映画『復讐の咆哮』の感想 | アキラの映画感想日記

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映画を通した社会批判

ドミノ 復讐の咆哮

 

 

マッチポンプ鬼畜米

ポランスキーもデパルマも米国で活躍してた中でもマトモな作家は最近、活動の中心を欧州に移してます。まあ真っ当な知性と感情があれば米国や日本のような不道徳で知的に劣化した負け犬無能集団からは逃げたくなるのは当然だし、そもそも日米の観客は民度が低くて頭が悪いから作品を理解して貰えないのだろう。やたらと「分かり易さの正義」を振りかざすバカの為に作りたくないのは当然です。そもそも現実は複雑で多様で残酷なのだからバカに分かるように改変すれば意味が変わってしまいます。だから日本人や米国人のように衆愚社会に腐ったバカは無視して真っ当なアジア人やアラブ人や欧州人をターゲットに据えるのです。デパルマがデンマークで撮った本作は『リーサルウェポン』シリーズのように典型的なハリウッドスタイルの刑事モノの語り口で始まる。デンマーク語は英語に置き換えられているがフランス語イタリア語アラビア語はそのまま。

 

DV通報を受けて向かった先で拷問されたと見られるDV男の惨殺死体を発見し犯人の殺し屋を逮捕しようとして相棒を殺される。そんで刑事の復讐劇が展開すると思いきや話は殺し屋の事情にシフトする。この男はリビア出身で鬼畜米のカダフィ暗殺による国家秩序崩壊で親をISに殺されIS関係者に復讐心を抱いている。そんな彼の家族をCIAは拉致して脅迫する事でIS関係者の殺害や拉致を命令している。この殺し屋と刑事は結果的にISによる自爆テロを防ぐという方向に進む訳だが、この殺し屋に対し殺意を抱く復讐者は他にいた。さすがデパルマって感じのトリッキーで派手な娯楽作な訳だが、この殺し屋の無念さを考えると居た堪れなくなります。それこそ鬼畜米に国を壊されて鬼畜米の諜報機関に利用され命を張ろうとする。

 

まるで戦後日本人の悲哀です。クソみたいなイデオロギーで洗脳され台湾有事だの尖閣だのアジア人同士を殺し合わせて暴利を貪ろうとする鬼畜米の暴力。鬼畜米のような強欲で凶悪な暴力装置の犯罪に比べればISISのテロなんて信号無視程度のものです。そんなクズ国家に弄ばれるアフリカ人。同じ有色人種としてはらわたが煮えくり返ります。その意味で今回デパルマは鮮明に反米の旗色を示したと云えます。もはやロシアやアジアやアフリカやアラブに留まらず世界中で鬼畜米に対する堪忍袋の緒が切れつつある。CIAの工作員だらけの親米クズジャップ老害を皆殺しにしたい気分にすらなります。それにしても鉄製エレベーターとか懐古趣味は相変わらずでした。