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akipyオヤジの放浪記

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・・・④より続く。

 

 

午後から天気が良くなってきたので
上対馬の東海岸沿いに北上していきます。

 

あちこちで見かける道路標識。

 

次の目的地に到着。

 

上対馬町琴地区の『茂木浜』

 

 

 

いや~、絶景ですね~

 

ちょうど休憩所のような場所があったので、
しばらくボ~っとしてました。

 

この後、海岸線を走るか、
県道39号で山間部を走るか迷いましたが、
県道39号に『もみじ街道』なる区間があるようなので39号へ。

 

まだ紅葉してないとは思いましたが、案の定まだでした(苦笑)
1本だけ少し紅葉してたので記念にパチリ>

 

舟志(しゅうし)川沿いに7km近くにわたってモミジやカエデが植えられ、
雰囲気も良く紅葉時には賑わいそうです。

 

もみじ街道を通り抜け、県道39号を走ると
『オメガ公園』の標識があったので行ってみました。

 

かつて東洋一だった電波塔で、
現在は解体され、その一部をモニュメントとして眺めることができます。

 

オメガ塔は高さ455m直径3mで、スカイツリーができるまで、
日本で一番高い建造物だったそうです。

 

正式名称は『対馬オメガ局』で、オメガ航法システム運用の為に
海上保安庁が昭和50年(1975年完成)に建設したものだそうです。

 

世界中に8ヶ所あり、アジアでは唯一対馬のみだったそうです。

 

主に船舶や航空機などの位置確認に利用されていましたが、
人工衛星を利用したGPSにより平成9年(1997年)9月で運用を終了したそうです。

 

電波塔なので高い所に建っていて、
さぞかし眺めがイイのではと思っていましたが、意外と低い場所でした。

 

オメガ公園を出発し、西泊地区の『殿崎公園』へ。

 

 

 

日本海海戦の際、付近で沈んだロシア軍艦のロシア兵が流され、
ここから上陸したそうで、対馬の人たちは救出・保護したそうです。

 

 

 

最後の目的地はすぐ近くでした。

 

奥にはこの日予約したホテルが見えてます。
部屋からの絶景をちょっぴり期待して予約したのですが・・・

 

『三宇田(みうだ)浜』

 

 

 

こちらもメチャクチャ水がキレイで、
ロケーションもよくて対馬でNo.1ビーチかも・・・

 

キャンプ場も併設されてました。

 

ここでもしばらくボ~っとして、ホテルへ早めのチェックイン。

 

何せ博多からのフェリーでは同室の方が一人なかなか賑やかだったので
ほとんど眠れず・・・

 

予約した東横インのEVを出た通路からの眺め。

 

期待していたのですが残念ながら海側ではありませんでした(泣)
まぁ、喫煙ルームなのでたぶん海側ではないだろうなと思ってましたが・・・

 

この日は寝不足だったせいかPM7:00に寝てしまいました(笑)

 

 

・・・⑥へ続く

・・・③より続く。

 

 

太祝詞神社を出発し、県道24号を走り国道382号を目指します。

 

国道382号に合流し、向かったのは対馬やまねこ空港近くの
美津島町鷄知(けち)にある『太田浜』

 

とてもキレイなビーチが広がっています。

 

水もメチャクチャきれいでした。

 

対馬に限らず離島の海はどこにいっても抜群にキレイです!
本土の海とはやはり違いますねぇ・・・

 

さらに国道382号を北上し『万関(まんぜき)橋』へ到着。

 

 

 

浅茅湾と三浦湾の間に開削された万関瀬戸と呼ばれる運河。

 

明治時代、ロシアとの戦争に備えて
日本海軍は水雷艇を対馬海峡東水道に出撃させるため、
明治34年(1901年)に久須保水道(万関瀬戸)を開削したそうです。

 

この万関橋は、その開削された瀬戸に架かり、対馬の上下島を結んでいます。

 

橋の高さは約25mだそうです。

 

万関橋を渡り、すぐ左手に展望台があるということで立ち寄りました。

 

残念ながら立入禁止のようでロープがかけられていました(泣)

 

下から見る限り、どうも階段の手すりが一部壊れていたので
立入禁止ではないかと思うのですが・・・

 

展望台そのものは大丈夫そうなので、
自己責任で上ろうかと思いましたが断念しました。

 

