マンハッタン88丁目の窓から、ニューヨークの日々の生活をお伝えします。

マンハッタン88丁目の窓から、ニューヨークの日々の生活をお伝えします。

ニューヨーク在住20年を超えた自称ニューヨーカーの筆者が、ニューヨークの生な様子をニューヨークの風にのせてお届けします。

今週は仕事でAIを使ってダッシュボードを作りました。一番上には数字だけのサマリー、その下に棒グラフ、一番下には表、というごくごく簡単なものを作りたかったのですが、それを作るだけで数日。AIに私が思っていることを伝えるのに本当に時間がかかったのです。

「最初に作ったバージョンと同じカラースキムで、棒グラフはオレンジと青にせよ。」

「最初のバージョン?了解」

で出てきたのは真っ黒い棒グラフ。

 

「データがロードされていない。」

「。。。。。。。。ロード終了」

それでもグラフは空。

 

あたかも14歳の娘との会話のような会話をAIと繰り返しました。

 

そして、金曜日のお昼過ぎ、ダッシュボードは出来上がりました。ほっとしていると、今度は上司からテキストが。

「ダッシュボードはまだドラフトなんだから、一般に発表するな。完成通知は直ちに消してくれ。」

どうも、AIは私のダッシュボードの完成通知を、勝手に、偉い人がいっぱい入っているチャットグループに送ったらしいのです。びっくり

 

さらに上司とはズームミーティングがあり、彼は誰か上の人たちからお叱りをうけたようでした。

仕方がないので謝まりメッセージを送ることにしました。

 

もちろん、私は書きません。AIに書いてもらいました。

AIは墓穴を掘れる上、墓穴を埋めることもできました。でも、何だか違う気がしてなりません。

 

 

 

 

アメリカには、70年代に始まった、Saturday Night LIve (サタデーナイトライブ)という土曜日の夜中に放映されている、コント、社会・政治風刺、そして毎回ミュージシャンがゲストでパフォーマンスする、というバラエティー番組があります。トランプが政権を握って以来、あまりに毎日信じられないことが起きていますが、SNLでは毎週トランプやその側近そっくりにメイクしたコメディアンが政治を風刺したコントを繰り広げて笑わせてくれ、少しだけ憂さ晴らしになります。

 

その中で、先々週、私が好きなアーティスト、オリビア・ロドリゴが出演。もうそろそろ新しいアルバムが出ないかな、と期待してたところに、新曲が出てきました。私の娘でもおかしくないような歳の若い女の子です。爆  笑曲はもちろん好きですが、女性を売るような媚びたところがあまりなく、サバサバと元気なのが気に入ってます。昭和の日本で言えば、松田聖子ではなく、中森明菜でもなく、小泉今日子、あたりでしょうかね。最近還暦を迎えたコンサートがあったようで、そうか、そんな年になったか、と驚きましたが。

ところで、彼女の紹介をするレモンイエローのスーツの女性、誰だかわかりますか?私はあっと驚きました。もう80歳近いと思うけれど、やはりかっこいいです。Blondieのデビー・ハリー。

 

でも、私が一番好きなのはやはりこの曲かな。


 

 

 

 

 

 

父が鬱病を繰り返しているのをずっと見てきたので自分も鬱病持ちに相違ないとずっと信じていました。事実季節の変わり目には鬱々と気持ちがふさぐのです。最初に始まったのは21歳の時でした。でも、一昨年ごろ、色々なことがあり、うつ病は持っていない、という結論を出しました。もちろん、生きている以上不安やら心の揺れは避けられません。朝起きて、今日一日生きていかれるだろうかと自信が無くなるほど暗い気持ちになることもあります。

 

大昔付き合っていた人が言っていました。

「外の世界は変えられないから自分の心を変えるしかないんだと思う。」

彼自身は結局大した人物では無かったのですが、彼のこの言葉は今でも座右の銘として時々思い出しています。

 

そして、そんな気持ち塞る日の私を癒してくれるもの。Bruno Mars! 14歳の娘に散々馬鹿にされたので滅多に言いませんが、実は結構好きで、Spotifyのプレイリストにも入ってます。特に最近のこの曲、ビデオ。暗い気分でも笑わせてくれます。

 

 

そして実はもう一人、決して笑わせてはくれないけれどクールな気分にさせてくれる人。Tommy Shelby!Cillian Murphyという俳優、トークショーのゲストで喋っているのを見ましたが、Tommyよろしく、無口な人のようで、Introvertな私としては共感が持てました。

