今夜(10日)の夜中2時頃に、木星が最接近するらしいよ。
ニュース記事から抜粋すると、
木星、土星、火星が10日から夏にかけて地球に相次ぎ最接近し、空のほぼ同じ方角に明るく並ぶ。約1世紀ぶりの珍しい現象だ。
最接近するのは木星が5月10日、土星が6月28日、火星が7月31日。
この3惑星が連続的に最接近し、同じ方角に見えるのは大正11(1922)年以来。色は木星が薄茶、土星が黄、火星が赤で「肉眼でも色の違いが分かる」(同天文台)という。
1世紀ぶり夜空で“競演” 木、土、火星が相次ぎ最接近、同方角に
昨日は雨降りの1日だったが、今日は夕方から晴れてきて、さっき夜空を見上げてみたら、南東の方角に木星がきれいに見えていた。
ところで木星といえば、ぼくは瞬間的に映画『2001年宇宙の旅』を連想する。
このブログでも時々記事にしているのだが、この『2001年宇宙の旅』が今年で50年を迎えるのを記念して、同作の70mmフィルム版が第71回カンヌ国際映画祭で5月12日に上映される。また5月18日からは全米でリバイバル上映も行われる予定らしい。
残念ながら、日本には現在70mmの上映館がないので予定はなさそうだけど、かつては銀座にあったテアトル東京でシネラマ・ロードショー公開された。
まあぼくは小学生の頃だったかで、テアトル東京では観れなかったけど、高校生の頃だったかリバイバル上映された時に他の映画館で観た記憶がある。
でもちゃんと認識して観たのはビデオやDVDになってからで、今まで何度も見直している。
今年の2月頃だったか、GYAOでもやってたのでまた観ちゃったなぁ(^O^)
それにしても久々に観ても映像のクオリティーは今に引けをとらないのがすごい!
いやむしろ今の映画はCGが主流のデジタルなので、なんか冷たいんだけど、何しろ、『2001年宇宙の旅』は1968年の作品なのだ。なんと50年も前!
当時はまだCGなんかないわけだから、すべてはフィルムのアナログ合成で撮影されていたのだ。
でもそのほうがなんか温かみがあっていい。
それと、やはりすべてのデザインが今観ても洗練されているのがすごいのだ。
宇宙船や船内のコックピットや、あの最後の部屋のシーンなどなど。
やっぱりキューブリック監督のセンスが今でもフィルムの隅々まで光り輝いている。
そうそうなぜ木星を連想するのかと言えば・・・
月面に発見された石柱状の謎の物体(モノリス)
そのモノリスは木星に向けて強力な信号を発していた・・・。
その謎を解明するために木星へと向かうのだが、続編ともいえる映画『2010年 宇宙の旅』も含めて、その答えは木星の衛星エウロパにあったのだ。
ちなみに以前エウロパのことも書いてますぅ。
*********************
ところで木星には衛星が65個も発見されている。そのうち47個は直径 10 km に満たない小さなもので、その中で大きな4つの衛星が、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストでこれらはガリレオ衛星と呼ばれる。
『2010』のストーリーでは、エウロパの氷の下には水棲生物が生息していると言う。
意識体として登場するボウマンは、フロイド博士に「何か素晴らしいことが起こる」と告げる。
それは木星に核融合が起こり恒星として輝き始めるのだ。
この壮大なるイベントには、『2001年 宇宙の旅』で謎の物体として何度か登場し、ストーリーの重要な要になっている、あのモノリスが関わっている。
う~ん、どうしよう…。あまりストーリーは書かない方がいいかな?(笑)
でもまあウキペディアには載っているので、ちょっと転載すると
レオーノフ号が木星を去った後、遺棄されたHAL 9000はディスカバリー号船内でボーマンと再会し、地球へ向けてのメッセージ(これらの世界は全てあなた方のものだ。ただし、エウロパは除く。決して着陸してはならない。)を繰り返し発信し続けるが…
つまり、エウロパにはある「種」が進化していくので、それに干渉してはならないというモノリスからのメッセージなのだ。
*******************
ああまた観たくなった(笑)
『2010年 宇宙の旅』もお勧めです♪
というわけで、一切の修復作業を経ずオリジナルネガから新たにプリントされたという50周年記念のトレーラー映像を堪能してほしい♪
ああ70ミリのシネラマで一度は観てみたいなぁ。
というわけで
また庭に出て木星観測しちゃおうかな~♪(^O^)