新6年生 今、気を付けたい5つのこと その2 | 中学受験Walker

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中学受験塾教室長15年目◆中学受験 小6になってグンと伸びる子、ガクンと落ちる子 【完全版】著者◆中学受験の勉強法や情報を発信します。

今回は6年生向けの話題ですが、それ以外の学年の皆さんにも参考になる内容もありますので、ぜひご覧ください。

★少し長いですが動画も公開中。ラジオ感覚でどうぞ!

 

③学校情報に敏感になろう

個人的には6年生の前期のうちに過去問をチラ見することをおすすめしています。1年後に自分が解く入試問題をあらかじめ見ておくことは意味があると思います。ゴールをイメージしながら進んでいくためです。おすすめの方法としては日特テキストです。こちらに収録がある学校であればそれでよいでしょう。ただし、体裁は印刷しやすいように修正されています。余白などまでイメージはできません。そこでおすすめなのが、他塾で申し訳ないのですが、四谷大塚の過去問ダウンロードサービスです。こちらは無料で利用できます。また、各学校のHPや説明会で販売や配付してくれることもあります。今年は説明会も充実しそうですからスケジュールを把握しておきましょう。これは実際に過去問を解く際にも便利です。過去問の使い方などはまた後日話題にします。

 

一度見ておきたい過去問情報です。鴎友と海城は学校のHPで確認できます。

鴎友学園の過去問国語の表紙の言葉、校長先生から温かいメッセ―ジがあります。 

海城中学の算数の表紙の注意書き。分数は帯分数で答えるように指示があります。

 

今年の明の星、答えが整数でない時は小数ではなく分数で答えるように指示がありました。 

つい習慣で小数で答えてしまいそうです。

 

④勉強体力をつけよう(積極性、集中と反復)

新6年生になると通塾日数も増えてきます。2月、3月は1週間ごとの勉強サイクルに慣れる時期です。このときおすすめしたいのが授業内で理解する気持ちを持つことです。家でもう一度やるからいいという気持ちでは1週間の勉強を回すことが難しくなってきます。まずは、授業内に鉛筆をしっかり握って自分で考える癖をつけましょう。先生が正解を板書したものを写して帰るだけではだめです。また、授業中に1回でもいいので発言するようにしてください。積極的に授業に参加するのです。間違えたっていいんです。そのほうが覚えます。入試間際に真剣になる人は多いですが、この時期から積極的に授業に参加するように気持ちを変えればライバルたちに差をつけることができます。

 

先日ツィートしたのですが反響が大きかったです。

 

成績を上げた先輩たちにコツを聞いてみると同じ問題を反復して復習しているという共通点があります。逆に成績が伸び悩んでいる人は難しい問題ばかりできなくてはいけないと思っている人に多いようです。難しい問題(正答率が30%未満)を質問して自分のものにすることはとても時間がかかります。このゾーンに入る前にやることがあるはずです。まずは、授業でやった問題をしっかり復習するべきです。それができていないのに難問をできるようにしたいと欲張るのは遠回りになります。

テスト直しであればMクラスは正答率30%以上、Aクラスは正答率50%以上を目安に行ってみてください。

 

★テスト直しについてはこちらの動画も参考にしてみてください

 

⑤覚えるものは覚えよう

5年生のときはうろ覚えであったものでも新6年生となった今、すばやく答えを出せるようにしっかり覚えておきましょう。代表的なものとしては算数では、平方数、小数=分数変換、3.14の段、正多角形の角度などがあげられます。

 

★たくさんあるので今回は小数=分数変換の動画だけリンクしておきます

 

社会で今の時期であれば地理分野です。2月、3月は白地図で地理の記憶をよみがえらせておきましょう。4月以降歴史の2周目がはじまりますから、春期中には5年生のときの冬期講習のテキストの作業ノートなどで歴史の復習をしておくとよいでしょう。

 

また、受験生でも世の中で起きていることにも関心を持つことが大切です。今年の入試問題でも時事問題はたくさん出されました。こども家庭庁やヤングケアラー。テレワーク、インバウンド、サブスクリプションなどのカタカナ用語。クリミア半島などのウクライナ侵攻に関する話題などです。子ども新聞やジュニアエラ、ニュースがわかるなどで日頃から世の中のことに関心を持つようにしましょう。もちろん今後の公開模試にも出題されます。春休みの自由研究におすすめがG7広島サミットです。各国の首相や大統領を写真も含めて調べてみましょう。もちろん、岸田文雄首相は漢字で書けるようにしましょう。そこから派生して広島の世界遺産を調べてみるのもよいでしょう。世界遺産は入試頻出です。

 

 

 

歴史は漢字指定に注意しましょう。つい、ひらがなに逃げていませんか。入試では漢字指定のことがほとんどです。漢字で書くように日頃からチャレンジしましょう。今年の入試で出題された例としては、

 

邪馬台国、日本書紀、唐招提寺、藤原頼通、菅原道真、大宰府(歴史では点なしの大宰府に注意!)などです。

 

夏休みに配付されるメモリーチェックをしっかりやっていればいずれも正解できるレベルの問題です。中学校は塾でしっかり基礎基本を勉強してきたかどうかを見たいのです。

 

歴史では〇年前の出来事をテーマに出題されることが多いです。昨年であれば150年前の鉄道開業(1872年に新橋横浜間で鉄道開業)や沖縄返還50年(1972年佐藤栄作首相)などが入試にも公開模試にも出題されました。新6年生の皆さんが受験する2024年入試は一の位が3の年に注意! つまり2023年〇年前ということで出題されます。 

 

2023年の〇年前の例

・1543年(480年前)鉄砲伝来

・1603年(420年前)江戸幕府開く

・1853年(170年前)ペリー来航

・1923年(100年前)関東大震災

・1933年(90年前)日本が国際連盟を脱退 国際連盟の漢字指定

・1973年(50年前)石油危機が起こる(第四次中東戦争がきっかけ)

・1993年(30年前)EUが発足

 

入試は楽しんだもの勝ちです。早く入試をしたいと思えるようにたくさん勉強しましょう!

 

★2023年入試の集大成 こちらの動画もおすすめ

 

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