出来れば国道の入口に『現在立入禁止』と表示して欲しい・・・(苦笑)

 

万関橋を出発し、国道382号を45分ほど走り峰町木坂地区に到着。

 

木坂地区の住民が、かつて畑の肥料にする藻を貯蔵した納屋。

 

浜石を積み上げて屋根を葺いたもので、
船の格納にも利用されていたことから「船屋」ともいうそうです。
現在屋根部分は復元されていますが、側面の石積みは当時のままだそうです。

 

以前は、対馬西海岸に多く存在したそうですが、
今は木坂地区に復元したこの8棟のみだそうです。

 

 

ここには石を円錐状に積み上げた『ヤクマの塔』があるということで
それも見たかったのですがわかりませんでした。

 

後で調べたところ海岸にあったみたいで下調べが足りませんでした(苦笑)

 

『ヤクマ』とは対馬固有の天道信仰のお祭りだそうで、
現在では木坂地区と青海地区のみにしか残っていないそうです。

 

続いて藻小屋のすぐ近くにある対馬国一之宮『海神神社』へ。

 

数年前から訪れたかったのですが、
コロナでなかなか行けず、ようやく叶いました。

 

鳥居を抜け左へ進むと社務所(無人)があり、
そちらで書置きの御朱印(裏面はシールになってます)が頂けます。

 

境内を奥へ進むと階段が見えてきました。

 

どうやらこの奥にあるみたいです。

 

参道の階段を上ると左にまた階段。

 

その階段を上るとまた右に階段・・・

 

上に鳥居がみえるのであそこがゴールかと思ったのですが・・・

 

鳥居をくぐり最後の階段(汗)・・・

 

ようやく御社殿に辿り着きました。

 

正確ではないですが、276段の長い道のりでした(苦笑)

 

海神神社(わたつみじんじゃ かいじんじんじゃ)

 

旧社格:国幣中社
御祭神:豊玉姫命

 

なんとも居心地のいい空間でした。

 

 

 

 

 

御朱印。

 

 

海神神社参拝後は天気も良くなってきたので、
県道48号経由で上対馬の東海岸へ向かい、県道39号を北上していきます。

 



・・・⑤へ続く。

・・・②より続く

 

 

豆酘地区を出発して県道24号を北上し、
45分ほどで椎根地区へ到着。

 

『石屋根倉庫』

 

この地方独特のもので、米・麦などの雑穀などを保管する高床式の倉庫。
この石屋根倉庫は大正15(1926)年完工で、
他にも周辺に何棟か残っていてほとんどが大正期に建てられたものだそうです。

 

屋根材が特徴のある大型厚石板で、島内産の頁岩(けつがん)。
石屋根の理由は、強風による倒壊防止、食糧や貴重品を火災から護る、
主家から離して建てる防火上の配慮なのだそうです。

 

また昔は農民に瓦葺が認められなかったということもあったみたいです。

 

そういえば対馬では頁岩がよく採れるのか、
島のあちらこちらで石垣に使われていたりよく見かけました。

 

これだけの重量の石屋根を支えるため軒先の梁もかなり太いですね。

 

また釘などは一切使われていなそうです。

 

石屋根倉庫から2km程離れた場所にある『小茂田濱(こもだはま)神社』

 

 

 

 

 

御祭神の宗右馬允助國公。

 

宗助國公は元寇の役において、国のために戦い、命を捧げた
「国難事変に際して神威を顕し命を賭して戦い、平時においては国家の平和を護り給う」
神として祀られているそうです。

 

文永十一年、元寇が対馬に攻め込んできたそうで、
その数およそ二万五千、迫ってくる船は九百隻という大軍勢。
一方、当時対馬の守護代と地頭でもあった宗右馬允助國公は、
急激なその襲来に対して僅か約八十騎の兵士で挑み、
無念にも散ったという小茂田浜の戦。

 

 

 

旧社格:懸社
御祭神:宗右馬允助國公

 

神社のすぐ横に戦の場だった小茂田浜。

 

小茂田浜神社を出発し県道24号を北上します。

 

20分ほど走ると次の目的地・美津島町尾崎へ到着。

 

海岸線を進むと鳥居が見えてきました。

 

この参道は満潮時には水没してしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

都々智神社(つつちじんじゃ)

 

