Vol.910-2/2 R巻頭-22。歴史(観て歩き)レポ-東讃編:22<蓮成寺> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

Vol.910-1/2に続けてご覧ください。

 

さぬき歴史(き)フォトレポ-東讃:22<蓮成寺>

 

30.蓮成 <撮影:2016.03.28 and 2017.07.08>

蓮成寺(れんじょうじ)の本堂の前にイヌマキの大樹がある(香川県指定文化財:天然記念物)。樹齢約800年、樹高12m、幹の太さは、根元で6.6m、地上1.5mの所で2.6m。地上約3mまで幹がまっすぐに伸び、ここから四方に多数の枝条が伸び東西13m、南北14mに広がっている。イヌマキとしては県内にはこれより大きなものが存在するが、このイヌマキには着生植物であるフウランが、枝に密生している。6~7月に開花すると、あまい芳香を放ち、白い花がびっしりと開くために、時ならぬ雪を見る心地さえする。

フウランの産地としては、小豆島の寒霞渓、仲多度郡の与谷山、琴南町の天川神社の3ヶ所が主なものであるが、現在はどれも絶滅に瀕している。幸いに、このフウランは元気で、毎年人々を楽しませてくれている。 (三木町HP)

 

<所在地・外観>

▼蓮成寺-木田郡三木町氷上120-1

▼蓮成寺-花の香りが漂う寺、イヌマキの木にフウランが咲く

 

ことでん平木駅から南に進み、三木中学校の東側の中程の道を東に進むと新川沿いの道に出る。

 

▼三木中学校の東側、新川沿いの道

 

 

<関連遺産>

三木中学校と新川の間の一帯は、戦国時代に串田氏の長樋(ながとい)城があった所である。

戦国時代末期から安土桃山時代の備前焼に入った、備畜銭(びちくせん)(明銭を含む)が発見されている。

 

▼長樋(串田)城跡の位置図

▼長樋(串田)城跡

▼朝日(串田)神社-北から見た、南側から見た

 

▼長樋(串田)城跡とされる一帯:朝日神社から新川の間の一帯

 

▼串田城跡に鎮座する朝日(串田)神社-1

この神社付近が串田城の北西隅にあたる。

 

▼朝日(串田)神社-2

 

▼南東の位置に楠木水神社、長樋城の碑(楠木水神社)-1

後の立派なお宅は「串田」で城主の子孫か。

 

▼長樋城の碑(楠木水神社)-2

 

▼串田家家臣の館跡、祖先-左近光輝後裔屋敷跡の碑

長樋(串田)城の南東隅の位置となる。

 

 

新川沿いに南へ200m進み、三差交点を西に入ると真宗興正派の「蓮成寺」に着く。

 

<概 要><歴史遺産>

▼南進すると蓮成寺、蓮成寺の南白壁

 

 

元は大内郡丹生(現・東かがわ市)に有ったが、天正年間(1573~92)頃この地に移った。

今でも檀家はさぬき市大川町以東に多い。

 

▼蓮成寺-門前、鐘楼堂

 

▼蓮成寺-本堂、處一會俱

 

 

境内にはイヌマキの古木(樹高12m、幹の太さ地上1.5mの所で2.6m)があるが、主に深山にある木で珍しい。さらに木肌にフウランが密生している「蓮成寺のイヌマキとフウラン」として、毎年6~7月頃、雪が降ったように一面に白い花が咲き、四方に甘い香りを漂わせる。

 

▼蓮成寺のイヌマキとフウラン-1

 

▼蓮成寺のイヌマキとフウラン-2

 

▼蓮成寺のフウランの花(web引用)

<文は現地説明板やWebなどより引用した>

 

▶▶▶▶▶▶ 今報了◀◀◀◀◀◀