ニューヨークのパブリックスクール始業に向けて | マンハッタン88丁目の窓から、ニューヨークの日々の生活をお伝えします。

マンハッタン88丁目の窓から、ニューヨークの日々の生活をお伝えします。

ニューヨーク在住20年を超えた自称ニューヨーカーの筆者が、ニューヨークの生な様子をニューヨークの風にのせてお届けします。

我が家の8歳児は9月に始まる新学期から4年生。本当なら9月10日から登校の筈ですが、コロナウィルスの影響で色々複雑なことになっています。

 

まず、ソーシャルディスタンスを保つ為、教室の中に一度に入れる生徒の数は9人以下、と決められました。その人数を保つ為、クラス25人は3グループに分けられ、各グループは最初の2週間は週に2日登校。そして3週目の週は1回だけの登校。登校しない日はリモートでクラス。この3週間サイクルを繰り返すそうです。更に、まだ子供を学校に送りたくない、あるいは諸事情で違う場所にいる、という家庭もあるので、そういうお家の子供たちは登校せず、一貫リモート。

 

アメリカのパブリックスクールでは、学校の授業で使われるペン、鉛筆、ポストイット、色鉛筆、画用紙、ハンドソープ、ペーパータオル、その他コピー用紙に到るまで各家庭が用意して学校に持参するのですが、今学期は、そもそも何もシェアしてはいけないので、用意するものが増えた上、更に学校用とリモートでの自宅用に別のものを用意しなくてはなりません。

 

ところが昨日、ニューヨーク州知事が記者会見を開き、

”ニューヨークのパブリックスクールは9月21日まで学校内にてのクラスは再開してはならない。”

とのお達しが出ました。

 

リモートクラスと言うのがかなりいい加減なもので、3月に学校閉鎖になって以来6月の学期末まで、授業は毎日1時間程度しかありませんでした。この3ヶ月で何か進化しているのでしょうか。