Vol.163-2/2 「職人の時代」が戻って…。<香川のみどり百選シリーズ3-⑩:内場ダム> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

Vol.163-1/2に続けてご覧ください。


内場ダムの堤体は、型式:重力式コンクリートで、堤高/堤頂長/堤体積:50m/157.4m/85m3

流域面積/湛水面積:28km2 (直接:28km2 )/49ha 、総貯水容量/有効貯水容量:8,175m3/7,975m3

香川県内のダムでは、総貯水量:1(2:長柄ダム4,210m3)、堤高:3(1:吉田ダム74.5 m)、堤頂長:8(1: 栗地ダム290.0m)である。

ダム湖へは、ヘラブナやウナギなどが毎年放流されていて、釣りが出来る。

毎年へラブナ釣り大会が行われている。バスも釣れるようだ。

ダム本体は河川の大きく屈曲した場所にシンプルに作られ、ダムからは見えないが上流には公園やテニスコートなどが整備されている。

また、ダム直下も公園みたいになっている。



本格的な放水は6月中旬頃に行い、ダムの水は高松市など県内場池土地改良区の水田を潤すこととなる。


▼概要説明板、立退者の望郷の碑

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---「内場池立退者望郷の碑」---
緑冴え紅映ゆる内場ダム 四季の彩りを伝える大自然 末た懐古の情禁じえず

我が墳墓の地 思えば離郷三十余年 日毎募る望郷の念 今堰堤に佇めば亦感無量

誰がこの胸中を察せんや
関係地域一市十九ヶ村 遠くは寛永年間より議起こりたる内場ダムの建設
永年に渡る先人の苦悩と英知 地元関係者の奉公の殉心が遂に 昭和二十八年三月この世紀の大事業を完成に導いたものである
しかるに その陰には 断腸の想いで永年住み馴れし墳墓の土地に 近隣の友に惜別を告げた八十七戸の立退家族 三十五.一ヘクタールに及ぶ宅地田畑 山林等 今静かに湖底に黙して語らず 唯々骸形をととめるのみ
今此処に関係有志相集い 相諮りて 大業の犠牲を非とせず 誇とせんがため 記念の碑を望郷のこの地を選び建立し裏面に関係者の氏名を記し 永く後世に亘って思出の地たらんとす


▼ダムの遠景

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▼堰堤(えんてい)堤頂部

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▼右岸より堤体、天端のゲート

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▼右岸ダム湖側より、ダム湖1
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▼ダム湖2

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▼ダム湖3

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▼天端より直下を見る

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▼直下の放水、下から見る堰堤

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▼放水を観るakijii、勢いある放水

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Akijii展>和を楽しむ切り絵-03「満月と東京タワー」です。

[切り上がった切り絵] [着色した完成作品]

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--今報了--

ダムの一歩手前に石碑が立っているが、かつて、内場の部落に住んでいた住民たちが建てたものらしく、以下に全文を載せる。

ダムは周囲6.5kmの県下屈指で、毎月5月下旬に催される「放流式」は圧巻だ。水利関係者らが水田を潤す命の水に感謝するとともに秋の豊作を祈った「ゆる抜き式」は同ダム近くの内場池竜王神社で、受益市町の代表ら約6070人が出席して行われ、神事を行った後、えん堤中央の水門を開き約30秒間放水する。水しぶきとごう音をたてながら水は、勢いよく約40m下に落下するが、周囲の新緑と流れ落ちる白い水の帯が鮮やかなコントラストを演出し、一時の清涼感を漂わせる。