-2 TEL O558-22-1555
チケット2000円 開場 15；30 開演 16：00 交流会18:00
ビーチマニアであるオレの夢が実現した。海をバックにビーチで聴く野外ライブです。（雨天の場合、13代藩主、鍋島直泰の別荘）
5月30日（土）東京東中野「プリズン東京」にて「Mission Positive Vol.7」フェスティバル・ライブ
東京都中野区東中野４－９－１ 第一元太ビル地下１Ｆ（新宿より中央・総武線の東中野駅の東口北側出口から徒歩１分。地図）
時間: １３：００～２１：００ （時間中出入り自由） 料金：￥２，５００
By momo クリックで拡大6月5日（金）新潟県長岡市「笹森亭」ライブ
長岡市宮内４丁目9-28（地図）
開場18：00 開演19：00 チケット2000円（１ドリンクつき）
問い合わせ：090-7402-1039（担当：かな）
6月6日（土）新潟県新潟市総合福祉会館（地図） 視聴覚室 脳性まひブラザーズ・プレゼンツ・AKIRA＆マチオ・オペラライブ。母が焼身自殺を図ったマチオの自伝オペラ
OPEN 18:00 START 18:30 20:00終了予定 参加費 300円
〒950-0909 新潟市中央区八千代1-3-1 TEL 025-248-7161
主 催：「家族の証」実行委員会(新潟市補助事業）
後 援：こわれ者の祭典実行委員会 生き様発表会
お問い合わせ：有限会社ナマラエンターテイメント
TEL 025-222-1125 E-mail office@namara.tv
6月 9日（火）新潟県新潟市総合福祉会館 視聴覚室 「はぐれ者の祭典」
新潟市中央区八千代1丁目3番1号)025-243-4366
新潟市で「はぐれ者」として個性的なパフォーマンスを繰り広げる者どもの祭典。
特別ゲストAKIRA（栃木県日光市・歌手・アーティスト）ピアニストnori。
開場18：30 開演19：00（20：30終了予定）
出演：月乃光司・木林おず(予定)・アイコ・松崎友紀(ダンサー)・AKIRA(特別ゲスト)
参加費：500円（当日のみ）
問い合わせ：TEL 070-6666-9940(はぐれ者実行委員会）
6月11日（木）新潟県新潟市 子育て支援「ドリームハウス」にてチャリティーライブ
ピアニスト：nori
6月12日（金）新潟県新潟市 「喫茶TEN」にてAKIRA自伝オペラ・ライブ
新潟県新潟市中央区白山浦１丁目６１３－３渡辺ビル（地図） 電話：025-266-4121
開場18:00 開演19:00 チケット2000円 限定３０名完全予約制：電話090-2653-6716（担当みっちー）
ピアニスト：nori（from 名古屋）。パーカッション：ジョニー（from 北海道）。
6月14日（日）新潟県新潟市総合福祉会館（地図） プレールーム Mrピーンの自伝オペラライブ
重い脳性まひを抱えながらも、明るくたくましく生き抜くMrピーン。名古屋から天才ピアニストnoriをむかえAKIRAの歌とMrピーンの語りによる愛と感動のオペラ。
17:30開場 18:00開演 入場無料 (新潟市地域補助事業)
6月20日（土）栃木県宇都宮市「護国会館」にてソロライブ
開場16：30 開演17：30 チケット￥2000
栃木県宇都宮市陽西１－３７ 護国会館（地図） 電話０２８（６２２）３１８０
宇都宮駅からバス・タクシーで15分。バスはJR宇都宮駅から作新学院行きが15分間隔で出ています。 駐車場は300台くらい置けます。
予約：yako97@nifty.com（携帯転送）。問い合わせ：090-3242-4190（矢古宇まで）
6月21日（日）栃木県宇都宮市「キャンドル雷都」イベントにてライブ
栃木県宇都宮市江野町８－３ オリオン通り「オリオンスクエアー」（地図）
イベントは10時～21時まで。AKIRAのステージは２回あります。（時間がわかり次第お知らせします）
7月1日（水）～7月13日（月）小笠原父島ライブツアー
7月19日（日）京都ライブ予定
7月20日（月、休日）京都「Acorn's Village（エイコンズビレッジ）」にてライブ
〒603‐8233 京都市北区紫野西野町49（地図） ℡&ﾌｧｯｸｽ 075‐493‐2983
7月21日（火）神戸「キテン」ソロライブ
開場19：00 開演20：00 チケット１５００円＋１ドリンク。
神戸市中央区中山手通1－23－10（地図） ℡078-222-9393
7月22日（水、皆既日食）大阪緑橋「セブンデイズ」にてソロライブ
大阪市東成区東中本１－１５－１２ プレミアビル１，２階（地図）ＴＥＬ＆ＦＡＸ：０６－６９７７－５００１
開場18:00 開演19:30 ゲスト：大倉朋子
7月23日～26日香川県小豆島「げんきのたね夢楽」にてライブ予定
7月29日（水）広島県原田にてソロライブ
7月30日（木）広島県呉市「night cafe RAZZ」にて「てっちゃん命日」ライブ
呉市中通り4丁目3-19-2F左ドア Tel.0823-25-7810
開場20:00 開演21:00 チケット1500円+1ドリンク（前回の呉ライブのブログ）
7月31日（金）広島市「フライングキッズ」にてソロライブ
広島市中区鉄砲町8－24 にしたやビル2F (地図) 電話 082-224-4692
8月1日（土）山口県防府市天神「空間茶店」にてソロライブ
防府市上天神町６－１７ 電話０８３５－２２－００７３
開演19:00～ チケット1500円＋１ドリンク
8月10日（月）長野県野尻湖「縷衣香邸蚊帳イベント」にてライブ予定
13:00から翌日の10:00まで。参加費2000円。
アーティスト縷衣香の巨大蚊帳（6mX8m）でみんなで星空をみあげながら眠るイベント＋AKIRAライブ。（寝袋持参）
テーマは「９．１１で崩壊した世界を８．１１神山で祈りによって再生したい」（縷衣香）
北海道ツアーの現時点ブッキング
８月１５日 アイヌモシリ一万年祭（予定）
８月１６日 札幌郊外由仁：AKIRA with Johnny
８月１９日 バースデイライブ＠ガラスのピラミッド
８月２０日 当別「孝勝寺」予定。AKIRA with Johnny
８月２１日 札幌プライベートライブ ：作業所。AKIRA with Johnny
８月２２日 帯広ライブ AKIRA with Johnny。主催：mother Jane & Sisuter NICO
８月２３日 小樽ライブ AKIRA with Johnny。主催：不思議同盟 みき＆けんけん