ラーメンズ・カタログ | New 天の邪鬼日記

New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

 予想どおりというか、期待以上というか、ラーメンズ本公演「アリス」はすばらしかった。
 やはりラーメンズの魅力は本公演に限る。テレビやCMやほかの舞台出演やマンガやエッセイなどは、たかが「おまけ」にすぎない。
 ラーメンズを知りたいなら本公演のみを見るべし。
 ネタばらしは絶対厳禁なので、ほんのさわりだけふれよう。約2時間ほどのステージは7本の短編から成り立っている。勝手に題名をつけると、
 1「バスを待ちながら」。2「ゴトー(後藤)を待ちながら」。3「桶屋が儲かる」。4「バニー部」。5「ここで働かせてください」。6「レイコとヒデトシ」。7「不思議の国ニッポン」。
 ぜんぶがはずれなしの傑作だったが、個人的には4、6、7が最高だった。
 それぞれ好みはちがうだろうし、楽しみ方がちがうのはわかっているが、オレはちょっと怒っておるぞ。
 オレたちのうしろの席にいたカップルがこれみよがしの大声で笑うので、セリフが聴きとれないところがたくさんあったのだ。
 てめえら初心者だな。
 いいかあ、坊主、「一度しか聞かないから、よおく言え」。ラーメンズはお笑いじゃなくて演劇なんだぞ。くすぐりの妙技を楽しめるように勉強しろ。わーったか!
 この文章もラーメンズ知らない人にはぜんぜんつまらないだろうな。
 くやしかったら今すぐビデオ屋に走り、過去の本公演を借りるべし。
 「ラーメンズを知らずに死ぬのは惜しいから絶対見ろ」というオレの言葉が嘘かどうか、自分の感性で確かめろ。以下、ラーメンズ本公演のリストをあげておく。

特別公演『零の箱式』
・文庫本
・日本語学校(フランス編)
・現代片桐概論
・タカシと父さん
・釣りの朝
・小さな会社
・片桐教習所

第5回公演『home』
・無用途人間
・読書対決
・映画好きのふたり
・縄跳び部
・ファン
・百万円
・漫画家と担当
・無類人間

第6回公演『FLAT』
・初男
・埋蔵金
・海豹
・アレグレット
・ドーデスという男
・新橋駅をご利用の皆さん
・お引っ越し
・棒
・透明人間

第7回公演『news』
・プーチンとマーチン
・私の言葉が見えますか
・読書対決news編
・バッハ
・雪男になった日
・私の言葉が見えますか(弱気)
・王様
・Big news
・英語で話そう
・私の言葉が見えますか(完結)

第8回公演『椿』
・時間電話
・心理テスト
・ドラマチックカウント
・インタビュー
・心の中の男
・高橋
・斜の日
・日本語学校アメリカン
・悪魔が来たりてなんかいう

第9回公演『鯨』
・ことわざ仙人
・超能力
・バースデー
・壺バカ
・絵描き歌
・count
・アカミー賞
・器用で不器用な男と不器用で器用な男の話

第10回公演『雀』
・お時間様
・音遊
・プレオープン
・許して下さい
・人類創生
・ネイノーさん
・男女の気持ち
・雀

第11回公演『Cherry blossom front 345』
・本人不在
・エアメールの嘘
・レストランそれぞれ
・怪傑ギリジン
・小説家らしき存在
・プーチンとマーチン2
・蒲田の行進曲

第12回公演『ATOM』
・上下間系
・新噺
・ATOM
・路上のギリジン
・採集
・ATOMより

第13回公演『CLASSIC』
・ベルボーイのホテル旅館化計画
・マリコマリオ
・受験・
・ダメ人間
・ギリジンツーリスト
・バニーボーイ
・1313
・帝王閣ホテル応援歌

第14回公演『Study』
・Study
・ホコサキ
・QA
・科学の子
・地球の歩き方
・いろいろマン
・金部

PS
 ランディータは招待券ではなく、ちゃんとお金を払って観たそうです。