いざ出陣! 日本最北西端を目指せ!・・・② | akipyオヤジの放浪記

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・・・①より続く

 

 

 

10/22(土) AM6:30に厳原港ターミナルを出発し、
下対馬を時計回りに周っていきます。

 

この日の天気予報は曇りで、夕方近くになると晴れでしたので、
午前中は神社巡りをしました。

 

県道24号を走りますが、1.2~1.5車線程度の道でそう悪くはないです。

 

対馬は島の9割が山ということでとにかく山深い。
山を越えた海辺のわずかな平地に小さな集落があり、
また山を越えて次の集落へという道のりを繰り返します。

 

ようやく目的地が見えてきました。

 

最初の目的地『八丁郭』

 

かつて対馬にはこの地固有の天道信仰があり、
7世紀後半、高貴な女性が虚船(うつろぶね)に乗って漂着し、太陽に感精して出産。
「太陽の子」は天道法師と呼ばれ、嵐をまとって空を飛び、
天皇の病気を治すなどの奇跡をおこしたそうです。

 

対馬固有とされる天道信仰は、天道法師と霊山・龍良山を中心に、
平安時代ころに成立したと考えられています。

 

かつては禁足地だった天道法師のお墓があるということで訪れました。

 

 

龍良山を中心に対馬南部の豆酘(つつ)集落の南側が八丁郭、北側が裏八丁郭、
多久頭魂神社(たくずだまじんじゃ)境内にある不入坪(イラヌツボ)を含め、
『オソロシドコロ』と総称されているそうです。

 

龍良山山頂を中心として広がる神地の南北出入口に張られた
結界のような場所ではないかと思われます。

 

浅藻地区で県道24号から農道のような細い道を入っていきます。

 

 

かつて『オソロシドコロ』うっかり足を踏み入れたものは、
わらじを頭に乗せて「インノコ」(犬の子で自分は人間でない)と言いながら
後ずさって出なければならない、
転んだときは片袖をちぎって身代わりに置いていかなければいけない等、
強烈なタブーがあったようです。

 

こんなの聞いたら『恐ろしい・・・』なんて思ってしまいますが、
強烈な聖域なので『神を畏れる』ほうのオソロシかなと勝手に解釈。

 

 

実はしばらく進むと急に背筋がゾクゾクしてきて・・・(苦笑)

 

1kmちょっと進むと直進と左へ進む道と分かれています。
直進は未舗装、左は舗装されていたので左へ進むと、
倒木など荒れた道路でどうも違うと判断しUターン。

 

どうやら未舗装の方へと進むのが正しいようなのですが、
背筋のゾクゾクが激しくなるばかりで・・・
いい歳こいたおっさんが・・・と思わず自分でも笑ってしまいました。

 

 

自分は霊感とか全く持ち合わせていませんが、
こんなことは初めてなので『これは興味本位で来るな!』
ということではないかと思い断念しました(苦笑)

 

浅藻地区を出発し、また山を越え豆酘(つつ)地区へ。

 

集落の中を抜け次の目的地へ。

 

『多久頭魂神社(たくづたまじんじゃ)』

 

左の参道を進みます。

 

ここにもあります、『オソロソドコロ(不入坪)』

 

 

 

 

 

御社殿

 

旧社格:郷社
御祭神:多久頭魂神、天照大御神、 天之忍穂耳命、 日子火能邇々藝命
    日子穂々出見命、鵜茅草葺不合命

 

 

多久頭魂神は対馬固有の神様でたぶん多久頭魂=天道法師ではないかと・・・

 

 

この御社殿右手に『オソロソドコロ(不入坪)』があるのですが、
不思議とここでは背中がゾクゾクしません(笑)

 

木々の間に板状の石を積み上げた小ぶりなピラミッドのようなものが
見えるらしいのですが今回はパスしました。

 

境内にある神住居(かみずまい)神社

 

 

 

高御魂(たかみむすび)神社

 

参拝を済ませた後は豆酘地区にある小さなGSが開いたので給油。
これから先また山間部を走ることになるので早めの給油です。

 

残念ながらハイオクはなかったのでレギュラーを給油。
186円/1Lで、本土で入れるハイオクより高い・・・

 

まぁ、離島なのでしょうがないですね。

 

豆酘地区の『尾崎山自然公園』にやってきました。
キャンプ場もありました。

 

『豆酘埼灯台』

 

灯台の周りは木に覆われ展望はほとんどありませんでした。

 

この時は見落としていたのですが、
灯台に向かう手前に左に下る細い道があったので、
その道を進むと豆酘崎(岬の突端)まで行けたみたいです。

 

豆酘地区を出発し、県道24号を北上して次の目的:小茂田地区を目指します。

 

 

 

・・・③へ続く