Vol.337-1/3 言葉の凄さ<かがわ海岸道路を往く02-2/2:大浜南~新琴弾橋交差点> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。


新居宮池の風景

水面が陽光に一筆入れられた宮池。

  



Walking & Potteringの風景

芝山神社から見る屋島・長崎の鼻。

  
 


<どう捉え、どう考えるべきか>

言葉の凄さ…。


今報では、1937年に発売(日本語版の同年発売)され80年弱経っても未だ読まれている、デール・ブレッケンリッジ・カーネギーの著書「人を動かす」の中にある指導者としてのケーススタディー的な話を紹介します。カーネギー氏はこの「人を動かす」の他に「道は開ける」などのベストセラー書があるが、氏の考える柱の一つに「他者に対する自己の行動を変える事により、他者の行動を変える事ができる」があるように感じる。それでは「第二次世界大戦直後のある飛行機パイロットの話」を下記に紹介します。

そのパイロットがある日、小さなセスナ機で飛んでいたら急にエンジンが止まった。セスナ機であるから滑空ができたので、何とか飛行場まで戻って来たが、しかし、車輪が出なかったため、胴体着陸を余儀なくされたが、何とか九死に一生を得る事ができた。機体はバラバラになって本当に危ない目に遭った。

着陸後に飛行機を調べるとプロペラ機なのに整備士が間違えてジェットエンジン用の燃料を積んでいたことが分かった。整備士が謝りに来た時、パイロットに掛けた言葉がある。

普通の人であれば、「もっとしっかりやれよ」とか「ふざけるんじゃない」とか「お前、俺を殺す気か」という話になるだろうが、
そのパイロットが掛けた言葉は「君はこれで一生、燃料を入れ間違えないだろう」と言った。そして、「だから君は良い整備士になる。それを僕は確信している」と言った。「その証に、僕は明日もフライトするんだけど、明日の整備を君に任せよう」と…。

ここでパイロットとして「罵倒する」も「慰める」も自由だと思うのだが、この言葉は凄いなぁ~と()

たったひとことの言葉を掛けるだけで、この整備士の成長や一生は大きく変わる。

指導する立場など上に立つ者は、言葉ひとつでその人の人生そのものさえ変えてしまう力があると実感する話だと思ったので紹介させて頂いた。皆さんはどのような感想かな…。



Flower arrangement
  
 


A seasonal flower
 

小生の庭の鉢にマトリカリア(フランス小菊)

  
小菊のような小さめの花をたくさん咲かせ、花芯部分が盛り上がって独特の花の形になる。 咲き方の異なる改良品種もいくつかあるが、品種名つきで出回ることは少ない。本来は多年草で、高温多湿に弱いので通常は秋まき一年草扱いにする。南東ヨーロッパが原産、花期は5月~7月である。
  


小生の居間の鉢にアンスリウム

  
熱帯アメリカ原産で、造花のように見えるけど造花ではなく、花期は4月中旬~9月中旬である。高温多湿を好むが、強い日光は好まない。「アンスリューム」とも読む。別名は「紅団扇(べにうちわ)で、花言葉は「飾らない美しさ、印象深い、無垢な心」だ。

  
 


今に息づく その時 あの言葉 その時 史が動いた

七十に近き春にぞあひの浦 九十九島をいきの松原    伊能 忠敬


1812
年、全国測量中に佐世保で詠んだ歌。七十近くになって、あいの浦まで来た。九十九まで生きて測量をやり遂げたい。

1821(文政4)710  伊能 忠敬の大日本沿海地全 幕府に上される


五十代で江戸に出て十九歳下の天文学者に弟子入りした伊能忠敬。地球の大きさを知りたいと思った忠敬は、師匠の計らいにより地図づくりの名目で江戸から蝦夷地(北海道)への距離を実測。忠敬が計算した地球の大きさは、現在判明している値と千分の一しか誤差のない正確なものであった。その後、測量結果をもちに作成した地図を幕府に献上。精密さに驚いた幕府は日本全土の地図の作成を命じる。体力の衰えと戦いながら実測作業を続け、七一歳で全国を測り終えた忠敬。完成した初めての実測日本地図「大日本沿海奥地全図」は、軍事用・教育用の地図の基となり、近代日本を支える礎となった。



Akijii展、作品-130

今報は切り絵武者」です。
  
 
引き続き、Vol.337-2/3をご覧ください。