Vol.237-2/4 心身に影響…か。<四国八十八か所讃岐巡りシリーズ06:神恵院> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

Vol.237-1/4に続けてご覧ください。


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2013年度、オリックスマネー川柳

10回目を迎えた2013年度オリックスマネ川柳が、募集期間2013/10/1011/25施され、総数88,806句の中から次の作品が受賞されたとの表が有りましたので、紹介します。

<選者総評>

「オリックスマネー川柳」の応募句数が、10年間累計で100万句を超えました。刻々と変わりゆく世相を十七音で切り取る川柳は、時代の生き証人でもあります。2013年は、流行語大賞に4つのワードが選ばれるほど話題の多い1年で、オリックスマネー川柳にも流行語となったテーマを中心に庶民のホンネが溢れていました。それ以外でも政権交代による「アベノミクス」は、肯定的にも否定的にも多くの作品が寄せられましたが、「東京オリンピック招致」などの影響もあり、傾向としては、昨年までの閉塞感から解き放たれ、比較的明るい作品が多かったように思えます。反面、20144月に迫る「消費税増税」と庶民のフトコロまでの景況感の乏しさは、作品にもアイロニーとして現れ、いかにも川柳らしい表現の入選句を生みました。キーワードとしては、「今でしょ!」「じぇじぇじぇ」「倍返し」「お・も・て・な・し」の新語・流行語大賞の他に「アベノミクス」「8%」「壇蜜」「イプシロン」「ゆるキャラ」「ななつ星」「三本の矢」「TPP」「ニーサ」といった2013年の特徴的なものと、「円高」「復興」「消費税」「年金」といったここ数年来、引き続き多いものがありました。特に「復興」関連では、被災地の作者と思われる方々の支援への感謝の句ともとれる作品があり、オリックスマネー川柳も、単なる公募の競吟という性格ばかりでなく、作者自身の思いを十七音に乗せるという文芸的な側面の作品もあり、嬉しく思いました。


<マネ川柳大賞-1> 

ゲゲゲから じぇじぇじぇになって 好景

句の中心となっている「ゲゲゲ」も「じぇじぇじぇ」もNHKの連続テレビ小説から取られたものです。「ゲゲゲの女房」(2010年)は、貧しくとも明るく生きることをテーマとしていましたが、2013年の流行語大賞の一つ「じぇじぇじぇ」を生み出した「あまちゃん」(2013年)は、元気な主人公の村興しです。ふたつ並べることにより、これまで長く続いたデフレを脱し、少しずつ元気を取り戻してきた日本の経済環境の変化を表現しているようです。ここでいう「好景気」は、作者をはじめ庶民のアベノミクスに対する大きな期待が込められているのでしょう。

50周年特別賞-1句>

倍返し 誓う感謝の 義援金

「倍返し」という昨年の流行語を用いながら、復興支援への感謝の気持ちが表現されており、とても心を打たれる一句だと思います。岩手県出身の作者をはじめ被災地の皆さまの思いが伝わるこの一句を「50周年特別賞」とさせていただきました。オリックスも支援の思いを忘れずに事業活動を行ってまいりたいと思います。

<オリックスグルプ賞-5句>

八五三 すくすく育つ 消費税 
七年後 夢見てためる 貯金箱

金メダル 華のお江で 倍返し
生活費 シライのように ひねる妻

五十代 給料だけが 若がえる


<優秀賞-20句>

増税と ゆるキャラの とまらない

より高く も五輪に 刺激され

ななつ星 あるところには あるお金 
イプシロン マネと元 ふるさとに

お小遣い ママノミクスで 緩和して
シ 先立つものが あればこそ

火の車 廻す女の し芸 
バブル期を 都市伝説と 言う息子

増税は 壇蜜よりも ましい
4月から ちょっと不安な 八の段

稼ぎ手は 屋根のソ だけになり
ベア施 リニアにって 早く

キャロライン 馬車がもたらす 好景
マンションの チラシに踊る 「今でしょう」

可愛さへ 100倍返し 孫資金
資源より 2円を惜しむ レジ袋

世界一 富士と田中と 借金と
ゴルフより 先に預金が 100を切る

キュピッド アベノミクスの 矢を借りる
サって 鼻高くなる だろ

引き続き、Vol.237-3/4をご覧ください。