川端康成『雪国』 | ダンス徒然草 〜千葉・社交ダンス教室のあれこれ〜

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サド侯爵『悪徳の栄え』のせいで、今年は全然本を読んでいない。

年内にあと2〜3冊………と、お次は

川端康成

『雪国』です〜



川端康成は『伊豆の踊り子』その他短編を読んだくらい。

面白くは無かった。


『雪国』は教科書で習ったと思うけど
「国境の長いトンネルを抜けると、雪国であった………」
で始まることしか覚えていない。


で、読んでみた



小太りの中年男が、妻子を忘れて、温泉地で芸者を買って懇ろになりつつも、その友達の女にも惹かれるという、なんとも羨ましい生々しい話。


ヒロイン駒子の活力が眩しい。

雪国の自然、人々の生活、死屍累々の虫たち………
皆、駒子の生命力と結びついている感じがする。

もう1人のヒロイン葉子も、燃えていずれ消える火のように切実。

主人公はつまらんヤツだけど、とにかく駒子が魅力的で、飽きない。

抒情的で美的だと評判ですが、なかなか面白かった。

でも、川端康成の他の作品を読みたいという気は起きないな。



お次は樋口一葉「たけくらべ」の現代語訳