マンハッタン88丁目の窓から、ニューヨークの日々の生活をお伝えします。

マンハッタン88丁目の窓から、ニューヨークの日々の生活をお伝えします。

ニューヨーク在住20年を超えた自称ニューヨーカーの筆者が、ニューヨークの生な様子をニューヨークの風にのせてお届けします。

どこかのウェブサイトがファイナルシーズン6の最終回が8月6日に放映される、と言っていたので、それまでには追いつこうと

シーズン5の最終回を昨晩見終わりました。そしてシーズン6はまだストリーミングしていないのかしら、と調べていたら、実はシーズン5がファイナルで、つい2、3週間前に完結していたのを知り、ちょっと愕然としたところです。

 

決して平凡に心温まるようなファミリードラマではありません。エピソードによっては息が詰まるほど緊張させられたり、あまりにひどい怒鳴り合いがあり、見るに見かねて早送りしたことも2、3度ありました。でも、このドラマの素晴らしさは、レストランを巡る人々が本当の家族以上の家族となってお互いを労りあって立ち向かっていく、というところでしょうか。

 

一人一人が、そのレストランに辿り着くまでの歴史が語られ、それが登場人物にさらなる深さを足しています。

皆それぞれ成長して行く姿も綺麗に描かれていると思いました。また、家族同士が本気で語り合い、激し、良い感情もどろどろした感情も、更には弱さも曝け出し、時には罵り合い、それでもお互いを労る、という姿は、私にとってとても新鮮な感じがしました。

私の家族には存在したことのない関わり方であり、日本のカルチャーには、そんな家族象は存在するのかな、とふと考えさせられました。そもそも、ドラマの中のことですので、アメリカのカルチャーの中でもそんな家族が実際に存在するものかはわかりませんが。

 

ビンジする中年母の横を通り抜けながら、14歳の娘は、主人公カーミーを演じた俳優がハンサムだ、と何度となく言っていました。確かに、Jeremy Allen White はハンサムですが、私は個人的にリッチ、が好きで、彼が最後に幸せな方向に向かいつつあるのでほっとしました。更に、彼は日本に向かうところで終わっていますしね。

 

最後に感動したドラマは”Killing Eve"でしたが、全く違うジャンルのこのファミリードラマ、お薦めします。

 

 

 

大昔、日本で仕事の帰りに通訳の学校に通っていたことがあったのですが、講師の先生が言っていました。

「単語との出会いも、人との出会いの如く一期一会と心得、知らない単語に出会ったらすぐに調べて身につけよう。」

そんな意味のことだったと思います。

 

先週、そんな出会いがありました。単語ではなく、音楽です。7月の頭の暑い日の午後、近所のドラッグストアに用があって出向いたのですが、その時、店の中の空気をゆったりと流れていく曲が聞こえてきました。その空気が、まるで暑い夏の陽をまるく、なごやかにするような、そんな音でした。暑さだけでなく色々な意味でキリキリしていた自分の心に、あたかもからからに乾いた喉に冷たいシュワシュワっという炭酸水が染み込むかの如く、その瞬間の気持ちとぴたりと波長があったような気がしました。初めて聴いた曲ではなく、今までも何度となく聞いたことがあるものの、誰の曲だか知りませんでした。曲の題名を判明してくれるアプリがあるのは知っていますが、敢えて持っていないので、古いやり方で歌詞を頼りにさがしてみました。

 

これでした。その午後は、AI相手に格闘しながら、この曲がやんわりと空気を和めてくれました。

 

 

 

 

今日は父のいない初めての父の日。文字にしただけで涙になりそうです。こんな良い年をした中年母なのですが、それでもやはりしみじみと思ってしまいます。

昨年の今頃は、母が健脚なお友達とかなり遠くまで出かけ、急ぐから、だかタクシーが捕まらなかったからとかの理由で歩いて自宅までたどり着き、そのまま気絶したか意識を失ったかでまる2日眠り、その後はすっかり父の世話になってしまっていました。

 

失禁やらそれにまつわる洗濯、床掃除もろもろ。父は認知症も若干出始めていたころで、電話すると泣いていました。

「もうおしまいだよ。」

掃除が楽になるようなグッズを送って、使い方を説明しました。

8月に帰る予定で飛行機も予約してあったので、あえてあの時には帰国しなかったのですが、あの時に帰って私が母の世話をしていたなら、父は追い詰められることなく、認知症の進みも止まっていたかもしれません。過去は変えることができないので考えてもしかたがないのですが、「あの時ああしていたら、あるいは10月に父を認知症治療のために三鷹のH病院に6週間も入院させたりしなかったら父はまだ生きていただろうか」考えずにはいられません。

 

昨日は夏至で、今日は正式には夏の最初の日です。ニューヨークの日の出は5時24分。5時40分ごろ私が崇拝しているイーストリバーに散歩に出てみました。清々しい朝で、太陽はまだ低いところにいて、イーストリバーは神々しく輝いていました。

