イーストリバー沿いを走る | マンハッタン88丁目の窓から、生のNY、生きた英会話お送りします

マンハッタン88丁目の窓から、生のNY、生きた英会話お送りします

ニューヨーク在住12年目を迎えた筆者が、現場の生きた英会話をニューヨークの風にのせてお届けします。

このパンデミックでスポーツクラブが閉鎖になって以来何箇所か違うルートをジョギングしましたが、最近またルートを変えました。今の所一番気に入っています。またしてもイーストリバーですが、今回は北に向かいます。写真でご紹介いたしましょう。

 

右側に写っているのはニューヨーク市長の官邸。その塀を曲がると、イーストリバーが目の前に開けて来るのですが、この瞬間が好きです。海に向かう道を歩いていて向こうにパッと海が見えた瞬間と同じような感動を覚えます。水辺には、心を落ち着かせる何かがあります。そんなに暑く無い晴れた夏の日には特に。

そして少し走ると、こんな景色が見えてきます。

 

 

でも、私が一番好きなのは、下の写真のこの朽ち果てかけた様な桟橋。支えになっている部分は錆びつき、忘れられているかの如くのこの桟橋は入り口に”危険。立ち入り禁止”のテープが貼られています。何の為に建てられたのでしょう。ここまで走ると、大抵この桟橋の手前で止まって一休みします。ここまで来る頃には中年母(私)は汗びっしょりで息も絶え絶えですから、休まないわけには行かないのですよ。

この辺りまで来ると、人もあまりいないので、天気の良い日にはふと立ち止まっては空を見上げます。釣りをしている人を見かけることもありますから、思っているよりは綺麗な川なのかもしれません。そう考えてみると、確かに何の匂いもしません。

 

マンハッタン島の西側のハドソン川に比べると全く無名な川です。そもそも東にあるから誰かが単に”East River"と名付けたのでしょうけれど、ニューヨーカーにとっては貴重な自然です。