Vol.967-3/4に続けてご覧ください。
<20.津嶋神社> <撮影:2015.04.22 and 2016.06.11>
三豊市三野町の沖に浮かぶ小さな島に奉られている津嶋神社(つしまじんじゃ)は、子供の健康と成長の守り神。
毎年8月4・5日両日の夏季大祭には海岸から島まで渡り橋がかけられ、早朝から夜まで子連れの参拝者で賑わう。JR予讃線「津島ノ宮駅」は、夏季大祭の時だけ営業する幻の駅です。 (三豊市観光交流局HP)
<所在地・外観>
▼津嶋神社-三豊市三野町大見7463
▼津嶋神社-牛馬の神転じて、大正時代からは子どもの守り神として信仰を集める
JR予讃線海岸寺駅と詫間駅の中間、大見の東久保谷の海岸から250mほどの沖合の小島に、子どもの守り神として知られる「津嶋神社」がある。
<概 要><歴史遺産>
江戸時代から大正時代中期までは、牛馬の神として知られていたが、大正時代末期頃から子どもを流行病から守るため、遠方から参詣する人が増え、子どもの健康と成長の守り神として親しまれるようになった。
▼三野津湾に浮かぶ津嶋神社-1
▼三野津湾に浮かぶ津嶋神社-2
▼津嶋神社が近づいた、津島橋と津嶋神社
椀を伏せたような小島は、昔は鼠島(ねずみしま)と呼ばれた。
境内の松林の中には祈祷殿・社務所・参集殿などが立ち並ぶ。
▼遥拝殿、参集殿
8月4・5日の大祭の日は、JR予讃線の臨時駅である津島ノ宮駅が営業される。
▼県道21号を進む、JR津島ノ宮駅-1
▼JR津島ノ宮駅-2、津嶋神社の境内
▼夏季例大祭の看板、柱状節理の説明板
▼津嶋神社
海岸と津島を結ぶ津島橋は、通常は橋の踏み板が外され、通行禁止と成っているが、大祭時には踏み板が敷かれて通行が可能になり、参拝者で賑わう。
▼津島橋、大祭日以外は通行禁止の津島橋
▼踏み板が外された津島橋、津嶋神社-本殿
▼津島大橋から観る津嶋神社-1
▼津島大橋から観る津嶋神社-2、見立から観る津嶋神社
<関連遺産>
大見に伝わる文楽(人形浄瑠璃)は、讃岐源之丞一座とも呼ばれ、1897(明治30)年頃、三好富太郎が人形を購入し、創設した。1925(大正14)年には東京で上演され、讃岐源之丞保存会によって大切に引き継がれている。毎年11月23日に、三野町下高瀬の本門寺周辺でも催される大坊市で公演される。
得意の出し物は、「壷坂(つぼさか)霊験記」「傾城阿波鳴門(けいせいあわのなると)」である。
保存会には、「讃岐源之丞人形及び衣装」(人形頭42個・衣装40枚、県民俗)が伝わっている。
▼讃岐源之丞保存会(web引用-水彩画風変換)
▼壷坂霊験記・沢市内より山の段(web引用-水彩画風変換)
▼傾城阿波鳴門・巡礼歌の段(web引用-水彩画風変換)
▼伊達娘恋緋鹿子 八百屋お七 火の見櫓の段(web引用-水彩画風変換)
▼朝顔日記・宿屋の段より大井川の段、えびす舞(web引用-水彩画風変換)
<文は現地説明板やWebなどより引用した>
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