 

昨晩はニューヨークの街中歓喜で大変でした。私が住んでいる住宅地のアッパーイーストサイドでは、バーのテレビで観戦した人々が大盛り上がりで、パトカーまで出動していました。

実は初めてまともにバスケットボールを観戦し、その面白さにも初めて気づきました。プロレスに例えるなら、ルチャ・リブレ。スピード感、小技感、素晴らしいです。サッカーもそうなのでしょうが、違うのは舞台がもっと小さいこと。追っかける方も楽です。

 

かたや、フットボールは、”俺たち男だぜ”みたいな、どこか男尊女卑みたいな、どこか偉そうなところもあって、倒れてもドラマチックになかなか起き上がらなかったり、なんだか態度が悪そうな気がして私はどうしても好きではありません。ルールが難しすぎてわからないのもありますが。

 

その点、バスケットボールの選手は転んでもサクッとすぐに立ち上がるし、動きも軽く、何か頼めばすぐに動いてくれそうな、近くにいても便利そうな気もしました。爆  笑

 

野球の選手にしろ、サッカー選手にしろ、ボールが自分の手元に来るや、どこにパスするか、シュートするか、投げるか、瞬時に決断を下さねばならないでしょうけれど、バスケットボールの試合においては、その決断の瞬間は、数分ごと、あるいは数秒ごとに訪れます。彼らは、どう判断しているのでしょう。もう反射神経的にプログラムされているのだろうか。

 

ニックスの中で私の一番の推しは、Brunson選手。彼の手にボールが渡るや、今度はまた得点するだろうと期待させてくれます。コートのなかでは小柄な選手だと思って見ていたら、6フィートあるらしいので、一般の人の中では高身長です。

 

半ば本気でBrunson 11と書いてあるTシャツを買おうかと言ったら、娘に絶対やめてくれと頼まれました。ティーンエイジャーは難しいです。

 

会場がマジソンスクエアガーデンの時には、芸能人が大勢来ていました。テイラー・スイフトに、ジュリアン・ムーア、モーガン・トレイシー、ティナ・フェイなどなど。でも、最終戦の舞台はサンアントニオだったので、芸能人の観戦も少ないと思っていたら、ティモシー・シャラメイは連戦観戦に来ていて、昨晩もいました。ラブ

 

今週は仕事でAIを使ってダッシュボードを作りました。一番上には数字だけのサマリー、その下に棒グラフ、一番下には表、というごくごく簡単なものを作りたかったのですが、それを作るだけで数日。AIに私が思っていることを伝えるのに本当に時間がかかったのです。

「最初に作ったバージョンと同じカラースキムで、棒グラフはオレンジと青にせよ。」

「最初のバージョン?了解」

で出てきたのは真っ黒い棒グラフ。

 

「データがロードされていない。」

「。。。。。。。。ロード終了」

それでもグラフは空。

 

あたかも14歳の娘との会話のような会話をAIと繰り返しました。

 

そして、金曜日のお昼過ぎ、ダッシュボードは出来上がりました。ほっとしていると、今度は上司からテキストが。

「ダッシュボードはまだドラフトなんだから、一般に発表するな。完成通知は直ちに消してくれ。」

どうも、AIは私のダッシュボードの完成通知を、勝手に、偉い人がいっぱい入っているチャットグループに送ったらしいのです。びっくり

 

さらに上司とはズームミーティングがあり、彼は誰か上の人たちからお叱りをうけたようでした。

仕方がないので謝まりメッセージを送ることにしました。

 

もちろん、私は書きません。AIに書いてもらいました。

AIは墓穴を掘れる上、墓穴を埋めることもできました。でも、何だか違う気がしてなりません。

 

 

 

 

アメリカには、70年代に始まった、Saturday Night LIve (サタデーナイトライブ)という土曜日の夜中に放映されている、コント、社会・政治風刺、そして毎回ミュージシャンがゲストでパフォーマンスする、というバラエティー番組があります。トランプが政権を握って以来、あまりに毎日信じられないことが起きていますが、SNLでは毎週トランプやその側近そっくりにメイクしたコメディアンが政治を風刺したコントを繰り広げて笑わせてくれ、少しだけ憂さ晴らしになります。

 

その中で、先々週、私が好きなアーティスト、オリビア・ロドリゴが出演。もうそろそろ新しいアルバムが出ないかな、と期待してたところに、新曲が出てきました。私の娘でもおかしくないような歳の若い女の子です。爆  笑曲はもちろん好きですが、女性を売るような媚びたところがあまりなく、サバサバと元気なのが気に入ってます。昭和の日本で言えば、松田聖子ではなく、中森明菜でもなく、小泉今日子、あたりでしょうかね。最近還暦を迎えたコンサートがあったようで、そうか、そんな年になったか、と驚きましたが。

