兵庫県神戸市に住んでいる。
神戸の中心である、三宮〜元町にも、電車で10分ほどの距離。
たぶん、「都会」に住んでるんだと思う。
「たぶん」と前書きが付くのは——。
この間、スマホカバーが欲しくて、
三宮にあるお店を何軒か見て回った。
だけど機種に合うカバーがない!
⋯⋯結局、通販で買った。
これは、iPhoneじゃないせいなのか、
「回れるお店があるだけマシ」なのか⋯。
もちろん、観光地としての「おしゃれ神戸」は嘘じゃない。
ハーバーランド周辺の
ビルと海の写真は、行けば撮れる。
レストランやカフェ街には、港町っぽい開放感がある。
三宮の山側にある北野エリアも、戦前の異国情緒と、住宅街が混じり合っている。
落ち葉が落ちる道の中に佇むだけで、絵になる。
中華街の南京町も、学生さんたちで賑やかだ。
久しぶりに行ったら、アジアン雑貨屋さんが一軒も残ってなくてショックだった。
大きなゲームセンターと、あとは全部飲食店だった⋯。
神戸の観光用ポスターに、嘘はない。
ちょうど今日から、ルミナリエも始まった。
毎年ニュースで見るたび、「観光地・神戸の冬だな」と思う。
だって人混みが苦手で、ちゃんと見に行ったことがないから——。
なのに、
「神戸から来たの!? おしゃれな街よね〜」
って言われると、ちょっと戸惑う。
私が住んでるところは下町で、
町工場と個人商店、そして住宅街が混在していた。
震災前に住んでた家の近くに、アナゴ屋さんがあって、
小学校から帰る時に前を通ると、いい香りがしていた。
遠回りして板金工場の前を通れば、金属音が鳴り響き、
ゴーグル付きのお面をつけたおじさんが、火花を散らして作業しているのがちらりと見えた。
今では町工場より住宅地のほうが増えたけど、
私の「暮らす神戸」は、こんなイメージだ。
そして、
平日と週末の車の交通量が、全然違う。
平日は車が忙しなく行き交うし、電車だって10分に一本は確実に来る。
でも週末は、静かだ。
車がほとんど通らない。
シーンとした街に、遠くで子どもの声が聞こえたりする。
海なんて見えない距離なのに、
雨や曇りの日は汽笛の音が大きく聞こえることもある。
先日、神戸駅から湊川神社に向かって歩いていたら、
足元にハトがいた。
私を気にせず、何かを啄んでる。
その人慣れしたハトを見て、
「都会だな〜」って思った。









