心臓移植と祈り | New 天の邪鬼日記

New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

12月23日(火)栃木県高根沢町「ちょっ蔵ホール」めいちゃんチャリティーライブ

「ちょっ蔵ホール」は高根沢の宝積寺駅前にある大谷石の蔵である。もとは米倉庫だったが、今はモダンなコンサートホールになっている。
New 天の邪鬼日記-081223mtatemono.jpgphoto by MIYUKI

ロータリーに着くとたくさんの若者がかけよってくる。今日のライブを手伝ってくれるスタッフだ。ここでバンド練習をやってる連中やもと引きこもりや不登校の子もいる。いいね、いいね、どんどん落ちこぼれろ。
ぎっしりとしきつめられたイスの向こうにある高いステージにはフルバンドでできるようなドラムセットなどがすえられ、どでかいマーシャルアンプ群がそびえ立っているじゃん。しかも無料で音楽の練習ができるというからすごい。
PAの根岸さんはここでギター教室もやっていて、若者たちから兄貴のように慕われている。
今日のライブはチャリティー実行委員会主催で、心臓移植を受けるめいちゃんの募金のためだ。(めいちゃんを救う会公式ホームページ
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めいちゃんを子供のころから知っている小峰真由美さんがステージに上がり、あいさつする。
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「めいちゃんを救う会、代表小峰誠の妻、真由美ともうします。
佐野めいちゃんは、1992年5月11日生まれの16歳で、日本工業大学駒場高校1年生です。めいちゃんは2003年3月に拡張型心筋症を発症しました。今年の6月に病状が悪化し、余命は数か月といわれます。補助人工心臓をつけて渡航し、心臓移植をするしか生きる途はありません。
膨大な渡航費用、家族への負担に、一時は『ママ、もう私のことはあきらめて。みんなに迷惑かけられないよ』と、自ら命を絶とうとしたこともあります。塩分をほとんどとれない食事制限、1日にスプーン2杯の水分しかとれないという過酷な状況を乗り越え、アメリカ・コロンビア大学病院からめいちゃんの受け入れが受諾されます。
約2億円という費用をボランティアの人々の努力で1億4千万円が集まり、ドナーが見つかり、ディポージットを払い込み、来年の2月には渡航が決まりました」
100人を越える入場者から大きな拍手が起こる。
New 天の邪鬼日記-081223kaijou.jpgphoto by MIYUKI

自分の命さえ投げ出す人がいるなか、他者の命を救うことはたいへんなことだ。
たった一人の命を救うために少しでも自分にできることをしたい。
オレはしょっぱなからシャウトした。
New 天の邪鬼日記-081222mhoeru.jpgphoto by MIYUKI

さあとどけ祈りの歌
きみの胸へと突き刺され
さあひびけ祈りの歌
慈悲の涙で地を満たせ
新宿ルイード2008.6/7

1、 祈りの歌
2、 心がくしゃみをした朝
3、 Walking in the rain
4、 愛を知らない子どもたち
5、 愛のカタチ
6、 Be yourself
7、 レラ
New 天の邪鬼日記-081223mup.jpgphoto by MIYUKI

8、 ソウルメイト
9、 おさない瞳
10、 Hello my mom
11、 Life is beautiful
12、 家族
13、 祝福の歌
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14、 だいじょうぶマイフレンド(アンコール)
15、 サンガイジュウネコラギ(アンコール)
New 天の邪鬼日記-081223mguiter.jpgphoto by MIYUKI

不登校の子供たちも、それを支える大人たちも、障害者も健常者もみんなの気持ちがひとつになり、命を考える。あふれ出す涙が心を洗い、たった一つの命にむかってそそがれる奇跡の瞬間だ。
New 天の邪鬼日記-081223mhiyoko.jpgphoto by MIYUKI

アンコールで盛り上がったあと、オレの提案でめいちゃんの顔をイメージしながらみんなで1分間祈りを捧げた。
「祈りに距離は関係ありません。病気よ治れとか手術が成功しますようになどと指示的な祈りよりも、めいちゃんにとって最善のことが起こりますようにと純粋な気持ちで祈ってください」
他者のために祈るということは、めぐりめぐって自分に返ってくる。
「たらいの水を自分のほうへかき寄せると、脇を滑って逃げていきますが、むこうへ押し出してあげると、脇を滑って自分のほうへもどってきます」
数々の実験で祈りにはそのような法則があるということはわかっているが、誰もが実体験でそれを知っているだろう。
最後にアイヌのカムイノミという祈りでしめた。手を合わせて右から左へ3回、お線香の煙をかぶるように手のひらを上にむけ3回。 
「イアイライケレ(ありがとう)」と唱える。
東京大学医学部附属病院に入院しているめいちゃんにこの祈りはとどいただろう。
New 天の邪鬼日記-081223up.jpgphoto by MIYUKI