旧社格:村社
御祭神:天之狹手依比賣命、表筒男命、中筒男命、底筒男命

 

現在は周辺が埋め立てられ、そちらから渡れるようになっていますが、
以前は参道からしか行けなかったようです。

 

都々智神社から15分ほど走り『太祝詞(ふとのりと)神社』に到着。

 

 

 

旧社格:懸社
御祭神:太詔戸神、雷大臣命

 

 

この後、金田城跡や白嶽など登山したかったのですが、
今回の日程ではどうしても時間が取れないので断念。

 

国道382号を北上し上対馬へと向かいます。

 

 

・・・④へ続く。

・・・①より続く

 

 

 

10/22(土) AM6:30に厳原港ターミナルを出発し、
下対馬を時計回りに周っていきます。

 

この日の天気予報は曇りで、夕方近くになると晴れでしたので、
午前中は神社巡りをしました。

 

県道24号を走りますが、1.2~1.5車線程度の道でそう悪くはないです。

 

対馬は島の9割が山ということでとにかく山深い。
山を越えた海辺のわずかな平地に小さな集落があり、
また山を越えて次の集落へという道のりを繰り返します。

 

ようやく目的地が見えてきました。

 

最初の目的地『八丁郭』

 

かつて対馬にはこの地固有の天道信仰があり、
7世紀後半、高貴な女性が虚船(うつろぶね)に乗って漂着し、太陽に感精して出産。
「太陽の子」は天道法師と呼ばれ、嵐をまとって空を飛び、
天皇の病気を治すなどの奇跡をおこしたそうです。

 

対馬固有とされる天道信仰は、天道法師と霊山・龍良山を中心に、
平安時代ころに成立したと考えられています。

 

かつては禁足地だった天道法師のお墓があるということで訪れました。

 

 

龍良山を中心に対馬南部の豆酘(つつ)集落の南側が八丁郭、北側が裏八丁郭、
多久頭魂神社(たくずだまじんじゃ)境内にある不入坪(イラヌツボ)を含め、
『オソロシドコロ』と総称されているそうです。

 

龍良山山頂を中心として広がる神地の南北出入口に張られた
結界のような場所ではないかと思われます。

 

浅藻地区で県道24号から農道のような細い道を入っていきます。

 

 

かつて『オソロシドコロ』うっかり足を踏み入れたものは、
わらじを頭に乗せて「インノコ」(犬の子で自分は人間でない)と言いながら
後ずさって出なければならない、
転んだときは片袖をちぎって身代わりに置いていかなければいけない等、
強烈なタブーがあったようです。

 

こんなの聞いたら『恐ろしい・・・』なんて思ってしまいますが、
強烈な聖域なので『神を畏れる』ほうのオソロシかなと勝手に解釈。

 

 

実はしばらく進むと急に背筋がゾクゾクしてきて・・・(苦笑)

 

1kmちょっと進むと直進と左へ進む道と分かれています。
直進は未舗装、左は舗装されていたので左へ進むと、
倒木など荒れた道路でどうも違うと判断しUターン。

 

どうやら未舗装の方へと進むのが正しいようなのですが、
背筋のゾクゾクが激しくなるばかりで・・・
いい歳こいたおっさんが・・・と思わず自分でも笑ってしまいました。

 

 

自分は霊感とか全く持ち合わせていませんが、
こんなことは初めてなので『これは興味本位で来るな!』
ということではないかと思い断念しました(苦笑)

 

浅藻地区を出発し、また山を越え豆酘(つつ)地区へ。

 

集落の中を抜け次の目的地へ。

 

『多久頭魂神社(たくづたまじんじゃ)』

 

左の参道を進みます。

 

ここにもあります、『オソロソドコロ(不入坪)』

 

 

 

 

 

御社殿

 

旧社格:郷社
御祭神:多久頭魂神、天照大御神、 天之忍穂耳命、 日子火能邇々藝命
    日子穂々出見命、鵜茅草葺不合命

 

 

多久頭魂神は対馬固有の神様でたぶん多久頭魂=天道法師ではないかと・・・

 

 

この御社殿右手に『オソロソドコロ(不入坪)』があるのですが、
不思議とここでは背中がゾクゾクしません(笑)

 

木々の間に板状の石を積み上げた小ぶりなピラミッドのようなものが
見えるらしいのですが今回はパスしました。

 

