マンハッタン88丁目の窓から、ニューヨークの日々の生活をお伝えします。

マンハッタン88丁目の窓から、ニューヨークの日々の生活をお伝えします。

ニューヨーク在住20年を超えた自称ニューヨーカーの筆者が、ニューヨークの生な様子をニューヨークの風にのせてお届けします。

ミーハーとお呼びくださいな。ライアン・ゴスリングのファンです。一番最初にみた”ノートブック”では、共演したレイチェル・マックアダムスにばかり目がいてしまって、ファンにはなれなかったのですが、何本か見るうち、ハマりました。中でも一番ハマり役だったのは、ラッセル・クロウと共演した、”ナイスガイ”では無いかと個人的には思っています。Netflixにあったので、ご興味のある方はどうぞ。

 

昨晩観てきたのは、”The Fall Guy"という、スタントマンの話です。内容が内容なだけに、アクションに続くアクション。カーチェース、高いビルからの飛び降りシーン、爆発、ヘリコプターの上でのアクションシーン。これでもか、というほどです。スタントマンのライアン・ゴスリングは強くて簡単には死にません。前作”バービー”のケン役とはえらい違いです。日本では8月に公開のようなのでネタバレしないよう、これ以上の内容は書きません。

 

それにしても、アメリカの映画は高くなりました。しばらく観ないうちに、大人一人20ドルです。

 

 

 

 

 

 

 

先日も書きましたが、4月19日から9日ほど一時帰国しておりました。今回、一番のハイライトは何といっても

奈良と京都の一泊の旅です。奈良には大仏以外興味が無いと思っていたのですが、実際に一番長く滞在したのは興福寺でした。

 

一番有名なのは恐らくかの阿修羅像ですが、その他に戦国の戦災にも遭わずに700年代に作られたままのお姿のお像がいくつも鎮座していて、その歴史の長さ、そして朽ちかけたその美しさにしばし佇んで拝まずにはいられませんでした。写真禁止、スケッチまで禁止と張り紙がされており、”アメリカからの旅行客で日本語読めません”、で写真を撮ってしまおうかとも思ったのですが、いくら中年で面の皮が厚くなったとは言え、仏様に失礼があってはいけないと思い、堪えました。でも、何か記念になるものを、と思い阿修羅像の冷蔵庫マグネットなど買い求めました。

 

そして、昨年の春休みに旅行したメンフィスのグレースランドのお土産店で買ったエルビスマグネットと阿修羅像が並ぶというなんとも奇妙な図ができあがっています。爆  笑

 

 

 

 

ニューヨークパブリックスクールの春休みが何時もより長いのに気づき、第一四半期のボーナスも出たので、出発予定日の10日前に飛行機を予約して日本に一時帰国しておりました。どのくらい緊急だったかというと、羽田着のJALの金曜日の真夜中発便は、残り3席しか空いていませんでした。2席が隣り合わせだったのは本当にラッキーでした。

 

両親を驚かせようと極秘の緊急来日。羽田着は朝4時半。早すぎて、いつも使う空港リムジンバスも動いておらず、浜松町までモノレールで行き、そこから山手線に乗って新宿。新宿駅西口界隈は私の裏庭のような場所なのですが、今や小田急デパートはなくなるは、切符を買う場所が変わっているは、さらに工事中でそこら中板で囲われていて、どこに何があるのやらもうさっぱりわかりません。中央公園迎えあたりのデニーズで朝ごはんを食べてから実家へ。

両親たるや、びっくりカメラの如くの驚き方でした。笑い泣き

 

今回の最大イベントは、毎年夏の帰国で、暑すぎて行かれなかった京都奈良。新幹線で駅弁を食べる、それだけで最高!

とんかつ弁当は帰りの車中で。行きは早かったのでおにぎり弁当。スナックはかっぱえびせんの天むす味。照れ照れ

 

目指したのは、奈良。長くなって来たので、奈良、京都のお話はまた別途。

 

 

 

 

 

今朝 10時半少し前くらいでしょうか、急にアパートが揺れ始めました。日本で頻繁に経験する地震は、通常ドシン!と地の底から突き上げるような揺れが一発来た後にゆさゆさと揺れると記憶しています。でも、今朝は、ただゆらゆらと揺れるのでてっきり上の階の人が何か工事を始めたのではと思っていました。でも、それにしては少し長いな、と思っていたら地震でした。長いとはいえ、おそらく10秒強くらいの長さだったかと思います。

 

