明治の初め、草創期の三菱財閥がつくった会社規則は組織のルールとして斬新だった。
江戸の時代に商家の多くは、番頭たちが意見の一致をみるまで話し合って物事を決めていた。
三菱は慣習を破り、トップの権限をはっきり打ち出した。
「会社ニ関スル一切之事…都(すべ)テ社長之特裁ヲ仰グベシ」。
三菱汽船、郵便汽船三菱会社と名前を変えながら、海運業を伸ばしていたときにできた社側はこう明記。すべての意思決定は社長の岩崎弥太郎が下すとした。
次々に航路を広げ、物資輸送を受注するには、時間がかかる合議制は合っていなかったからだ。
トップへの権限の集中は暴走を招く恐れもあるが、強力な指導力のためには欠かせない。
対極にあるのが今の民主党だ。
トップが2人いるようで組織の迷走が極まっている。
解かりにくい言動は組織を疲れさせるだけだ。
新居宮池の今朝の顔です。 → 写真はクリック、拡大してご覧ください。
サンポート高松の風景です。
地方都市・高松は、支店経済から営業所経済の街へと変化したが、成長へ引っ張る原動力としての使命があります。Vol.22<2010/12/15>で港の一部を紹介したが、残りを今報でします。
この時に触れた渡辺淳一氏の「孤舟」が書店を覗くと20万部突破と紹介されていた。
再度、読み返したが、我が心情と重なる部分が多い事に驚かされ、作家とは凄いなと感心した次第です。
定年後への備えのために、読んで見る価値があると思います。
出来るだけ早い機会に読むことをお勧めします。
<○×△心地:「どよよん」とした感じ>
「どよよん」とは、何か淀んで気だるげな雰囲気のことで、人々が忙しく動き廻る事を指してはいない。要するに、動いているように見えるのは表面だけで、基本的なところでは何も変わっていない。そしてさらに問題なのは、人々がそこから立ち上がって、積極的に自分たちの力で変えようとしないことである。「どよよん」とした感じとは、まさしくこの変化に対応して自ら動き出そうとしない、この鈍さからくる淀みのようなものである。
それにしても我々はいつから見た目だけとりつくろう、ことなかれ主義の人間になってしまったのだろうか。
どよん、と淀んで活気がない感じで、組織・団体の中にいるとまわりの雰囲気に流されて忘れてしまうが、外から見たときに、特にそれを痛烈に感じるものである。
それを見て感じたステークホルダーは、その団体への期待感は消滅し、
その団体の将来・・・、は時間の問題、風前の「ともしび」化をする。
上述の捉えに賛成、反対は別にして、
一人ひとりがこう思い、こう感じる、ということが積もり積もって、この組織をおおっている、「どよよん」とした空気を取り除くことになって欲しいものである。
--今報了--









