映画『縁の下のイミグレ』の感想 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

奴隷は今クルド人

 

 

縁の下のイミグレ

 

"なるせゆうせい"って監督名からして選挙ポスターのように親しみ易さを演出する意図を感じます。とにかく前作『君たちはまだ長いトンネルの中』と同じで対象年齢を低く設定しポップで分かり易い見せ方で社会問題を解説する事を目的に組まれたスチュエーションコメディ。この問題自体は20年以上前に趣味としていた刑事裁判傍聴で在日労働者の惨状を知って以来、批判し続けて来た問題だけに今更感があった。アジア人殺し利権で潤った親米売国奴世代がアジアを経済侵略し途上国への収奪を続けた事で日本社会の利権構造は成り立っていました。それを技能実習制度だとか海外協力だとか美名で覆い隠して人権無視の奴隷ビジネスで我々は分不相応の豊かさを享受しているのです。だが戦後ジャップはあくまでも利権構造の上に胡坐をかいているだけの無能なので冷戦が終わって鬼畜米の利権が得られなくなって以降の30年間で優秀な途上国から次々に追い抜かれました。

 

かつて平成初期には中国人や韓国人が日本に出稼ぎに来る時代があった。だが次第に日本が追い抜かれると彼らは来なくなり3K労働を押し付ける別の奴隷が必要になった。それで東南アジアへと手を伸ばした訳で今作にはベトナム人が描かれているが今やフィリピンやベトナムの経済発展も日本に追いついて東南アジア労働者も貧乏ジャップを見限った。そこで更に安い労働力を求めて被差別民を日本に誘い込む。イラクやトルコで難民状態に陥ってるクルド人の足元を見て奴隷労働に従事させてる現状があります。つまり見下し差別し収奪できる奴隷を探して自分たちの無能さの穴埋めをしてるのが今のジャップであり、この奴隷売買自体がもはや破綻しかけています。なぜなら最も奴隷に相応しい土人蛮族は今のジャップだから。30年の経済転落は分相応の貧困国に戻っているだけ。それこそ「驕れる者久しからず」です。むしろ学ばねばならないのはアジアの若者ではなく利権に諂い無駄飯食って来た日本の老害の方です。もはや優秀な人材力で完全に追い抜かれてる現実を受け入れて我々の方が学ばねばならない。それができずに見下し続ける似非白人レイスシト老害は鬼畜米同様に害毒でしかありません。この作品では悠長に上から目線で語っているが、もはや日本が世界から棄てられつつあるのです。こちらが学ばせて戴かねばならないという現実を受け入れなければ、このまま見捨てられて終わりです。