12月10日の大阪・新歌舞伎座前

 

舟木一夫

新歌舞伎座公演に行って来ました

~2025年に向けた“励みと弾み”のコンサート~

 

―千穐楽の12日(木)は80歳の誕生日!!!

―後半に舟木一夫トーク集、神野美伽ブログ…―

 

12月10日 新幹線の車窓から

 

 舟木一夫さんが2024年12月10日(火)から12日(木)までの3日間、大阪市天王寺区上本町の新歌舞伎座で行っているシアターコンサート「カウントダウン80’」の初日に行って来ました。今年最後のコンサートにも初日を含め連日「満員御礼」の幟が出る予定で、2024年の文字通りの有終の美を飾ることになり、2025年に80歳のステージを展開する舟木さんにとって“励みと弾み”のコンサートと言えそうです。中日、千穐楽の模様について舟友さんからご連絡があれば、皆さんにもお伝えします。

 

 

入り口に「満員御礼」の幟

 

お知らせした“いい発表”の一つです。まだあると思います

 

 コンサートは第一部=和モノ、第二部=青春歌謡中心の二部構成で、第一部は三味線を入れた東京・新橋演舞場と同じ構成・曲目(全12曲)、第二部は新橋演舞場での曲目(全22曲)と比べると2曲減っていますが、構成・曲目とも新歌舞伎座バージョンに作り直しています。私はあまり舟木さんの楽屋にはお邪魔しないのですが、さすがに2日後に傘寿を迎えられるということで顔を出してきました。のどの調子が良く、65周年が見えて来たという自信に溢れていました。 

 

                               <セットリスト>

【第一部】

(オープニング)

浜の若い衆 

 

 江戸っ子だい 

一心太助江戸っ子祭り

 右衛門七討入

敦盛哀歌

 里の花ふぶき

 

 ああ!!桜田門

 葵の剣

 

 さくら仁義

 

火消し若衆

  喧嘩鳶

 

 (エンディング)

銭形平次(シャッフルver)

 

 

    【第二部】              

(オープニング)

青春の鐘

 

センチメンタル・ボーイ

ブルー・トランペット

くちなしのバラード

ふたりだけの街角

星の広場へ集まれ!

 

初恋

「小雪~小雪~」

絶唱

 

(スタンディング)

親不孝通り

 

高校三年生

修学旅行

君たちがいて僕がいた

学園広場

 

高原のお嬢さん(バラードver)

湖愁

 

花咲く乙女たち

東京は恋する

北国の街

 

(エンディング)

哀愁の夜

 

(アンコール)

友を送る歌

 

 

舟木さんの10日のTALK(トーク)集

 

 舟木さんのトークの内容については、暗がりの中でのメモによりますので、一字一句正確ではありません。よろしくお願いいたします。 

 

 【第一部】

 幕が上がると、階段の上で「浜の若い衆」を歌いながら登場。薄いグレーがかった白いてりのある着物に横縞の帯、チャコールグレーの半襟、素足に雪駄。

   TALK=79歳と363日と何時間何秒…やっと冬らしくなってきました。ようこそおいでくださいました。日本調の歌をということで三味線の豊藤馨さんです。♪かおるちゃん 遅くなってごめんね~(と歌いながら)古すぎたか(と自ら突っ込み)

 

  「江戸っ子だい」「一心太助 江戸っ子祭り

 

 TALK=日本調と一口にいってもいろいろな歌があります。僕らの世代の中にはその心が残っている。あまり歌われなくなったけれど、何年かに一回は引っ張り出して虫干ししなくては。日本調の歌というと三尺物(任侠物)、お座敷芸能物、♪富士の高嶺に降る雪も 「十三夜」「隅田川」「芸者ワルツ」。そして武家物。武家物は言葉が硬いせいかあまり大ヒットしたものはないがいい曲が多いです。ここでNHKの大河ドラマの曲を3つ

 

 「右衛門七討入」(赤穂浪士)「敦盛哀歌」(源義経)「里の花ふぶき」(春の坂道)

 

 TALK=今歌った3つの武家物も併せて1部の日本調の歌を12曲選んだんですけど、そのうち10曲が自分が演じた曲だったという事に驚いた

 

 「ああ!!桜田門」「葵の剣」 

 

  TALK=大川橋蔵さんが演じた「葵の剣」で、美女丸という名前が出てくるところから始まるのですが、橋蔵さんが21歳の時に16歳の美女丸を演じた。舟木一夫がやったのは25歳の時に15歳の役。新吾十番勝負を新歌舞伎座で初めてやったときは55歳の時(拍手)。三度笠は2曲しかないんですよ。その一つを…

 

 「さくら仁義

 

  TALK=まあ、江戸っ子というのは「宵越しの金は持たない」。大阪は「ど根性という世界」。ラストブロック3曲を

 

火消し若衆」「喧嘩鳶」「銭形平次

 

 階段の中央で両手を広げて挨拶して幕が下りる。

 

 第二部

 幕が上がると、階段の上で「青春の鐘」を歌い登場。モスグリーンのジャケット黒の襟、黒の蝶ネクタイ、黒と白の柄のポケットチーフ、黒のベストとパンツ

   TALK=今、79歳と363日と…(笑)。しかし、本人が80歳になる2日前からカウントダウンしろと…どういう企画なんだ?ここはいろいろ取り混ぜて

 

 「センチメンタル・ボーイ」「ブルー・トランペット」「くちなしのバラード」「ふたりだけの街角」「星の広場へ集まれ!