めいちゃんの命に祈ることによって、「そうだ、自分もめいちゃんと同じ命をもってるじゃん」とみんなが気づく。
他者の命を救うことは、まぎれもなく自分自身の命に気づくことなのだ。
ここに集まった100人の人々が、このブログを読んでくれる数千人が、そのことを水に広がる輪のように伝えていく。
New 天の邪鬼日記-081223sain.jpgphoto by MIYUKI

スタッフの打ち上げで、野外のイルミネーションのなか、「パズル」を歌った。
New 天の邪鬼日記-081223illimikuroda.jpgphoto by KURODA

求愛する蛍のようにかわいらしい光が点滅し、まるで魂が演舞するあの世の光景を見ているようだった。
「なんという曲ですか?」と、駅を利用した通りすがりの女性が「パズル」を聴いてぼろ泣きしていた。
New 天の邪鬼日記-081223maube.jpgオーブの乱舞.photo by MIYUKI
チャリティー実行委員会の増田さん(NPOとちぎ障害者労働自立センター)、山下さん(会社員)、小峰真由美(めいちゃん)、福田さん(社会福祉協議会)、増子さん(エコハウスたかねざわ)、TMO(タウンマネージメントオーガニゼーション)、寺田さん、PA根岸さん、司会恩田さん(さくら倫理法人会)、二次会幹事高野さん(エコハウスたかねざわ)、
すばらしい出会いを与えてくれてありがとう。
イアイライケレ。
New 天の邪鬼日記-081223kinen.jpgphoto by MIYUKI

あさってはいよいよ山形でやよいオペラ「命の火」が再上演されるぞ!
もちろんファイヤーダンサーIZUMIさんも参戦するし、今度はアフリカンドラムとの共演だ。
冬の東北はじつに美しいし、遠くからくる価値はある。
自殺未遂するまえやよいの天才的なファイヤーダンスを見よ!!


★12/27(土)山形市「蔵オビハチ」 やよいオペラ「命の火」
山形市十日町3-1-43(地図) TEL:023-626-2737
開場18:00 開演18:30 \2500(1Drinkつき)
予約mail: baobao@s8.dion.ne.jp(小山田)
予約電話:090-4208-6463(小山田)

★12/28(日)宮城県秋保(あきう)「藁の家
太白区秋保町長袋字菅刈山15(地図) 電話022-399-2350
開場16:30 開演17:00 前売り\1500 当日\2000
予約mail: baobao@s8.dion.ne.jp(小山田)
予約電話:090-4208-6463(小山田)

※年末スケジュール
※山形県27日&宮城県28日ライブに協力してくれる人を募集してます。住んでいる方、知り合いのいる方は連絡ください。
メール:baobao@s8.dion.ne.jp(小山田)
電話:090-4208-6463(小山田)


※12/30(火)東京北千住の「AKIRA歌紅白歌合戦」の出演者募集!
福島県から「Kiraku」さん(白組)「インラケチ」エントリー決定!!
北海道から「タネポタアニ」さん(紅組)「Happiness」エントリー決定!!
栃木県から「ちゃー兄」さん(白組)「愛のカタチ」エントリー決定!!
東京から「JUNKO」さん(紅組)「老人と星」エントリー決定!!
あと白組2名、紅組2名まで。早い者勝ちですよ。
AKIRA歌の曲名、芸名、伴奏必要か、を書いてAKIRAまでメールください。
akiramaniacom★yahoo.co.jp(★を@に)
忘年会もかねているので観客としてもドシドシ参加ください。


★12/30(火)東京北千住「コズミックソウル」AKIRA歌紅白歌合戦
東京都足立区千住1丁目22−9
03-3882-7050
開場18:00 開演19:00
2,000円(drink別)

2009年予定
★4/18群馬県沼田リュウ結婚式ミニライブ
★5/26静岡県伊豆「一枚の板」ソロライブ