映画『バブルへGO』の感想 | アキラの映画感想日記

アキラの映画感想日記

映画を通した社会批判

こんな事いいな、あったらいいな

 

 

バブルへGO!!

タイムマシンはドラム式


子供の頃は、木→プレミア劇場、金→金曜ロードショー、土→ゴールデン洋画劇場、日→日曜洋画劇場と、TVでも毎週欠かさず映画を見ていた私ですが、なかなか未見の作品をやらないので、いつの間にか疎遠になっていました。図書館やボランティア団体の上映会や職業柄の割引や只券をフルに使っていると、家の小さなTVで見る事自体も億劫になります。でも今年は久しぶりの厳冬のせいなのか、月に3回位のペースで自宅で布団巻きになりながらTVでの映画を楽しんでいます。そんな訳で、先日、劇場ではパスしていたこの作品に出会っちゃいました。『メッセンジャー』以来、久しぶりに出会った憎めないCX系チャランポラン馬場作品。

 

「まゆ毛太!」なボディコンブーム。町に流れる懐かしのプリプリ。我々の世代は浮かれる大人たちを見て羨ましがりながら育ったが、社会に出る前にバブルという好景気の夢は食い潰されてしまいました。後の世代の分まで贅沢三昧した上の世代の尻を拭わされる我々の世代。そんな我々を映画の中だけでも慰めてくれようってのか、この作品はタイムマシンを使ってバブル崩壊を食い止めちゃおうってな正に夢のようなお話。こんな事が本当にあったら、どんなに素晴らしいだろう。終わらない好景気。映画に終わって欲しくない。目が覚めたら現実と映画の世界が入れ替わってたらいいのに。なんて妄想を膨らましながら布団虫状態で就寝。