ソーシャルメディアやテキストメッセージで地震だったと知り、あっそうだったのか、くらいに思っていたのですが、地震などほとんど経験もしたことがないニューヨークは今や大騒ぎです。テレビを出してみると、ニューヨーク市長を始めとして10人近くもの人が集まって記者会見などしていました。余波に気をつけろだの、何か破損していたらポリスに連絡しろ、などなど。記者会見は、このブログを書いている今も、まだ続いています。幸いにも、今の所怪我をした人は報告されていないそうです。

 

 

また日を改めて詳細は書きますが、今我が家の12歳中学生は高校進学の準備中で、私の毎日はローラーコースターに乗ったがごとくの物凄いアップダウンを繰り返しています。

 

何かしら心を癒してくれるものを見つけなければとてもやっていけません。と、先日のこと。

行きつけの近所のアジア系スーパーにて。

普通のチェーン店なのですが、オーナーがアジア人(らしい)ので、お米、お味噌にだしの素、のり、キムチ、最近は大根まで売り始めました。あまりに頻繁に通っているので、我が家のキッチンの一部と化していて、どこに何があるかは、殆どすべて把握しています。

 

よく買う脂肪90%オフのターキーのひき肉がセールになっていて、いつもなら9ドル以上するところが6ドル50セント。ラブ ところがです、セルフサービスのレジでバーコードをスキャンしたところ、9ドル30セント。ムキー

”あの、すいません、棚には6ドル50セントって貼ってあったんですけど”

店のお兄さんはマネージャーらしき人に尋ねに行き、戻ってくるや、

”6ドル50セントでした。”

と金額を入れ直してくれました。

3ドルの値引き。ラブラブ 

それにしても、中高年母の面の皮の厚さよ。

 

写真は、本文とは全く関係ありませんが、最近街中の植え込みや公園の中に咲いている水仙です。今週末はイースター。もう春です。

 

 

 

 

 

 

毎日朝8時前後に中学生の娘と一緒に家を出、バス停で娘がバスに乗るのを見届けた後、30分ほど散歩に出るのを日課にしています。

 

イーストリバーのある東に向けてセカンドアベニューから数ブロック。ニューヨークには人口と同じ数くらいの犬が暮らしているとどこかで読んだことがあります。朝散歩していても、大抵の人は犬をつれているか、あるいはジョギングしているか。私のようにただ散歩をするような人はほとんど見かけません。散歩、という行動自体、もう廃れてしまっているのでしょうか。

湿気があるのか、大きな雲がイーストリバーの上空を漂っていました。

目指すはカールシュルツ公園。下の写真は、公園の中にあるバスケットコート。柵の向こうはイーストリバー。

梅も咲いています。

向こうにはピンク色の梅の花も咲いていました。

 

そして、この1ヶ月ほど毎日見守ってきた寒椿。雪の降る中、一番最初に咲いたお花は凍てつく氷点下でかちかちに凍りついてしまいました。このまま枯れるのかと思いきや、色こそ茶色く変わりましたが、凛として咲き誇っていました。その後も、一度は凍った蕾も次々と開花。寒椿、凛として強いお花です。

 

寒椿は公園の出口近く、ニューヨーク市長官邸のすぐ脇に咲いていて、脇の階段を降りて帰途につきます。

そして、8時30分過ぎ、コンピューターに向かい、データが更新されているかを確認するところから私の仕事は始まります。

気が向いたら、そのうち私の仕事についてもご紹介いたしましょう。

 

 

 

先日、アパートのエレベーターで一緒になった女性がシャネルのショルダーバッグを持っていて、なんだか一目惚れしてしまいました。図体と態度のでかい、熊のようなアジア人女性なのですが、シャネルのバッグを持っているだけでちょっと格が上がったような。

 

そうだ、たまには頑張って働く自分にご褒美だ。と無理やりこじつけて、インターネットでハンドバッグショッピングを始めました。でも、やはりブランドもののバッグは高いです。私の普段のショッピングと二桁も違う金額のハンドバッグを見ているうちになんだか、気分が萎えて来ました。そして急に、最近読んだエコノミストの記事を思い出しました。パンデミック以来、消費者の嗜好は変わり、高級ブランドの株価は上がり続け、2024年もその傾向が期待されている、とのこと。

 

というわけで、ブランドハンドバッグを買う代わりに、ルイ・ヴイトンの株を買うことにしました。たまたま安いところで買いが入り、その後10ドル以上株価が上がりました。ラブ もっと株価が上がったら売って、その上がりで今度こそハンドバッグを買おうかと企んでいますが、なにしろ20株しか持っていませんから、ルイ・ヴイトンのハンドバッグが買えるほどの益が出るのは一体いつになることか。

