今日は2本のライブがある。
1日2本のライブはよくあるが、日光から東京という長距離移動で2本という経験ははじめてかも。
まずは結婚式場の日光「千姫」へむかう。
カラオケルームの控え室を与えられ、準備で忙しい会場でリハーサルをする。こんなにたくさんの人たちがバタバタと動き回り、「やっぱ結婚式って大事なのね」と感動した。
二荒山神社で神前結婚式を挙げたテツヤとハルミがやってきた。
す、すごい。とくにハルミの白むく姿は、「日本人形方ロボット」のように迫力がある。
![080906kinen.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/2a/24/10090387907_s.jpg?caw=800)
テツヤはオレの弟弟子である。
今から25年前、ニューヨークに住むのにあたり「手に職をつけておこう」と決めた。このことは「COTTON100%」にくわしく書いてあるのでちょっと抜粋しよう。
言葉もできない外国で食っていくには、手に何らかの職をつける必要がある。それもできれば東洋の神秘を秘めた職がいい。習字、そろばん、生け花、茶道、指圧、柔道、着物の着付け、折り紙、三味線、日本舞踊、易者、南京玉すだれ、お手玉、ガマの油売り。さんざん迷ってみた末に、これしかないぜと決めたのは、「龍の一筆描き」だった。
それは一本の太筆に同時に3色絵の具をつけて、手を小刻みに震わせながら龍のうろこを描いてくストリート・パフォーマンスだ。
東照宮で何十年も描いていた、地元ヤクザの大先生が特訓してくれた。今から思い出したって先生はスゴイ人だった。(「COTTON100%」P138~)
オレはニューヨークで「龍の一筆描き」に挫折し、アーティストになってしまった(笑)。
それから10年後同じ先生に弟子入りしたのがテツヤだった。テツヤはめきめきと腕を上げ、いまや「龍の一筆描き」だけで食っている。
やはり兄弟子としては、弟弟子の結婚を祝ってやらずんばなるまい。
おー、100人以上の観客がテーブルを囲み、新郎新婦のよこでギターを抱えた兄弟子に注目している。葬式もそうだけど、結婚式もふつうのライブより緊張するなあ。
![080906kaijou.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/1b/0e/10090387905_s.jpg?caw=800)
やはり第一声はこれで観客の心をわしづかみするしかない。
「好きだ!!」
ずっと言えなかった
好きだ
やっと伝えられた
きみのために世界をなくしても
世界のためにきみをなくしたくはない
You are so beautiful
1、 Beautiful
2、 ソウルメイト
3、 Happy wedding
4、 Born to love(アンコール)
「Happy wedding」では観客がみんなで手拍子とコーラスをやってくれ、アンコールまでくるとは!
オレもいつのまにか立派な「冠婚葬祭シンガー」になってしまった。
![080906akiraup.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/0c/92/10090387902_s.jpg?caw=800)
テツヤ、ハルミ、いっぱいケンカして、いっぱい愛し合って、波乱万丈な家庭をつくっていけ!