新居宮池の動静
爽やかな秋の夕暮れを迎えた宮池。
沁みる言葉
自己と真正面から向き合う
世の中は「比較の中」で明け暮れ、皆、疲れている。
そこで、たまには一人になり、比較の少ない非日常の時空に自分を置きたいと誰しも思う事だろう。
一人は、自己と真正面から向き合う絶好の機会だ。
世はまた饒舌の中で明け暮れ、どの心も皆、干上がっている。たまには沈黙して潤いを取り戻したい。一人になって黙せば、我が目は自ず内に向かって、自己検証も出来るだろう。
「しんじつ一人として雨を観るひとり」この句は、漂泊の人生をおくった種田山頭火(1882-1940)の作。雨を観るというが、おのれの有体(ありてい)をみつめているのだと思う。
ただ、この句作の一方で、---- いうぜんと飲み、たうぜんと酔ふ、さういふ境涯を希ふ。----
ひとり、しづかに、おちついてゐることが出来ないのか、あわれな私ではある。
と正直に述懐している。
それだけに、「ひとり」になることの大切さが浮かび上がってくる、と痛感する。
Walking & Potteringの風景
四国村・屋島神社-社号標とドライブウェイの案内板、四国村-入り口(高松市屋島中町)。
四国村-祖谷のかずら橋、小豆島農村歌舞伎(高松市屋島中町)。
屋島神社(高松市屋島中町)。
<Flower arrangement>
頭上に広がる空間、空(そら)
A seasonal flower
◇ウォーキングコースに咲いていたブルースター
花は有柄で茎の先端近くの葉腋に数輪の花をつける。花冠は車形で径は約3㎝の5弁花。
淡い青色から濃い青色になり、老化すると桃色や淡紫色になる。
原産地はブラジル、ウルグアイで、花期は5~10月上旬頃である。
◇史跡巡りの道中で出会った彼岸花(ひがんばな)
有史前帰化植物で、原産は中国とされ、秋のお彼岸の頃に咲くことからこの名前がついた。
別名は曼珠沙華(まんじゅしゃげ)その他、地獄花、葬式花、死人花、ハッカケババアなど、日本で最も別名が多い植物であると言われている。
花が咲いた後に葉が出てくるため「葉見ず花見ず」という呼び名もある。属名はリコリス。ヒガンバナ属の園芸種は主にそう呼ばれている。放射状に外向きに斜め上へ向かって咲く赤い花びらや毒を持つ根で有名。
独特の怪しげな雰囲気に魅了される人が絶えることはない。
◇ウォーキングコースで生育していた風船葛(ふうせんかずら)
初秋に緑色の風船形の実がなり、実にユニークで風船唐綿のようなとげとげはない。
実の中にできるタネは「ハートマーク」模様である。
蔓性で回りのものにどんどん巻き付いていくことから「葛(かずら)」の名がついた。
<akijiiの塗絵-(52)>
今報の塗り絵は「小豆島」です。
小豆島の中央に位置する寒霞渓は、変化に富んだ美しい渓谷である。
特に深まりゆく秋とともに山全体が燃えるように染まる色彩には目を奪われる。
引き続き、Vol.494-2/3をご覧ください。