<Flower arrangement>
<どう捉え、どう考えるべきか>手伝い。
私の少年時代は、塾通いなどする子は一人もいず、その代わり子供たちは家の手助けをやらされた。その頃の子供がどれだけ家のために仕事をやらされたか、現代の子に話しても想像がつかないだろう。雑巾がけ、庭掃除、風呂の水汲み、薪割り、風呂焚き、その他いろんなことをやらされた。
今はガスの栓をひねれば風呂の湯が溜まるから何の手間もかからないが、当時はどの家も薪を焚いて湯を沸かす風呂で、それを十歳ぐらいの年からやらされたのだ。効率よく薪を焚くのは難しいもので、薪を突っ込み過ぎてもいけないし、少な過ぎてもだめだ。焚き口の中で常時火力が最大になるように焚き続けるには、絶えざる注意と気働きがいるのだ。
昔は日本中どこでも家事をやらされ、それで仕事を憶えたのだが、家の手助けをさせられなければ技も身に付かなかったろう。
現代の子供たちは、受験勉強ばかりで家の手伝いなど、掃除でさえもやらされていないだろう。やらされなければ能力が開発されない。
ルソーの次の言葉を紹介する。
子供を不幸にするいちばん確実な方法はなにか、それをあなたがたは知っているだろうか。それはいつでもなんでも手に入るようにしてやることだ。
現代は幼い時から子供を甘やかすばかりで、家の手伝いもさせない。
子供は託児所や幼稚園に通わされ、小学校にあがれば塾通いで、とても身近な生活の知恵を身につける折りがない。
子供の欲求を満たしてやることばかりしていては、かえって子供を不幸にするだけなのだが…。
<新居宮池とWalk風景から聞こえるのは>
<This flower>ウォーキングコースに咲く白木蓮(はくもくれん)と木蓮
白木蓮は白い清楚な花で、花びらの幅が広く、厚みがある。
花は上向きに閉じたような形で咲くが、全開しない。開花しているときの風景は、白い小鳥がいっぱい木に止まっているように見える。
木蓮は、白木蓮よりも10日ぐらいあとから咲き出す。原産地は中国で、外側は赤またはピンク色、内側は白色と外側と内側のコントラストが美しく、花はけっこうでかい。
紫木蓮(しもくれん)、唐木蓮(とうもくれん)などいろいろ種類がある。
<香川のみどり百選シリーズ1-①:白山>
新シリーズの「香川のみどり百選シリーズ」を今報からスタートします。
「香川のみどり百選」は、地形や自然的景観の特徴などで区分し、「市街地に近いみどり」「田園地帯のみどり」「瀬戸内のみどり」「讃岐山脈の水源の森」の4つに区分されているが、このシリーズは安全第一で里山(低山)且つレール&チャリンコ+ウォーキングで到達できる箇所に絞って訪問体験記を掲載したいと思っています。
その主体は、市街地その周辺におむすび型の山が所々にあり、史跡や名勝など歴史的な事実と一体となったみどりが多く残るほか、人々の身近な憩いの場となっているスペース。また、丘陵地帯には、古代の生活の痕跡が残る埋蔵文化財が多く分布し、また田畑とため池が融合し、いわゆる「里山」らしい景観をかもし出しているスペース。一方、瀬戸内海には、みどり豊かな美しい多くの島々があり、香川の貴重な風景となっているスペースとします。
また、さぬきの里山88話にある里山は、里山の番号をも記し、順不同で掲載しますね。
新シリーズは、讃岐7富士の一つで里山番号1番の白山でスタートします。
また、再登山へ勝手な想い度を、★★★★★:再登山する、★★★★☆:機会あれば:、★★★☆☆:どうしょうかな、★★☆☆☆:まず自分からはいかない、★☆☆☆☆:強制されれば、☆☆☆☆☆:再登山は絶対なし、で表現します。
山名<しらやま>・田園地帯のみどり<08>・里山の番号<01>
所在地<三木町>・標高<203>M ---≫山歩き出会い<12>人
再登山へ勝手な想い度<★★★★★>
JRとコトデンのレールを用い、コトデン白山駅で下車し、ハイキングコースを登った。
白山はその美しい形から東讃富士(三木富士)とも呼ばれていて、三木町のシンボル的な存在である。麓には平成9年に新築された白山神社が佇む。
926年に加賀白山妙利権現を迎紳して祀られたとある。
境内の左手側から白山への登り口があり、全長667m、片道20分のハイキングコースになっている。
山頂には、龍王社と石鎚神社の石祠があり、石祠の背後には、恐竜の背骨のような大きな岩がある。
▼参道入口の鳥居と参道
▼白山と神門
▼境内と社殿
神社の本殿の左奥にある鳥居をくぐると右に向かう小道と真直ぐ階段を登りつめるルートがあり、小道を辿ると上で登山道と合流するが私は階段を上って行った。203mと低い山なのにかなり急であった。
▼山頂まで320mとペッピリ腰のakijii
▼五合目と山頂まで120m
階段を登りつめると山頂広場に着く。汗かいて、登山口から約25分を要した。山頂にはベンチや案内板が、左側に山頂標識と2等三角点がある。広場の鳥居の奥の岩場の上には竜王神社と石鎚神社の祠が鎮座し、休憩舎の前には天狗の面が彫られた岩が立つ。
▼山頂間近と山頂境内
▼二等三角点と三角点で腰掛のakijii
▼石鎚神社と龍王社
岩場の隅には展望台が設けられ、東かがわ市方面からさぬき市にかけての眺望。眼下に田園の中に平木尾池や多くの溜池が光り、その向こうに高松市外が広がり備讃瀬戸へと続く。 まさに東讃富士の名にふさわしく東讃方面が一望できる山である。
▼国下池、瀬戸内海、真行寺山、北東方面と三木高、平木尾池、女木島、五剣山、北西方面
▼三ツ子池、蓮池、三木町役場、南西方面と女体山、熊田池、鍛冶池、南方面
--今報了--