 

 

 

 

 

最初の2、3エピソードは余りにも月並みで更にプレッピーで一旦見るのを止めたのですが、その後やはり気になって戻って見たら微妙に展開があって面白くなり、殆どおしまいまで続けてビンジウオッチングしてしまいました。"One Day" ベストセラーになった本の映画化のようですが、本は読んだことがありません。

 

80年代に大学で出会った二人が別の人生を送りながらも接点を保ち、会うたびに愛情と友情の間を揺れ動いて。。。みたいなストーリーと言ったら良いでしょうか。私が最近読んでドツボにはまってしまった ”Tomorrow and tomorrow and tomorrow"も似たタイムライン設定になっていました。80年代が関わると、やはり興味が出てしまうのかもしれません。

 

主人公の男の子が可愛いのと、音楽が私の好みにあったこと、イギリスの風景、そして何よりもブリティッシュ・アクセント。ラブ

日本で公開されているのかわかりませんが、もしあったらお薦めです。

 

 

 

 

2月になってから、ニューヨークでは珍しく雪が2回ほど降りました。コロナ前ならスノーデイというのがあって、大雪警報が出た日には登下校が大変なので学校が閉鎖になったものでした。でも、今やズームで授業ができることがわかってしまっていますから、スノーデイは歴史となってしまいました。

 

そんな中、近所にあるイーストリバー沿いのカールシュルツ公園では、寒椿がひっそりとかつ凛と咲いています。花びらが茶色くなってしまったお花は、最初の雪が降る前の日に開花して、その後続いた氷点下の寒空の下凍ってしまいました。枯れて落ちてしまうのではと心配しましたが、このたくましさ。色こそ変わっていますが、この美しさ。蕾も氷点下に持ちこたえ、次々咲いていきます。寒椿さん。そのたくましさを分けてくださいな。

そして、梅も咲いています。大学生の頃、小原流の生け花を習っていたことがあるのですが、その先生である大叔母が言っていましたっけ。”梅の木は女という字を書くように枝が伸びるのよ” そう言われてみればそう見えなくもありませんが。

商魂たくましいドラッグストアでは、もうすでにイースター向けのバニーの形のチョコレートなど売り始めています。

イースターは3月末のようですが。笑ってしまうのは、アメリカでは、クリスマスも、バレンタインも、そしてイースターまでも売っているのはチョコレートです。アメリカでは、ひな祭りには雛あられ、こどもの日には柏餅、みたいな季節感は行事にすらありません。

 

さてさて、来週はニューヨークのパブリックスクールは、ミッドウィンターで1週間のお休みに入ります。お母さんが家にいた昔なら良かったでしょうが、働くお母さんたはちょっと大変です。私の場合フルリモートなので少しは楽ですが。

 

 

 

 

 

先週の木曜日に、健康優良児の我が家の12歳中学生が喉の痛みを訴え、全出席を目指しているので抵抗したものの、やはり辛かったのでしょう、学校を休みました。滅多にないことなので心配で近所のクリニックに連れて行き、色々テストしてもらいました。

その日のうちに来た結果は、

 

コロナ 陰性

インフルエンザA 陰性

インフルエンザB  陰性

 

微熱があったので、解熱剤を飲ませて、様子を見ることに。もともとが元気な子供なので、喉は痛いものの全く普段と変わらない様子で午後を過ごし、金曜日には学校に行き、土曜日には更に友達と遊びに出かけました。

 

そして、日曜日の午後、クリニックから電話がかかってきて、

"Strep Throat" テストの結果は陽性だった、とのこと。ポーン

ストレップスロートと言うのは、周りの子供が罹った様子を聞いたことがありますが、細菌で扁桃腺が真っ赤に腫れ上がり、高熱が出る、恐ろしい風邪の一種のような病気のようです。日本語に直すと、連鎖球菌性咽頭炎とのこと。何だか字面を見るだけで空恐ろしいではありませんか。発症してから2日ほどは感染力も強いとのこと。今更言われたって、金曜日には学校に行ってるんですけど。

”これから処方箋を薬局に送りますから、30分後に行って薬を受け取ってください。”

 

金曜日と土曜日にニコと濃厚接触のあった親友のお母さんたちにそれぞれ連絡して事情を説明し、二人とも感染していないかだけ確認しました。

 

発症から4日目の今日、やはり喉はかなり痛むようです。幸いにも、明日はニューヨークに大雪警報が出ていて、学校はリモートとのこと。少しゆっくりできるとよいですが。