今報の雑学 イカサマのことをなぜ「八百長」というか
昭和24年4月16日、大阪住之江競輪場で八百長騒動が起きる。
「八百長」といえば、昔は相撲でわざと相手に負けることをいったが、現在では相撲に限らず、馴れ
合いで勝負をつけることを全て「八百長」といっている。
始め相撲の世界だけに用いられていたのは、その言葉が相撲と深い関係があったからである。
明治時代の初め、相撲協会がまだ相撲会所といっていた頃、そこに出入りしていた八百屋に長兵衛
という者がいた。
彼は相撲年寄りの伊勢の海五太夫にたいへん気に入られてよく碁の相手をさせられた。
長兵衛は、碁はかなりの腕前だった。
しかし相手はお得意さんである。勝つわけにはいかない。そこで長兵衛はご機嫌をとるため、わざと
勝ちを譲った。
それがついに周囲の者にも知れ渡り、やがて相撲で負けることを「八百長をする」というようになった。
このように「八百長」はもともと相撲で使われていたが、後に他の勝負にも使われるようになった。
<Flower arrangement>
笑った方が…。
電車の中で大きな声で話をする女の子たちが増えている。笑い方もバカ笑いとしかいいようがない。
一方、生活や仕事の場で、朗らかな笑い声を聞くことが少なくなったのではと感じる。
笑いは不快さへの耐久力を高めるという。10回笑うのが10分間ボートを漕ぐのに等しいなら、是非もっと笑ってみようではないか。
中国に昔から「一笑一若、一怒一老(いっしょういちじゃく、いちどいちろう)」という言葉がある。
1回笑うと一つ若返り、1度怒ると一つ年を取る、というのだ。
それくらい笑いの効用は大きいということだろう。ガン患者に落語を聴かせて、直後に免疫力を測定したら、みんなアップしていたという研究報告もある。人が笑うのは可笑しいからだが、これだけいいことなのだから、可笑しくなくてもどんどん笑ったらどうか。
「可笑しくないのに笑えるか」、そういう人は損な性格だと思う。
可笑しくなくても笑って、生理的な効用はちゃんとあるからだ。
大笑い大会というのがあって、一人ひとり舞台で大笑いを演技する。それはまさに演技なのだが、一生懸命に笑いの演技をしているうちに、本当に愉快になってくるものらしい。
そういえば昔、「指圧」で有名だった浪越徳次郎氏は、「ワッハッハ」とよく笑っていた。
笑って長生きした。人生を楽しむ術を知っている人間は、例外なくよく笑う人たちだ。ストレス学説を創始した、ハンス・セリエも笑いの重要性を強調した人だ。
彼の有名な言葉に「悲しみから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」というのがある。
笑いもまったく同じだろう。「可笑しいから笑うのではない。笑いから可笑しくなるのだ」----と。
案外これは人生の極意かも知れないと想う次第である。
新居宮池とWalking & Potteringの風景
暗雲が懸かる宮池。
JR土讃線と黒潮鉄道・奈半利線の分岐。
A seasonal flower
田舎のウォーキングコースに咲いていた鈴蘭水仙(すずらんずいせん)
開花時期は3月上旬~4月末頃で、地中海沿岸原産である。
垂れ下がった様子がおもしろく、鈴蘭のような、水仙のような…うまいネーミング♪である。別名は「スノーフレーク」で、”小雪のかたまり”といった意味である。
花言葉は「皆をひきつける魅力」。
未だ、水仙が咲き誇っていますネ。
▼水仙1
<Akijii展、作品-91>
今報はシェイプアートの「晩秋の風景」です。
引き続き、Vol.251-2/3をご覧ください。