 

 

 

我が実家近く、新宿駅西口近くにある中央公園の通りを挟んで向かい側にデニーズがあります。数年前の夏休みに行って以来、娘の大好きなお店になりました。そして、今回も。何の事は無い、パンケーキが好きなだけですが、アメリカには無いドリンクバーも気に入ってしまい、普段飲ませて貰えないようなソーダを何杯もおかわりし、更にティーバッグを幾つか失敬しています。ゴメンなさい。バータン(我が母)にあげるの、というのが名目です。爆  笑

 

 

 

母が住んでいる施設のダイニングホールにはアップライトピアノが置いてあり、是非弾いてください、と書かれた紙も貼ってあります。前回行った時には大昔習ったバッハだとか、モーツァルトだとか、記憶を頼りに弾いたのですが、あまりに久しぶりで指もよく動かず、もどかしく、またちょっと恥ずかしい思いもしました。

 

なので、今回は何曲か家のキーボードで練習しておきました。

「箱根の山」「春の小川」などお年寄りなら知っているだろう、文部省歌ですね。

 

そして、今回意気込んで弾き始めていると、後ろからふいに声がかかりました。

「砂山、って弾ける?」

知らないとは言いづらく、口籠もっていると、歌がお得意の方のようで、歌い始めました。それでもわかりません。聞いたことがない。ショボーン 昭和一桁の方々が学校で習ったような歌なのでしょうかね?

「箱根の山なら弾けますよ」

と弾いて見せましたが

「そんなの知ってるからいいのよ。」

ピアノの上に楽曲の楽譜が置いてあり、ざっと目を通すとありました。「砂山」

簡単な伴奏でしたが、いきなり初見で弾けと言われても。。。。

 

「練習しておきますね」

 

弾いているうち、なんとなく知っているような気もしてきました。件の楽譜本の目次をぱらぱらめくり、少しでも知っている曲を、と「砂の砂漠」を弾いていたところ、今度は後ろから別の声が

 

「下手ね」

母でした。相変わらずの毒舌。最近入退院を繰り返していたので心配していたのですが、毒舌がでるくらいなら大丈夫。爆  笑

けなされて、なんだか懐かしくて嬉しくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

桜咲く。桜散る。昔は合格発表の合否にも使われた桜。やはり桜の頃の東京は格別です。着いたすぐはちょっと冷えましたが、その後は快適に過ごしております。今回、娘の春休みがたまたま長めなので、それに合わせて長めの滞在を満喫しております。

ティーンエイジャーの食欲につられて普段食べないようなものもがっつり食べてます。ニューヨークに戻ったら、体重もがっつり増えていることでしょう。

 

これは、イチゴチョコレートクロワッサンとフレンチトースト。さらに抹茶ラテとアップルジュース。

更に、てんやで天ざる。亡き我が父は天ぷら揚げの達人だったのですが、それに匹敵するくらい美味しかった。

 

家でお留守番してくれているこの子もやはり気がかりではありますが、でも、ちゃんと世話をしてもらっているので大丈夫なはず。

東京の春を引き続き満喫することと致します。

 

 

 

 

 

「ストレンジャーシングス」を作ったダッファー兄弟プロデュースで、新しいホラー番組が始まりました。

一人ではとても見られないので、ホラー好きの14歳の娘を誘って第一話だけ見てみることにしました。RAというレイティングで、本当は子供には向かない、という番組です。でも、子供たちが夢中になっていた「ストレンジャーシングス」にしてもRAでしたし。

 

ネタバレになるといけないので多くは語りませんが、恐怖が次々と積もっていくような設定のお話になっています。何が出てくるのかわからない、という怖さがじわじわと迫ってくるのです。「ストレンジャーシングス」でも、最初の何話かは何が起こるのかわからないけど怖い、という感覚でしたが、その恐怖の盛り上げ方は似ています。

 

レイチェルという女の子が主人公なのですが、若いのに怖がらない。ずんずん突き進んで行きます。綺麗だけどしっかりした顔立ちで、体格もしっかりしている女の子で、この役を演じるのにぴったりな気がしました。

 

私は第2話は見るかどうかわかりませんが、ホラー好きの14歳はすっかり気に入ってしまって、絶対続きも見る、と言っています。

 

 

AIは、もっぱら家でチャットGPTのお世話になっているくらいでした。送られてきたメールの内容がてんでわからないので解説してもらって隠れた意図にびっくりしたり、猫のキャットフードで何が一番健康的か、反抗期の娘をどう扱うか、などなど。