境内にある神住居(かみずまい)神社

 

 

 

高御魂(たかみむすび)神社

 

参拝を済ませた後は豆酘地区にある小さなGSが開いたので給油。
これから先また山間部を走ることになるので早めの給油です。

 

残念ながらハイオクはなかったのでレギュラーを給油。
186円/1Lで、本土で入れるハイオクより高い・・・

 

まぁ、離島なのでしょうがないですね。

 

豆酘地区の『尾崎山自然公園』にやってきました。
キャンプ場もありました。

 

『豆酘埼灯台』

 

灯台の周りは木に覆われ展望はほとんどありませんでした。

 

この時は見落としていたのですが、
灯台に向かう手前に左に下る細い道があったので、
その道を進むと豆酘崎(岬の突端)まで行けたみたいです。

 

豆酘地区を出発し、県道24号を北上して次の目的:小茂田地区を目指します。

 

 

 

・・・③へ続く

 

 

混みあっていた仕事も一旦ピークを過ぎました。

 

8月のお盆休み以来、日曜日以外の祝祭日・会社の休日は
全て出勤で連休が取れませんでしたが、
予定していた仕事が早く終わったため急遽3連休が取れました。

 

慌てて天気予報をチェックし初日以外は天気はよさそう!
コロナも落ち着いて今を逃したら当分行けそうにない!



ということで、念願だったツーリングを決行することに。
 

10/21(金) 通常通りPM5:00まで勤務、
一旦自宅へ戻り準備してPM6:00に自宅を出発。

 

PM10:15に無事博多港に到着。

 

この時間帯に福岡の都市高速走ったのは初めてですが、
意外と空いていて雰囲気も良くめっちゃ気持ちイイ!

 

ルンルン気分で走ってたら途中のJCTで間違えて貝塚方面へ・・・
すぐに気付いて一度高速を降りてまた乗り直し(苦笑)

 

正直、仕事をしてからここまで走れるかちょっと不安でした。
普段ならとっくに寝てる時間ですし・・・(笑)

 

ターミナルを入ってすぐ右手に貨物・車両の受付があります。
バイクは手荷物扱いなのでここで申込み。
ここで旅客の申し込みもします。

 

受付で検温と車検証もチェックされました。

 

行先は長崎県対馬。

 

バイクは予約できないうえ、5台しか積めないということで不安でしたが、
無事受付も完了!

 

この日は対馬が2台、壱岐が3台でした。
 

ちなみに2階は通常の旅客の受付があります。

 

これでようやく対馬行きが決定したので急いで翌土曜日のホテルを手配。
ターミナルのすぐそばにファミマがあるので晩御飯にオニギリを購入。

 

時間的には途中のSAで食べることも出来たのですが、
お腹が膨れると眠くなるので晩御飯は抜き!

 

自分は車の運転もそうですが、高速に乗るときは基本食べません。
 

受付を済ませたらフェリーの乗船口そばまでバイクを持ち込みます。

 

対馬行は出港30分前、壱岐は40分前(壱岐の方を先に積込み)までには
そこで待機していないと乗れないこともあるそうです。

 

こちらは五島行きのフェリー。
 

こちらが対馬行き。
 

ボーっとしながらひたすら乗船まで待ちます。
 

離島便のフェリーはいつもミラーにこの荷札を付けますが、
いよいよ出発だと思うとテンションあがりますねぇ・・・

 

ちなみにこの九州郵船のフェリーですが、
床面のフック等を掛けるプレートが結構デカいので、
操作を誤って接触すると、たぶんコケますので皆様ご注意を!!

 

ゆっくり寝たかったので1等で申し込んだのですが『相部屋?』

 

てっきり個室かと思ったら8人部屋(この日は3人)でした。
これなら混雑期以外なら1等にする意味ないかも・・・

 

10/22(土) AM4:45に無事に対馬・厳原港に到着。
日の出がAM6:30頃なので明るくなるまでターミナルで休憩。

 

最初に向かう場所はあまり道がよくないようだし初めての道なので、
明るくなってからじゃないと怖くて走れません。

 

ちなみに一旦車両を船外に出して、
ターミナルからまた船に戻りAM7:00まで過ごすことも出来るそうです。

 

ただし、AM7:00までは出られないとのこと。


次回から国境の島・対馬島内探索です。


②へ続く・・・