 

  TALK=今の(「星の広場~」)、ワンコーラス目8小節飛ばしたみたい💦。4つだっけ?(とバンドに聞く。ギターの中野秀一さんが指で4) では、お帰りに20円お返しします(笑)。とちりが怖くてライブができるか!  映像で記録されて再放送で何度も流されるなら大変だけど、ステージは歌ってしまえば消えてしまいますから照れ

  数えながらやってきたわけではありませんが、まさか79歳と363日~になるとは思ってもみませんでしたが…客席の方もデビューした頃は花咲く乙女たちがいっぱい…いつの間にかこのようになって、誰かに責任取ってもらいましょうか(笑)

 20代前半から抒情歌が僕の専門のようになって、多くの歌を歌ってきましたが、今日は2曲に絞って歌います。「初恋」と「絶唱」。「初恋」のイントロ部分で黒幕が登場して薄いクリーム色のジャケットに着替え。黒の襟。黒のポケットチーフ。階段を上り中段で「絶唱」を歌いあげ、階段を下りる

 

   TALK=「絶唱」という歌、これは実話なんですね。亡くなった人を故郷へ連れてきて結婚式を挙げる…。もう私も63年目に突入しました。6月5日がデビューですから、ここまでやると満63年に(拍手)。65年も目途が立ってきました(拍手)。(客席に対して)他人事だと思って…。体の調子がどうなっていくのか、ここからは未知の領域なので。明後日あたりパタッといっったりして。ここで皆さんにも汗をかいていただきましょう。上着を脱いで、スタンドマイク。「親不孝通り」で会場もスタンディングで盛り上がる中、「1曲にしておきましょう」(笑)。

 TALK=僕が25.6歳の時、ハムレットの日本版をやったんです(「愛する時も死する時も」)。ハムレットのやくざ版を美輪明宏さんとミュージカルみたいな形で演じました。これがなければいずみたくさんとの出会いもなかったし。一番最初に遠藤実先生に出会った時、年を聞いたら僕の一回り上の申。顔を見ながらいろんなサルがあるもんだなあと先生に言うと、先生が随分なことを言うなあと。さあ、ここでデビュー当時の歌を。最近またこの当時の歌を歌うのがこっぱずかしくなってきました。ブルーのジャケットに着替え、黒い襟、黒と白の柄のポケットチーフ。

 

 

 「高校三年生」「修学旅行」「君たちがいて僕がいた」「学園広場

 

 TALK=この辺の歌はいろいろな思いが詰まっていて、懐かしいというだけでは届かない…。歌が好きだったということだけではなく、いろいろな動機がある。僕は長男坊でうちが貧しかったから弟や妹を何とかしなくっちゃとか考える。芸能界は派手で女の子にもてるとか動機不純なものまで…。長く歌っているうちにどんどん歌が好きになっていってここまで来た・・・無事これ名馬という事です。迷うほうの迷馬!かも。僕は歌の好き嫌いは皆さんより激しいです。ここから歌うのは自分の好きな歌を二つ

 

 「高原のお嬢さん」~途中からバラード調になり胸に響く歌声

 「湖愁」~ 「湖愁」は僕の一番新しいシングルです。こうしてみるといろんな歌を歌ってきた。歌ったというより60%が歌わされてきたという…いろいろな企画とかで…今思うと幸せでした。ここからラストブロック。赤いジャケットに着替え。黒い襟、黒にクリーム色のラインの入ったポケットチーフ

 

 「花咲く乙女たち」「東京は恋する」「北国の街」 

 

 階段をのぼりながら口笛。階段の上でこちらを振り向き「哀愁の夜」。1、2、3番、そして5番を歌い終えると、客席に挨拶をして右手を挙げて幕が下りる。会場にアンコールの拍手が鳴り響く。幕が上がり、黒のスーツ、白シャツで階段の上に登場。

   TALK=今回は初日、中日、千穐楽で終わりです(笑)。ラストです。舞台の左右、正面に深くお辞儀をして「80になんないうちに帰ろかな(笑)。どうも今日はありがとうございました」

 

 「友を送る歌

 スタンディングオベーションに包まれ階段を上り、最上段で笑顔で両手を広げて会場に手を振り幕がおりる―。

 

 

 

 

上の2枚は12月10日の新歌舞伎座前

 

12月10日のチケット

 

舟木さんの新歌舞伎座での“歴史”が詰まったパンフレット

インタビューの“衣装”は80歳の誰にも真似できません!?

 

親友のみのもんたさんから

 

ジョイントコンサートを行った神野美伽さんから

 

下は神野美伽さんが12月10日にUPしたオフィシャルブログです。

 

「湖愁」の松島アキラさんから

 

 

上の2枚は会場内で見られます

 

 「舟木一夫展79~80」の大阪バージョンも開催中

 

 コンサート初日の10日(火)から新歌舞伎座にほど近い大阪国際交流センター1Fギャラリーで、日本コロムビア主催の「舟木一夫展79~80」が開催されました。私もコンサート終演後に足を運んできました。舟木さんが還暦のコンサートの際に着用した「赤い詰襟」や最新号の月刊「歌の手帖」の表紙で着た衣装のほか、後援会誌「浮舟」の創刊号の各ページの拡大版などが展示されています。


 

 

 

 

皆さまからの舟木一夫バースデーメッセージ

バースデーメッセージをいただきありがとうございました。
ほんの一部ですが、皆さまのメッセージをご紹介いたします。

 

 

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