 

そして、とうとう私の仕事にも、遅ればせながらじわじわとAIの波は押し寄せてきました。今まで使っていたAIのその上を行くものが次々と導入され始めました。

 

私は数年前、3ヶ月、週2回6時間ものクラスをとってSQLというデータベースのランゲージを学んだのですが、今や、基本も何もわからなくても『2021年から2024年までに発行された請求書の総額を国別に出せ」と文章で入れると、AIがSQLクエリを書いてくれ、それを回せば、答えが出てきます。びっくり 

 

先週、書いたSQLクエリから表を作り、それを棒グラフにしてみたのですが、上司のインド人が第一声

「なぜ自分で棒グラフを作ったのだ?なぜManus AIを使わなかったのだ?」

 

そして、今度は手順やらチェックリストやらを書面化しろ、と6、7部のドキュメントを作らねばならなくなりました。

それなら、とManus AIを使ってみるや、キーワードを入れて簡単な言葉で文書の作成を依頼するだけで、ものの2、3分でそれっぽいフォーマットで文書が出来上がってくるではありませんか。しかも、著者:Manus とまで書いてあります。爆  笑

 

”Do more with AI"とインド人の上司からやんややんやと言われ、毎日Manus AIと一緒に仕事をしています。かつては、ウェブ上からみつけたものを引用すると、なんだか後ろめたかったものですが、今では、反対に物を考えたり手作業で何かすると効率が悪い、と怒られ、なんだか頭を使ってはいけないような風潮になってきました。

 

大昔、早稲田の学生街にある古本屋のいりぐちに”テレビは文明の敵だ”と張り紙がしてありました。その後、おそらくインターネットが文明の敵だ、と古本屋は言っていたかもしれません。でも、2026年、AIが人類の考える力を奪う、と言うところまで来ているような気がします。中高年の呟きでしょうか。

 

 

 

 

 

日本の父や母に何か送るときには今まで大抵楽天を使っていたのですが、急ぐときにはやはりアマゾンの方が早いのに気づき、今回入院中の母にアマゾンから日常品を送りました。その際間違ってプライムを申し込んでしまい、あ、しまった、と思ったのですが。。。

 

日本のアマゾンのプライムは600円。私はドル決済なので、ドルに直すと3ドルとちょっと。アメリカのアマゾンプライム料金はというと、14ドル。激安ではありませんか。更に、その3ドルちょっとでアメリカのTV番組も映画もたくさん見られるし。

 

良いことが少ない日の続いている私にとって、ささやかな喜びとなりました。折角やっと本を読む気力も出てきたのに、これでまた本も読まなくなってしまいそうです。

 

ちなみに、今読みつつある本は、Ian McEwan の "Atonement" BBCが昨年、イギリス人作家が書いたベスト100の本に入っていたので図書館で借りてみました。決して読み易い本ではありません。ショボーン のめり込めばきっと素晴らしい世界が開けてくるのでしょうけれど。

 

 

 

 

我が家の下の階には、赤ちゃん連れの若いカップルが住んでいます。まだ会ったことはないのですが、頻繁に赤ちゃんの泣き声が聞こえてきます。私が住んでいるアパートは1960年代に建てられたもので、通常その頃に建てられたビルはもっと頑丈にできていて防音もきちっとされているものが多いようなのですが、うちのアパートは、安普請なのでしょうか?上の足音が聞こえることもままありますし、赤ちゃんの高い周波数の声は本当によく聞こえてきます。

 

赤ちゃんが泣くのは仕方がないし、ま、我慢もしますが、昨日の晩は腹に据えかねました。子供をあやそうと、お父さんかお母さんかどちらかが歌を歌い始めたのです。真夜中に。サウンドオブミュージックの中で歌われた曲「エーデルワイス」

確かに静かで綺麗な曲ですから、きっと子供も泣き止むと思っての選曲でしょう。でも、真夜中に誰かが繰り返し繰り返し「エーデルワイス」を歌うと、本人が意図しないとはいえ、それはもう嫌がらせです。ムキー

 

映画「ゴースト」の中でパトリック・スウェイジがウーピー・ゴールドバーグ扮する霊媒師を説得しようと、’Henry the 8th"を繰り返し歌い続けた、あのシーンに近いものがあるかもしれません。爆  笑

 

どうか今晩は誰も歌ったりしませんように。もしまた歌い始めたら、一緒に合わせてエーデルワイスを歌ってしまいましょうかね。