ジョン・レノンと伊勢神宮 | ミタクエオヤシン

ミタクエオヤシン

ミタクエ・オヤシンとはネイティブ・アメリカン、ラコタ族の言葉で「私に繋がる全てのもの」という意味です。
だから、みんなつながっていこうね!

日々日常、非日常、音楽、映画、宇宙、スピリチュアル・・・などを綴ります。

なんか急に寒くなってきました。

先週土曜日の『銀河縄文音宴@潮音ギャラリー』の報告日記はいずれ書くとして、今日10月9日はジョン・レノンの生誕日なので(^O^)

 

今までジョンの記事はたくさん書いているのですが、あの『イマジン』が生まれた秘話?について過去記事から抜粋させてください♪

 

*******************

 

 

ジョンはオノヨーコとたびたび日本に訪れていた時期があります。

日本に来るとジョンとヨーコは靖国神社に行ったり、伊勢神宮にも訪れていました。

 

ジョンが加瀬さんに聞きます。

「英明、伊勢というのはどういうとこなんだ?どういう宗教なんだ?」

加瀬さんが答えます。

「ジョン、伊勢は宗教じゃない。神道は宗教じゃないんだ。」

「じゃあ何なんだ?」

「ここは日本の信仰なんだよ。」

「そうか伊勢は日本の聖地なんだね」

「ジョン、そう聖地ではあるけれど、神道には天国も地獄もないんだ、そんな荒唐無稽な世界は神道にはないんだよ」

納得できないジョンが聞きます。

「伊勢が宗教でないとしたら、いったいどういうところなんだ」

そこで加瀬さんがジョンに問います。

「君の国には、クマのプーさんの森があるよね?そこはどんな風なイメージなんだい?」

「その森ではクマも、人間も、カンガルーもみんな・・・

あ!差別がないんだ」と気づくジョン。

「そうだよ、日本は人種差別しない」

 

そこで赤塚さんが言います。

ジョンがすごいのはその後なんです!

「プーの森には教会がない」

「だからみんなひとつになれるのか 

宗教がなければ人は繋がるんだ・・・」

 

赤塚さんが総括します。

ジョンはビートルズの頃から「リボリューション」革命を起こして世界を変えよう。「パワー・トウ・ザ・ピープル」

人々に力を、そして「愛こそすべて」などの楽曲で、世界を物凄いエネルギーで動かしたけれども、これはあくまでも二元論にすぎない。

その後、ジョンはオノヨーコに出会うことにより、女性性を理解できるようになる。

遺作となったジョンのアルバム「スターティング・オーバー」に入っている「ウーマン」という曲はまさに女性賛歌の歌。それは女性性に対する喜びを表した曲。

 

ジョンは「そうか、戦わなくていい・・・想像してみよう」と。

 

伊勢神宮でジョンが感じた、すべての人が繋がって、大いなるものの中に包まれている、その安心感を想像して、じゃあ、宗教がなければ世界がひとつになれるという世界を、歌として創った・・・

それが50年前のイマジンなのです。

 

そして加瀬先生が赤塚さんにはっきりと言ったそうです。

 

Imagineは、日本の神道からインスピレーションを得てつくった曲なんだよ!

 

ちなみにImagineと言う言葉は、オノヨーコの「グレープフルーツ / Grapefruit』という本から、ヒントを得ているのです。

実際に本の詩に、Imagineから始まる詩がいくつもあるそうです。

 

 

赤塚さんの話でこれも興味深かったですが、

 

日本語も一生懸命勉強していたジョンがある日、加瀬さんに言ったのは

「英明、すごい言葉をみつけたよ、世界にこんな言葉はないよ!」

「ジョン、なんて言葉だい?」

お蔭様だよ!

「こんな言葉はどこにもない、なんて美しい言葉なんだ」

とジョンは感動して加瀬さんに言ったのだと。

 

ぼくたち日本人はあまりにも西欧文明に感化されてしまい忘れがちですが、お陰様という天や自然、人への感謝の気持ちを表す言葉として、今でも年齢を問わず自然に使いますよね?

え?なに?どういう意味なの?

という方は、完全に洗脳されています(笑)