映画『新解釈三国志』の感想 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

新解釈三国志

 

 

なんちゃって史劇

ちょっと深読みすると嫌中コンテンツの一環のようにも思えるし結果的にもそうなっています。いわゆる現代日本における新解釈は害毒でしかない。それこそ西洋哲学ですら現代の文脈で曲解されてデカルトに見当違いな糾弾をしちゃうような恥知らずが現代日本人です。ほんの数十年前と比べただけで社会の空気もそれに従う自分自身もクズのバカになっていると気付かないだろうか?クソガキの屁理屈程度の蓄積がない妄言しか口にできない程に現代日本は腐れ切っています。それこそナンチャッテ感を出して「バカのふりしてるだけだから」と云いながらバカのふり以外は何もできない本物のバカになってしまっている。そんな現代日本人が古代支那大陸の立派な英雄譚を新たに解釈すればクズの価値観に汚される文字通りの原作レイプにしかなりません。それを見事に成してしまっているのが本作です。なーなー感丸出しの大泉が劉備のイメージを汚す。それ以外のキャラも現代日本人が演じるというだけで汚らわしく感じる程に立ち姿からして大陸や香港の作品で見かける劉備像と大きくかけ離れています。

 

「ギャグなのにムキになるなよ~」とか抜かしたいのだろうがシリアス路線を狙った斎藤信介の『キングダム』シリーズとかにしても大陸映画役者に比べ現代日本人の何と締まりのない事か。それこそ国辱五輪と同じでヘラヘラしてるだけでキメる所でキメる事すらできない能無し。クズの解釈は立派な人間もクズであったかのように改竄します。それが現代日本人。大東亜戦争を戦った世代はアジアで最も立派だが戦後ジャップはアジアで最も卑劣で臆病な土人蛮族。今作も『レッドクリフ』の影響を受けてかクライマックスを赤壁の戦いに設定して公明の奇策を描いてる訳だが、この公明の本当の知恵袋が妻だったみたいな描き方をしていて妻が「この国の人間ってバカじゃね」とディスを入れる。まるで日本人皆が公明レベルであるかのような物云いです。さすがヘイトポルノ大好き日本メディア的な感性。福田さんもTV畑の薄汚い空気を吸い過ぎてるようです。この手のポルノがウケるジャップ大衆の深層心理はお隣の国からすれば日本なんていつでも踏み潰せる雑魚であるという事実から目を背けたいって恐怖心なのだろう。ヘタレの世論に媚びてちゃ永遠にクズの雑魚の負け犬です。とりあえず当然ながら決める所は決める王道エンタメ的終わり方をしているが結果的に残すのはヘイト本同様に中国脅威矮小化の印象操作です。