ところで、彼女の紹介をするレモンイエローのスーツの女性、誰だかわかりますか?私はあっと驚きました。もう80歳近いと思うけれど、やはりかっこいいです。Blondieのデビー・ハリー。

 

でも、私が一番好きなのはやはりこの曲かな。


 

 

 

 

 

 

父が鬱病を繰り返しているのをずっと見てきたので自分も鬱病持ちに相違ないとずっと信じていました。事実季節の変わり目には鬱々と気持ちがふさぐのです。最初に始まったのは21歳の時でした。でも、一昨年ごろ、色々なことがあり、うつ病は持っていない、という結論を出しました。もちろん、生きている以上不安やら心の揺れは避けられません。朝起きて、今日一日生きていかれるだろうかと自信が無くなるほど暗い気持ちになることもあります。

 

大昔付き合っていた人が言っていました。

「外の世界は変えられないから自分の心を変えるしかないんだと思う。」

彼自身は結局大した人物では無かったのですが、彼のこの言葉は今でも座右の銘として時々思い出しています。

 

そして、そんな気持ち塞る日の私を癒してくれるもの。Bruno Mars! 14歳の娘に散々馬鹿にされたので滅多に言いませんが、実は結構好きで、Spotifyのプレイリストにも入ってます。特に最近のこの曲、ビデオ。暗い気分でも笑わせてくれます。

 

 

そして実はもう一人、決して笑わせてはくれないけれどクールな気分にさせてくれる人。Tommy Shelby!Cillian Murphyという俳優、トークショーのゲストで喋っているのを見ましたが、Tommyよろしく、無口な人のようで、Introvertな私としては共感が持てました。

 

 

 

我が実家近く、新宿駅西口近くにある中央公園の通りを挟んで向かい側にデニーズがあります。数年前の夏休みに行って以来、娘の大好きなお店になりました。そして、今回も。何の事は無い、パンケーキが好きなだけですが、アメリカには無いドリンクバーも気に入ってしまい、普段飲ませて貰えないようなソーダを何杯もおかわりし、更にティーバッグを幾つか失敬しています。ゴメンなさい。バータン(我が母)にあげるの、というのが名目です。爆  笑

 

 

 

母が住んでいる施設のダイニングホールにはアップライトピアノが置いてあり、是非弾いてください、と書かれた紙も貼ってあります。前回行った時には大昔習ったバッハだとか、モーツァルトだとか、記憶を頼りに弾いたのですが、あまりに久しぶりで指もよく動かず、もどかしく、またちょっと恥ずかしい思いもしました。

 

なので、今回は何曲か家のキーボードで練習しておきました。

「箱根の山」「春の小川」などお年寄りなら知っているだろう、文部省歌ですね。

 

そして、今回意気込んで弾き始めていると、後ろからふいに声がかかりました。

「砂山、って弾ける?」

知らないとは言いづらく、口籠もっていると、歌がお得意の方のようで、歌い始めました。それでもわかりません。聞いたことがない。ショボーン 昭和一桁の方々が学校で習ったような歌なのでしょうかね?

「箱根の山なら弾けますよ」

と弾いて見せましたが

「そんなの知ってるからいいのよ。」

ピアノの上に楽曲の楽譜が置いてあり、ざっと目を通すとありました。「砂山」

簡単な伴奏でしたが、いきなり初見で弾けと言われても。。。。

 

「練習しておきますね」

 

弾いているうち、なんとなく知っているような気もしてきました。件の楽譜本の目次をぱらぱらめくり、少しでも知っている曲を、と「砂の砂漠」を弾いていたところ、今度は後ろから別の声が

 

「下手ね」

母でした。相変わらずの毒舌。最近入退院を繰り返していたので心配していたのですが、毒舌がでるくらいなら大丈夫。爆  笑

けなされて、なんだか懐かしくて嬉しくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

桜咲く。桜散る。昔は合格発表の合否にも使われた桜。やはり桜の頃の東京は格別です。着いたすぐはちょっと冷えましたが、その後は快適に過ごしております。今回、娘の春休みがたまたま長めなので、それに合わせて長めの滞在を満喫しております。

ティーンエイジャーの食欲につられて普段食べないようなものもがっつり食べてます。ニューヨークに戻ったら、体重もがっつり増えていることでしょう。

 

これは、イチゴチョコレートクロワッサンとフレンチトースト。さらに抹茶ラテとアップルジュース。

更に、てんやで天ざる。亡き我が父は天ぷら揚げの達人だったのですが、それに匹敵するくらい美味しかった。

 

家でお留守番してくれているこの子もやはり気がかりではありますが、でも、ちゃんと世話をしてもらっているので大丈夫なはず。

東京の春を引き続き満喫することと致します。