推しの子原作完結の炎上 | ランスロットのブログ

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推しの子の原作、遂に完結しました。

まずは原作と作画担当の赤坂アカ先生&横槍メンゴ先生お疲れ様でした。


週刊連載の仕事は地獄だと作品内でも語られていたので本当に大変だったろうと思います。


推しの子以外の連載やこれから始まる原作もあるとの事で休みもそこそこしかないと思いますが休める時は休んで頂きたいなと思います。


推しの子という作品に出会えて楽しませていただきました。ありがとうございました。


さて、完結にあたってその内容が炎上していますが、自分なりの考えを書きたいと思います。


推しの子の原作を読んでない方はネタバレ含みますのでこの記事はここから避けて頂きたいと思います。どうぞご了承くださいませ。



炎上する伏線は何話か前からありました。


カミキが反省しない…「15年の嘘」の試写を踏まえ、さらにアイのメッセージビデオを見てカミキは真実を知り、アイのカミキへの気遣いや恋心を知ります。ショックを受けて「責任を取り自分にできる事をやる」と部屋を出ていくカミキ。


ここでアクアは伝えたかったことを伝え、アイの願いも叶え復讐が終わります。


警察に自首するとニノに伝えニノが逆上して暴走。ここまでは読者は理解出来ました。


ところがカミキは全く反省しておらず自分は実行犯でも依頼犯でもないと言って冷笑。


そこで我々読者は「ならば片寄ゆらは?」となり???となります。


結局カミキヒカルは怪物オーラのまま、またもやニノを利用してルビー殺害を試みます。


ルビーを狙ってると察したアクアはカミキヒカルと最終対決に。結果は両者心中というカタチで人生の幕を閉じます。


ルビーは大切な人をまたも失い、悲しみに打ちひしがれ、それでも立ち上がりアイドルを続けますが、「私はママのようにはならない」と言っていたのに闇を抱えて自分にも他者にも嘘をつくアイと同じアイドルになってしまいます。

有馬かなは恋も実らず好きなアクアに最後のステージにも来てもらえず、アクアの葬式では正気を失った行動を取ってしまい、ミヤコに引っ叩かれ読者からもバッシング。最後は新メンバーを迎えたB小町を応援する一般客の1人になってしまいます。

黒川あかねは散々アクアに利用され、愛してるのに心を通わせることまでは叶わず、最後は延々とナレーションの役をさせられてしまいます。


アイの願いも反故にされ、アクアの映画も無駄になり、ルビーは闇堕ちトップアイドル、有馬かなは徹底的に叩きのめされた負けヒロイン扱い、黒川あかねもプロファイリングの協力全てが無になります。アクア本人も前世同様早死にするだけでなく同時に殺人者になる最悪の結果に。


ツクヨミちゃんはなんだったのか。

「自分のことを神様だと気がつかない者もいる」と含みのある発言もあって主要メンバーは神様が宿ってる説もありましたが、ツクヨミが消え、アクアが暴走して死んだことでその設定も完全に吹き飛びました。


さらに最悪だったのはその終盤のストーリーの流れが全て黒川あかね視点のナレーションで進んで行き、描かれているキャラクター全て殴り描きのような、ほぼほぼデフォルメ化されたような作画。そして全てセリフなし。淡々とあかねのナレーションが続くという「手抜きか?」とも受け取れる展開でした。


作者さん方には失礼とは思いましたが「まるで打ち切りのような終わり方」「手抜き」感は否めませんでした。それほどセリフなしでの駆け足エンドは残念で仕方ありませんでした。なんの救いも無いバッドエンドと言えるでしょう。


事が上手くいかない、悪い方へ大どんでん返しもある…それもまたリアルと見れば良いのでしょう。今までのフラグを吹っ飛ばしてでもルビーを守らねば!という兄の突発的な行動で終わるというのもありかもしれません。


しかしながら、あまりに当事者達のセリフが無い。描写が少ない。察しろというのは読者イジメではないか。そして「あと5話で完結」などあらかじめ話数を決めていたのはなんだったのか。納得いく終わり方まで続けられなかったのか。ここも打ち切り説が流れる要因でした。


単行本に続きが描かれるそうで、さらに小説も補足で出るとの事。うーんそのやり方もどうかなと…


他にも色々要因を考えてる方いましたが、以上が僕が感じた炎上の理由です。


推しの子の作品内で「登場人物は作者にとって子供のような大切な存在」と表現していました。


はたして原作者と作画担当の方は推しの子のキャラクターを子供のように愛していたのでしょうか。