パッション
仁義なき出世競争
リアルにメンタルやられかけました。ってのは広告代理店に限らず最近じゃ様々なクリエイティヴの現場にも猿山ごっごに血道を上げる利己オヤジが激増して仕事がやり難くなっているからです。ここまでジャップの性根が腐ってしまうと籍ごと海外企業に移してしまわなければマトモな仕事ができる気がしません。だから日本企業は人材を失うのです。ここに登場する悪女クリスティーンもその典型で狡猾に部下の心に入り込み利用して邪魔になるとハラスメントで潰そうとする。それに対して真面目な主人公とレズビアンの部下が狡猾な報復を試みるハラスメント系サスペンス。これは心が弱ってる企業人にはお勧めできません。とにかくムカつくハラスメントを思い出してストレス溜まるから。この懇親会で晒された際のひきつった笑いには胸を掻き毟るような気持ちになり怒りが込み上げます。バカなジャップがこのシーンに悲壮な音楽が流れているのを聴いて対位法だとか抜かしていたが、このシーンでは楽しそうに全員が笑っているが成り行きからして主人公が絶望してる事すら分からないのだろうか。
この手の文脈を読む力や感情の働きへの最低限の想像力や経験の蓄積による直感など現代日本人の多くは最も人間力として大切な所を失っています。だから論破ゲームに興じて椅子取りゲームしか能がない無能ハラスメント親父が増え続けているのです。そんな訳で前半は色々と現実の幼稚な無能ハラスメント親父を思い出してイライラしたが後半はいつものデパルマ節で何転もして殺人ミステリーとして『ボディダブル』や『殺しのドレス』を思い出させる面白さがあります。とにかく日本と違って欧州の検事は是々非々で証拠と対峙してるから日本の司法官僚のように出世ゲームで現実を無視したりはしない。その意味で日本は昔から公職まで利己主義に腐っていたと云えます。さすが民主主義の実装が絶対に無理な土人蛮族国家です。ただこの蛮族はネオリベ化の風潮で世界中の企業で増殖しつつあります。その中でも貧困化が進んだ日本のハラスメントは特に酷い。クズの負け犬ほど他者を騙して叩き潰そうとするのでクズジャップを見かけたら泥棒だと思いましょう。この主人公が仕掛けたトリックはなかなか意外性がある訳だが、これほど冷静だったのなら負け犬は無視してさっさと本社に栄転すれば良かったのにという当たり前のツッコミを入れたくなります。やたら横領と不倫しまくるダメ男にも愛想尽かしてただろうし。